『瀬戸照の静物』

『瀬戸照の静物』
文・画: 瀬戸照


フレーベル館 
2009年3月 初版第1刷発行
120p 
26×26cm 
角背紙装上製本 カバー 
定価3,200円+税



瀬戸照(せと・あきら)画集。
作品図版(カラー)144点。「瀬戸照の世界」に参考図版(カラー)47点。


瀬戸照の静物 01


カバーそで文:

「機械で作られたもののように左右対称だったり、
同じパターンの繰り返しみたいなものは描きたくない。
もっとも自然物は、一見同じように見えても
よく見れば、それぞれ違っている。
単純な繰り返しはどこにもない。
表面を被うすべてのパーツが、バラバラの形と色を持っている。
それら未知のものとの出会いや発見の連続なので楽しくて、
ついつい時間を忘れて描きこんでしまう。
知らない町を歩いたり、学校帰りの道草のような感覚だ。
(本文より)」



目次:

瀬戸照頌歌 (宇野亜喜良)

「枯れゆく」
「草花」を描く
「果実」を描く
「野菜 穀物」を描く
「石」を描く
「かまぼこ板」に描く
「モノクローム」
 ボールペンで描く
 鉛筆で描く

瀬戸照の世界
作品目録
あとがき




◆本書より◆


瀬戸照の静物 04


「カキ 1995年
緑色の実をそのまま乾燥させたら、
皮が黒く変色した。

カキ 1985年
小粒の実が枝についたまま落ちずに乾燥
していたのを、枝ごと折ってきて描く。」



瀬戸照の静物 02


「タマネギ 1999年

赤タマネギ 1987年」



瀬戸照の静物 03


「石 1999年
実物の3倍の大きさで描いた。」





こちらもご参照下さい:

種村季弘 『不思議な石のはなし』











































































































































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『銅版画家 清原啓子作品集 増補新版』

「空中楼閣 バベルの塔 セミラミスの園 ゆるぎない幻視」
(清原啓子制作メモより)


『銅版画家 
清原啓子作品集 
増補新版』

八王子市夢美術館 監修

阿部出版
2017年11月11日 初版第1刷発行
143p
29.6×22cm 並装 カバー
定価3,500円+税


「本書は阿部出版より刊行した『銅版画家 清原啓子作品集』(2014年11月30日発行)に、未収録の素描および未完成作品を加え、再編集し、増補新版として発行したものである。」



本書「清原啓子とリチャード・ダッド」(河村錠一郎)より:

「上野の都立美術館で開催された「若冲生誕300年記念」展に長蛇の列ができた。六本木の新国立美術館の「草間彌生―わが永遠の魂」展もびっくりするほど大勢の来館者で大賑わいだった。(中略)ならばこういえる、清原啓子展に長蛇の列ができなくてなんとする。」


本書には(目次にはないですが)清原氏による詩(制作メモ)が四か所に分散して掲載されています。


清原啓子作品集 01


目次:

序 (川俣高人)

銅版画
 鳥の目レンズ エッチング、アクアチント 1978年
 リチャード・ダッドに エッチング 1978年
 セラピムは夢想する エッチング、アクアチント 1978年
 ケルビムは夢想する エッチング、アクアチント 1978年
 石の花 メゾチント 1979年
 貝殻について エッチング、アクアチント 1979年
 失題 エッチング 1979年
 絵画 エッチング、アクアチント 1979年
 Dの頭文字 エッチング 1980年
 雨期 エッチング 1980年
 雨期の後 エッチング 1980年
 後日譚 エッチング 1980年
 詩人-クセノファネス エッチング 1981年
 海の男 エッチング 1981年
 領土 エッチング 1981年
 卵形のスフィンクス エッチング 1982年
 久生十蘭に捧ぐ エッチング 1982年
 誕生-MAIKO-12月 エッチング 1983年
 夢のスパイロス エッチング 1983年
 凍花天使 エッチング 1984年
 魔都 エッチング 1987年
 月幻 エッチング 1987年
 孤島 エッチング 1987年
 魔都霧譚 エッチング 1987年

