Lester Burbank Bridaham 『The Gargoyle Book』 (Dover)

Lester Burbank Bridaham
『The Gargoyle Book
572 Examples from
Gothic Architecture』

Introduction by Ralph Adams Cram

Dover Publications, Inc., New York, 2006
224pp, 27.8x21.3cm, paperback


Unabridged republication of the work originally published in 1930 by the Architectural Book Publishing Co., Inc., New York, under the title *Gargoyles, Chimeres, and the Grotesque in French Gothic Sculpture*.



モノクロ図版572点。
本書は1930年に刊行されたゴシック彫刻写真集の再刊本です。タイトルは「ガーゴイルの本」ですが、内容はガーゴイルだけでなくゴシック彫刻全般にわたっています。


gargoyle book 01


内容:

Introduction (Ralph Adams Cram)
Author's Introduction (Lester Burbank Bridaham)
 I. Gothic Period
 II. The Religious Processions
 III. The Mystery Plays
 IV. The Feast of Fools and Other Fetes
 V. The Mediaeval Feeling toward Animals
 VI. Symbolism
 VII. Tympanum Sculpture and the Last Judgment
 VIII. Gargoyles
 IX. Chimeres
 X. Heads
 XI. Woodwork

Illustrations
 Gargoyles of Reims Cathedral after the War (Frontispiece)
 I. Symbolic Details
 II. Non-Symbolic Details
 III. Tympanum Sculpture and the Last Judgment
 IV. Gargoyles
  (a) Simple types
  (b) Compound types
  (c) Modern Gothic Types
  (d) Renaissance types
 V. Cimeres
  (a) Original types
  (b) Modern Examples
 VI. Heads
 VII. Capitals and Miscellaneous Compositions
 VIII. Woodwork

Bibliography




◆本書より◆


gargoyle book 02


gargoyle book 03


gargoyle book 04


gargoyle book 05




こちらもご参照ください:

Michael Camille 『Image on the Edge: The Margins of Medieval Art』
































































































































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Christopher de Hamel 『Meetings with Remarkable Manuscripts』

Christopher
de Hamel 
『Meetings
with
Remarkable
Manuscripts』


Allen Lane, an imprint of Penguin Books, 2016
v, 632pp, 24.8x16cm, hardcover, dust jacket
Printed in Germany by Mohn Media
Cover design: Jim Stoddart
Cover: detail from the Morgan Beatus M 644, folio 252v



本書はペーパーバック版も出ていますが、分厚い本なのでペーパーバックだと背割れしそうなのでハードカバー版をアマゾンで注文しておいたが届いたのでよんでみました。


de hamel - meetings with remarkable manuscripts 01


de hamel - meetings with remarkable manuscripts 02


Contents:

Introduction

CHAPTER ONE:
The Gospels of Saint Augustine
late sixth century
Cambridge, Corpus Christi College,
MS 286

CHAPTER TWO:
The Codex Amiatinus
c. 700
Florence, Biblioteca Laurenziana,
Cod. Amiat. 1

CHAPTER THREE:
The Book of Kells
late eighth century
Dublin, Trinity College,
MS 58

CHAPTER FOUR:
The Leiden *Aratea*
early ninth century
Leiden, Universiteitsbibliotheek,
Cod. Voss. Lat. Q79

CHAPTER FIVE:
The Morgan Beatus
mid-tenth century
New York, Morgan Library and Museum,
M 644

CHAPTER SIX:
Hugo Pictor
late eleventh century
Oxford, Bodleian Library,
MS Bodley 717

CHAPTER SEVEN:
The Copenhagen Psalter
third quarter of the twelfth century
Copenhagen, Kongelige Bibliotek,
MS Thorr 143 2°

CHAPTER EIGHT:
The *Carmina Burana*
first half of the thirteenth century
Munich, Bayerische Staatsbibliothek,
Clm 4660

CHAPTER NINE:
The Hours of Jeanne de Navarre
second quarter of the fourteenth century
Paris, Bibliothèque nationale de France,
ms n.a. lat. 3145

CHAPTER TEN:
The Hengwrt Chaucer
c. 1400
Aberystwyth, National Library of Wales,
Peniarth MS 392 D

CHAPTER ELEVEN:
The Visconti *Semideus*
c. 1438
St Petersburg, National Library,
Cod. Lat.Q.v.XVII.2

CHAPTER TWELVE:
The Spinola Hours
c. 1515-20
Los Angeles, J. Paul Getty Museum,
MS Ludwig IX.18

Epilogue

Bibliographies and notes
List of illustrations
Index of manuscripts
Index of people



de hamel - meetings with remarkable manuscripts 03



◆本書より◆


「The Carmina Burana」より:

「A curious thing about being made to wear white gloves in the reading-room - you will think I am obsessed with this topic - is that by now they had become really dirty, having evidently picked up 800 year's worth of dust clinging to the pages, even though I was extremely careful to touch only the corners of the margins. Far from me soiling the manuscript with my hand, the transference of dirt was actually the other way round. In turn, blackened gloves surely themselves become a hazard if one then touches clean pages. There is a sad addendum to this. I carefully brought the gloves home as a precious souvenir, stained by the *Carmina Burana*, and my shocked wife found them and put them straight into the