素描
 Dの頭文字 1979年頃
 雨期 1979年頃
 雨期の後 1979年頃
 後日譚 1979年頃
 詩人-クセノファネス 1980年頃
 海の男 1980年頃
 領土 1980年頃
 卵形のスフィンクス 1981年頃
 久生十蘭に捧ぐ 1981年頃
 夢のスパイロス 1982年頃
 月幻(幻冬花) 1982年頃
 魔都 1982年頃
 凍花天使 1983年頃
 孤島 1983年頃
 魔都霧譚 1983年
 楽園の薔薇 1984年
 夏の掟 1985年
 夜の翼 1987年
 序章 1987年

解説
 清原啓子とリチャード・ダッド (河村錠一郎)
 清原啓子の十蘭 (江口雄輔)
 師・深沢幸雄との関係について (黒川公二)
 変異する天使像 (滝沢恭司)

試作・未完
 清原啓子の制作ノート (川俣高人)
  題名不詳 ビュラン 1978年頃
  リチャード・ダッドに(試刷) エッチング 1978年頃
  題名不詳 エッチング、アクアチント、ドライポイント 1978年頃
  題名不詳 エッチング、ドライポイント 1978年頃
  題名不詳 アクアチント 1979年頃
  月幻(幻冬花) 鉛筆 1982年頃
  幻冬花 エッチング 1986年頃
  月幻 エッチング 1987年
  月幻(試刷) 1987年
  楽園の薔薇 エッチング 1987年
  楽園の薔薇 鉛筆 1984年
  眠る砂城 エッチング 1987年
  夏の掟 エッチング 1987年
  題名不詳(朝の雫) 鉛筆 1987年頃
  題名不詳(三つの半陰陽) 鉛筆、インク 1987年頃
  鉛筆 制作年不詳
  鉛筆 制作年不詳
  鉛筆 1978年頃
  鉛筆 制作年不詳
  鉛筆 制作年不詳
  鉛筆 制作年不詳
 制作ノートより
  孤島 
   第1回試刷 1984年6月25日
   第3回試刷 1985年10月9日
   第4回試刷 1985年11月16日
   修正後 第8回試刷 1986年1月27日
   再修正後 第9回試刷 1986年2月12日
   試刷最終(修正後)1 1986年3月19日
   (再)第3回修正後 試刷 1987年1月9日
  
資料・付録
 掲載作品リスト
 清原啓子関連文献リスト
 清原啓子年譜
 付録 清原啓子蔵書リスト



清原啓子作品集 02



◆本書より◆


清原啓子制作メモより:

「根底に在る物は 何も変わりはしない
変わって行くのは 形にすぎない
最後まで 続くだろう

仕事を始めようと思う
熱狂も無く 軽快さも無く
諦観と わずかな祈りと 秘密の鍵だけが
ささえになるのだろう

ニーチェの言葉 バシュラールの瞑想
ボルヘスの詩 ボードレールの祈り
美は選ばれた者の内にしか 在りえない
全ての軽さを嫌悪する

読み耽って来た書物
長い時間をかけて 読み散らしてきたもの
神秘の夢 終わりの無い悪夢

私の現実は そこにしか無かった

生まれてきたという罪の 代償が作品か?
果てしなく続く もぐり込む 労働

それ無しに 時からは 逃れられない

何かが見える」



「孤島」より:

「あなたに 問う
何をしに ここに来たのか」



清原啓子制作メモより:

「遠く 呼ぶ
遠く 呼ぶ声
私は ほんの
ほら穴の 受信機」

「瞬間に全てがくずれる
段々と 妙な人間になってゆく
人の事がまるで目に入らない」

「久生十蘭 ハムレット ルドンの黒 ぬめぬめと光るビロードの黒
ダッドの狂気 ナジャ バタイユの祈り 虚無への供物
パランプセスト ド・クウィンシー 夢の宇宙誌 セラピムのその光る翼
他に 何か 忘れただろうか
愛したものの数は たかが知れている」

「眠る事への 違和感と 恐怖
そう言えば 小さい時から 眠らなかった
窓を開けて みた大魔神 ろう下の亡霊
誰が信じてくれよう」

「一語で全てを再現できる様な美しいはりつめた言葉
私の影の生きのびるための言葉と
やさしい おとなしい 静かな 狂気
瞑想に近い 真摯な 眠る 様な 狂気
これからの私の糧となる 美しい言葉と 真摯な狂気を
どうしても手に入れたい
呪われた眠りの言葉
毎日 呪文の様に 繰り返そう
完璧に日常など寄せつけない 栄光の拒絶 と美しい孤独
私のこれからの祈りになる様に」

「完璧でやわらかい気品
しめやかに 香る 狂気
陶器の様な絵肌
細部への 過剰なまでの 執着 密度
力強い ゆるぎない デカダンス 美 知 狂」



清原啓子作品集 03


「ケルビムは夢想する」(エッチング、アクアチント 1978年)。


清原啓子作品集 03a


拡大してみました。


清原啓子作品集 04


「夢のスパイロス」(エッチング、1983年)。


清原啓子作品集 04a


拡大してみました。


「序」(川俣高人)より:

「清原啓子が生きたのは1955年10月から1987年7月までの31年と9か月であった。生涯に残した銅版画は僅かに30点。版画家としての活動期間は学生時代を含めても10年に足りない。」
「その幻想的な作風から窺えるように、文学に耽溺した彼女が名を挙げるのは、久生十蘭、夢野久作、埴谷雄高、中井英夫、三島由紀夫などであり、海外作家ではボードレール、バシュラール、ニーチェ、バタイユ、ボルヘスなど、いずれも幻想的、神秘的ないし耽美的な傾向を持つ者たちだった。文学的な嗜好は当然、美術においても明らかで、ボッシュ、カロ、メリヨン、モロー、ブレスダン、ルドン、それから若冲などが清原の敬愛した画家たちだ。」




◆感想◆


本書巻末に「清原啓子蔵書リスト」として331冊の本のデータが挙げられていますが、そのうちの七割強はわたしも持っている、あるいはかつて持っていた本だったので、たいへん親近感を覚えました。心の病いに関する本も散見されます。

そこで唐突ですが今は亡き清原さんにCDをプレゼントするとしたら、ベーレン・ゲスリン『ミトマニア』か、エルヤーナス・トレッゴード『悦楽の園』であるなとおもいました。


Bären Gässlin - Zwei Schwestern




Älgarnas Trädgård - Two Hours Over Two Blue Mountains With A Cuckoo On Each Side






こちらもご参照ください:

久生十蘭 『平賀源内捕物帳』 (朝日文芸文庫)
※カバーに作品が使用されています。
江口雄輔 『久生十蘭』
※口絵として「久生十蘭に捧ぐ」が掲載されています。
種村季弘 『奇想の展覧会』
※「天使のまばたき――清原啓子作品集のために」収録。
徳田良仁 『創造と狂気』 (講談社現代新書)
※「清原啓子蔵書リスト」中の一冊。
『生誕三〇〇年記念 若冲 展』 (2016年)




























































Arthur Rackham 『Rackham's Color Illustrations for Wagner's "Ring"』

Arthur Rackham 
『Rackham's
Color Illustrations
for Wagner's
"Ring"』

Text by James Spero

Dover Publications, Inc., Mineola, New York, 1979
vii, 64pp, 27.7x21.3cm, paperback
Cover design by Jeff A. Menges


「Original Dover (1979) publication of all the full-color illustrations and selected black-and-white vignettes from *Siegfried & The Twilight of the Gods* (1911) and *The Rhinegold & The Valkyrie* (1912), both published by William Heinemann, London, and Doubleday, Page & Co., New York. New introduction and captions by James Spero. 64 illustrations. 9 vignettes.」



アーサー・ラッカム挿絵本ワーグナー『ニーベルングの指環』から、カラー図版全点(64点)と、カット(モノクロ)15点を掲載した本です。
ラッカムの『指輪』は、かつて新書館からワーグナーの台本(英訳からの重訳)付きで四分冊のものが出ていましたが、図版は本書のほうが大きめでよいです。ジェームズ・スピーロによって新たに付された長めのキャプションを続けて読めばあらすじがわかるようになっています。


rackham - ring 01



◆本書より◆


rackham - ring 02


ワルキューレたち。カラスの羽根兜がかっこいいです。


rackham - ring 03


ドラゴンに変身したファフニール。


rackham - ring 04


ノルンたち。


rackham - ring 05



























































『An Edmund Dulac Treasury』 (Dover)

『An
Edmund
Dulac
Treasury』

116 Color Illustrations
Selected and edited by Jeff A. Menges

Dover Publications, Inc., Mineola, New York, 2011
xii, 113pp [plates], 28x21.2cm, paperback


「This Dover edition, first published in 2011, is an original compilation of Edmund Dulac illustrations reprinted from various sources.」



エドマンド・デュラック傑作集。図版(プレート)113点、口絵1点、「Introduction」中に参考図版2点。計116点。図版はすべてカラーです。
同じ編者によって同じ出版社から刊行されている『Dulac's Fairy Tale Illustrations in Full Color』(2004年)と、なぜか9点も(本書のプレート番号でいうと16、55、57、61、62、65、78、90、92)重複していますが、同じ作品でも印刷によって微妙に色合いが違ったりするのでそれはそれでよいです。


edmund dulac treasury 01


内容:

Introduction (Jeff A. Menges)

Wake! For the Sun behind you Eastern height / Has chased the Session of the Stars from Night; / And, to the field of Heav'n asending, strikes / The Sultan's Turret with a Shaft of Light
 (The Rubaiyat of Omar Khayyam, 1909)

To ―― (Mrs. Marie Louise Shew)
 (The Bells and Other Poems by Edgar Allan Poe, 1912)

"Madame s'est piqué le doigt,"
 (The International Studio, 1908)

Jane Eyre by Charlotte Bronte (D.M. Dent & Sons, Ltd., London and Toronto, 1905)
 1. Days of blue sky, placid sunshine.
 2. I now drew near him again.
 3. I gave them all the money I happened to have in my purse.
 4. I sank on the wet doorstep.
 5. Most of the morning was spent in the open air.

Firelight Tales by Z.A.R. Nesbit (Thomas Nelson and Sons, New york, 1907)
 6. Feeding the Birds
 7. In the Village

Stories from The Arabian Nights, retold by Laurence Housman (Hodder and Stoughton, London, 1907)
 8. When having brought into submission all the rest of my race.
 9. He arrived within sight of a palace of shining marble.
 10. The Queen of the Ebony Isles.
 11. Their chief in a low but distinct voice uttered the two words "Open Sesame!"
 12. Having transformed himself by disguise.
 13. Till the tale of her mirror contented her.
 14. Pirouzè, the fairest and most honourably born.
 15. The ship struck upon a rock.
 16. The Princess of Deryabar.

My Days with The Fairies by Mrs. Rodolph Stawell (enlarged from "Fairies I Have Met") (Hodder and Stoughton, London, 1907)
 17. "Please," she said, "I want to be a nightingale."
 18. She smiled at him very graciously when he was introduced to her.
 19. Drop-of-Crystal was too busy to speak.
 20. Of course the Dear Princess. . . . wore the great opal on the day that she was married.
 21. The other people in the book looked at her in surpise.

The International Studio, Volume 36 (John Lane Company, New York, 1908)
 22. The Dream Vendor
 23. The Masqueraders
 24. Father Time

Lyrics Pathetic and Humorous from A to Z by Edmund Dulac (Frederick warne & Co., London and New York, 1908)
 25. B was a burly burgrave
 26. D was a dignified dame
 27. K was a kind-hearted King
 28. L was a Lorn little lass
 29. N was a neat necromancer
 30. Q was a quaint dainty queen

Shakespeare's Comedy of the Tempest (Hodder and Stoughton, London, 1908)
 31. Act I, Scene 2. Prospero. What seest thou else / In the dark backward and abysm of time?
 32. Act I, Scene 2. Prospero. A rotten carcass of a butt, not rigg'd, / Nor tackle, sail, nor mast.
 33. Act I, Scene 2 Ariel. Full fathom five thy father lies; / Of his bones are coral made; / Those are pearls that were his eyes.
 34. Act III, Scene 1. Ferdinand. Here's my hand. / Miranda. And mine, with my heart in't.
 35. Act III, Scene 3. Ariel. You are three men of sin.
 36. Act IV, Scene 1, Iris. Thy turfy mountains, where live nibbling sheep.
 37. Act V, Scene 1. Prospero. Ye elves of hills, brooks, standing lakes and groves.
 38. Act V, Scene 1. Prospero. And ye that on the sands with printless foot / Do chase the ebbing Neptune.
 39. Act V, Scene 1. Prospero. Graves at my command / Have waked their sleepers.
 40. Act V, Scene 1. Prospero. Calm seas, auspicious gales, / And sail so expeditious.

The Rubaiyat of Omar Khayyam, rendered into English verse by Edward Firzgerald (Hodder and Stoughton, New York and London, 1909)
 41. Heav'n but the Vision of fulfill'd Desire, / And Hell the Shadow of a Soul on fire, / Cast on the Darkness into which Ourselves, / So late emerg'd from, shall so soon expire.
 42. With me along the strip of Herbage strown / That just divides the desert from the sown, / Where name of Slave and Sultan is forgot - / And Peace to Mahmud on his golden Throne!
 43. Here with a little Bread beneath the Bough, / A Flask of Wine, a Book of Verse - and Thou / Beside me singing in the Wilderness - / Oh, Wilderness were Paradise enow!
 44. The Palace that to Heav'n his pillars threw, / And Kings the forehead on his threshold drew - / I saw the solitary Ringdove there, / And "Coo, coo, coo," she cried; and "Coo, coo, coo."
 45. Alike dor those who To-day prepare / And those that after some To-morrow stare, / A Muezzin from the Tower of Darkness cries, / "Fools! your Reward is neither Here nor There!"
 46. Earth could not answer: nor the Seas that mourn / In flowing Purple, of their Lord forlorn; / Nor Heaven, with those eternal Signs reveal'd / And hidden by the sleeve of Night and Morn.
 47. Do you, within your little hour of Grace, / The waving Cypress in your Arms enlace, / Before the Mother back into her arms / Fold, and dissolve you in a last embrace.
 48. So when at last the Angel of the drink / Of Darkness finds you by the river-brink, / And, proffering his Cup, invites your Soul / Forth to your Lips to quaff it - do not shrink.
 49. And lately, by the Tavern Door agape, / Came shining through the Dusk an Angel Shape / Bearing a Vessel on his Shoulder; and / He bid me taste of it; and 'twas - the Grape!
 50. Yet Ah, that Spring shold vanish with the Rose! / That Youth's sweet-scented manuscript should close! / The Nightingale that in the branches sang, / Ah whence, and whither flown again, who knows?

The Sleeping Beauty and Other Fairy Tales, retold by Sir Arthur Quiller-Couch (Hodder and Stoughton, London, 1910)
 51. And there, on a bed the curtains of which were drawn wide, he beheld the loveliest vision he had ever seen.
 52. Her head nodded with spite and old age together, as she bent over the cradle.
 53. She touched the Princess's tutors and the Court professors in the middst of their deep studies.
 54. The ruddy faces of the switzers told him that they were no worse than asleep.
 55. They overrun the house without loss of time.
 56. And there, in a row, hung the bodies of seven dead women.
 57. You SHALL go in, and take your place among the ladies you saw there!
 58. The unhappy FATIMA cried up to her: - "Anne, Sister Anne, do you see any one coming?"
 59. They overtook him just as he reached the steps of the main porch.
 60. He had been fasting for more than twenty-four hours, and lost no time in falling to.
 61. She found herself face to face with a stately and beautiful lady.

Stories from Hans Andersen (Hodder and Stoughton, New York and London, 1911)
 62. Many a winter's night she flies through the streets and peeps in at the windows, and then the ice freezes on the panes into wonderful patterns like flowers.
 63. She read all the newspapers in the world, and forgotten them again, so clever is she.
 64. Even Death himself listened to the song and said, "Go on, little nightingale, go on!"
 65. The Fairy dropped her shimmering garment, drew back the branches, and a moment after was hidden within their depths.
 66. Once more she looked at the prince, with her eyes already dimmed by death, then dashed overboard and fell, her body dissolving into foam.
 67. Wlademar Daa hid it in his bosom, took his staff in his hand, and, with his three daughters, the once wealthy gentleman walked out of Borreby Hall for the last time.

The Bells and Other Poems by Edgar Allan Poe (Hodder and Stoughton, New York and London, 1912)
 68. The Bells
 69. SIlence
 70. The Raven
 71. To One in Paradise
 72. Lenore
 73. The Haunted Palace
 74. Eldorado
 75. To the River
 76. Bridal Ballad

Sindbad the Sailor and Other Stories from the Arabian Nights (Hodder and Stoughton, New York and London, 1914)
 77. The Episode of the Snake
 78. Aladdin and the Efrite
 79. The Lady Bedr-el-Budur at Her Bath
 80. Aladdin Finds the Princess in Africa
 81. The Lady Bedr-el-Bududr and the Wicked Magician
 82. The Room of the Fruits Prepared for Abu-l-Hasan

Delights of Other Days by Edmund Dulac (Illustrated London News, April 22, 1916)
 83. The Serenade
 84. The Promenade
 85. The Gift
 86. The Love Poem

Edmund Dulac's Fairy Book (Hodder and Stoughton, Ltd., London, 1916)
 87.The Buried Moon
  In her frantic struggles the hood of her cloak fell back from her dazzling golden hair, and immediately the whole place was flooded with light.
 88. The Serpent Prince
  When Grannmia saw her strange lover, she alone remained calm and courageous.
 89. The Blue Bird
  The Prince took a carriage drawn by three great frogs with great big wings. . . Truitonne came out mysteriously by a little door.
 90. Bashtchelik (or, Real Steel)
  The Prince, looking out, saw him snatch up the Princess . . . and soar rapidly away.
 91. Bashtchelik (or, Real Steel)
  The Palace of the Dragon King
 92. The Friar and the Boy
  The Friar, bound fast to the post, squirmed and wriggled, showing plainly that he would foot it if he could.
 93. Urashima Taro
  Urashima was so enchanted that he could not speak a word.
 94. The Fire Bird
  With a scream the Princess rushed forward, and, before her wicked sister could prevent her, she had upset the cauldron with a crash.

Tanglewood Tales by Nathaniel Hawthorne (Hodder and Stoughton, New York and London, 1918)
 95. She Shook her hands over the multitude below, as if she were scattering a million of curses among them.
 96. So now the battle was ended. . . . and all the wickedness and the ugliness that infest human life, were past and gone for ever.
 97. She scamperedd across the sand, took an airy leap, and plunged right in among the foaming billows.
 98. They made haste to wallow down upon all fours.
 99. But neither could Pan tell her what had become of Proserpina any better than the rest of these wild people.
 100. The good Chiron taught his pupils how to play upon the harp.
 101. Jason appointed Tiphys to be helmsman because he was a star-gazer.
 102. He caught one of them by the horn, and the other by his screwed-up tail.

Treasure Island by Robert Louis Stevenson (George H. Doran Company, New York, 1927)
 103. Striking the Jolly Roger
 104. The Jolly Boar's Last Trip
 105. Boarding the Hispaniola
 106. Hand's Death
 107. The Black Spot Again

A Fairy Garland; Being Fairy Tales from the Old French (Charles Scribner's Sons, New York, 1929)
 108. The Fairy Song
 109. The Kind and Puss in Boots
 110. Uglinette in the Enchanted Wood
 111. Fortunata and the Hen
 112. Fudge Discovers Mayblossom
 113. The Pursuit




◆本書より◆


edmund dulac treasury 02


「The Rubaiyat of Omar Khayyam」(ルバイヤット)より。

「Wake! For the Sun behind you Eastern height
Has chased the Session of the Stars from Night;
And, to the field of Heav'n asending, strikes
The Sultan's Turret with a Shaft of Light」



mund dulac treasury 03


「Shakespear's Comedy of the Tempest」(テンペスト)より。

「Full fathom five thy father lies;
Of his bones are coral made;
Those are pearls that were his eyes.」



edmund dulac treasury 08


「Shakespear's Comedy of the Tempest」(テンペスト)より。

「Ye elves of hills, brooks, standing lakes and groves.」


edmund dulac treasury 04


「Shakespear's Comedy of the Tempest」(テンペスト)より。

「And ye that on the sands with printless foot
Do chase the ebbing Neptune.」



edmund dulac treasury 04b


同、部分。


edmund dulac treasury 05


「Edmund Dulac's Fairy Book」所収「The Serpent Prince」より。

「When Grannmia saw her strange lover, she alone remained calm and courageous.」


edmund dulac treasury 06


向って右が本書、左は『Dulac's Fairy Tale Illustrations in Full Color』(2004年)より。同じ作品ですが微妙に色合いが違っています。





























































































『Alastair Drawings & Illustrations』 (Dover)

『Alastair
Drawings & Illustrations』

Edited and with an Introduction by David A. Beronä

Dover Publications, Inc., Mineola, New York, 2011
ix+110 plates+1p (Acknowledgments)+1p (Sources), 28x21.2cm, paperback
Cover design by John M. Alves



アラステアことハンス・ヘニング・フォークト(Baron Hans Henning Voigt)のイラスト選集、カラー印刷です。


alastair 01a


内容:

Introduction (David A. Beronä)
Book Notes

Plates
from "Forty-Three Drawings by Alastair"
 1. Carmen: Je vais danser pour vous
 2. Saints and the Lady of Pain
 3. La Dame Aux Camelias
 4. L'oiseau Peu Blessé
 5. La Dame Herodias
 6. Madame Elonora Duse
 7. The Lace Hat (Erdgeist)
 8. En Jockey (Erdgeist)
 9. Skirt Dance (Erdgeist)
from "The Sphinx"
 10. Ashtaroth
 11. "Or that young god, the Tyrian, who was more amorous than the dove of Ashtaroth?"
from "Carmen"
 12. Die Umarmung
 13. Die Galane
 14. Der Todesstoß
 15. Der Tod
from "Die Buchse der Pandora"
 16. [untitled]
 17. [untitled]
 18. [untitled]
 19. [untitled]
from "Erdgeist"
 20. [untitled]
 21. [untitled]
from "Die Rache einer Frau"
 23. [untitled]
 24. [untitled]
from "Salome"
 25. [untitled]
 26. [untitled]
from "Fifty Drawings by Alastair"
 27. Salome and Jokanaan (Illustration for "Salome")
 28. Herodias (Illustration for "Salome")
 29. Herod (Illustration for "Salome")
 30. Salome (Illustration for "Salome")
 31. The Torture of Cavaradossi (Illustration for "La Tosca")
 32. Harold (Illustration for "The Blind Bow-Boy")
 33. Ronald (Illustration for "The Blind Bow-Boy")
 34. Fannie (Illustration for "The Blind Bow-Boy")
 35. Lasaris (Illustration for "Erdgeist")
 36. "I poisoned your mother in this room" (Illustration for "Erdgeist")
 37. Demons (Illustration for "The Temptation of St. Anthony")
 38. The Indian Venus (Illustration for "The Temptation of St. Anthony")
 39. Death and the Bride (Illustration for "The Temptation of St. Anthony")
 40. Sword Dancer (Illustration for "The Temptation of St. Anthony")
 41. Crucifixion (Illustration for "The Temptation of St. Anthony")
 42. Prostitution (Illustration for "The Temptation of St. Anthony")
from "Sebastian van Storck"
 43. "Sebastian van Storck, confessedly the most graceful performer in all that skating multitude."
 44. "It was here that Sebastian could yield himself to the supremacy of his difficult thoughts."
 45. "And it was in the saving of this child that Sebastian had lost his life."
from "Red Skeletons"
 46. Our Lady of Pain
 47. Salammbô
from "The Fall of the House of Usher"
 48. [untitled]
 49. [untitled]
from "L'Anniversaire de L'Infante"
 50. Le Nain qui Danse
 51. La Fanfare
 52. Les Fouleurs de Raisin
from "Manon Lescaut
 53. The Young Lovers
 54. A Self-Portrait
 55. Departure
 56. The Message
 57. Disagreement
 58. The End
from "Les Liaisons Dangereuses"
 59. Devil's Intrigue
 60. Bad Counsel
 61. Serpent and Mask
 62. Virtue and Danger
from "Forty-Three Drawings by Alastair"
 63. Design for a Poster
from "The Sphinx"
 64. "O tell me, were you standing by when Isis to Osiris knelt?"
 65. "Sing to me of that odorous green eve when crouching by the marge. You heard from Adrian's gilded barge the laughter of Antinous."
 66. "Or did you when thesun was set climb up the cactus-covered slope. To meet your swarthy Ethiop whose body was of polished jet?"
 67. "Or had you shameful secret quests and did you harry to your home. Some Nereid coiled in amber foam with curious rock-crystal breasts?"
 68. "Or Pasht, who had green beryls for her eyes?"
 69. "....Leave me to my crucifix. Whose palid burden, sick with pain, watches the world with wearied eyes. And weeps for every soul that dies, and weeps for every soul in vain."
from Carmen
 70. Gitane
 71. Don José ist Zurück
 72. Ich will für Euch tanzen, Don José
 73. Vor dem Stierkampf
from "Die Buchse der Pandora"
 74. [untitled]
 75. [untitled]
 76. [untitled]
 77. [untitled]
 78. [untitled]
from "Erdgeist
 79. [untitled]
 80. [untitled]
 81. [untitled]
from "Die Rache einer Frau
 82. [untitled]
 83. [untitled]
 84. [untitled]
 85. [untitled]
from "Salome"
 86. [untitled]
 87. [untitled]
 88. [untitled]
from "Fifty Drawings by Alastair"
 89. Salome and a Guard (Illustration for "Salome")
 90. Herodias: "My daughter has done well" (Illustration for "Salome")
 91. Anger (Illustration for "The Temptation of St. Anthony")
from "Sebastian van Storck"
 92. "As she sat there beside the Clavecin looking very ruddy and fresh in her white satin, trimmed with glossy crimson swans-down."
 93. "The artists and their wives were come to supper again."
 94. "She confessed to her mother the receipt of the letter - the cruel letter that had killed her."
from "Red Skeletons"
 95. Crucifixion
 96. Lamentation
 97. Red Icebergs
 98. Bella Res Est Mori Sua Morte
from "L'Anniversaire de L'Infante
 99. La Reine Nostalgique
 100. La Nain Mort
 101. Las Dansuers de la Vierge
 102. Les Singes de Barbarie
from "Manon Lescaut"
 103. At the Play
 104. The Closed Gate
 105. The Passionate Embrace
 106. Chamber Music
from "Les Liaisons Dangereuses"
 107. Servants at the Keyhole
 108. The Chinese Parasol
 109. Passionate Embrace
 110. The Insulting Bird

Acknowledgments
Sources



alastair 01b



◆本書より◆


「Introduction」(David A. Beronä)より:

「There is a time when each of us feels different from everyone else, and this insight marks a pivotal moment in our lives. Many of us immediately shake off the feeling and find a way to fit in. Others hold that difference close, as though it were a small flame we must protect from being extinguished. Many of us cannot define that difference we feel in ourselves, yet we know it is always present. It may take a moment or a lifetime to define, but if we let that difference grow it becomes our defining nature. For many, the outlet for that difference is expressed through the arts. This was the case with a man named Hans Henning Voigt, later referred to simply as Alastair, whose personal and artistic life was one of distinctiveness.」

(自分が他の誰とも似ていないと感じる時があって、そのような洞察は生き方を決定するものだ。多くの者はそのような感覚を直ちに振り払って社会に適合しようとするが、違いをあたかも小さな炎のように、吹き消されないようしっかり守ろうとする者もある。己れのうちに感じるこうした異質性を明確なものにするのは難しいにしても、それは現実にそこにあるものだ。時間がかかるかもしれないが、違いを育てることによってそれは決定的な特質となる。多くの場合、違いは芸術を通して表現される。ハンス・ヘニング・フォークト――のちにアラステアと呼ばれることになる人間の場合がそうであって、その私生活そして芸術生活は独自性の現われそのものであった。)


「There he met Marchesa Luisa Casati, one of the wealthiest people in Italy. Casati, a strikingly beautiful and bizarre woman who lived a totally self-involved life, was constantly surrounded by scandal due to her blatant disregard for bourgeoisie morals. Casati was the inspiration behind the illustration called "Ashtaroth" from *The Sphinx*. 」

(アラステアはイタリア有数の富豪マルケッサ・ルイザ・カザーティと出会う。きわだって美しく変り者の女の人であったカザーティは徹底的に傍若無人な人生を生きた人で、市民的良識など頭から無視していたので不祥事が絶えなかった。カザーティは「アシュタロト」(『スフィンクス』所収)のインスピレーション源になった。)


alastair 02


「スフィンクス」(オスカー・ワイルド)より「アシュタロト」。


alastair 03


「カルメン」(メリメ)より。


alastair 04


「女の復讐」(バルベー・ドールヴィイ)より。


alastair 05


「サロメ」(オスカー・ワイルド)より。


alastair 06


「王女の誕生日」(オスカー・ワイルド)より。


alastair 07


「サロメ」より。


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「カルメン」より。



























































































プロフィール

ひとでなしの猫

Author:ひとでなしの猫
ひ-2-改(ひとでなしの猫 2 改訂版)

◆「樽のなかのディオゲネス」から「ねこぢる」まで◆

Koro-pok-Guru
Away with the Fairies

難破した人々の為に。

分野: パタフィジック。

趣味: 図書館ごっこ。

好物: 鉱物。スカシカシパン。タコノマクラ。

将来の夢: 石ころ。

尊敬する人物: ジョゼフ・メリック、ジョゼフ・コーネル、尾形亀之助、森田童子。

ハンス・アスペルガー・メモリアル・バーベキュー。

※心の傷、胸焼け、劣等感等ある場合が御座いますが概ね良好な状態になります。

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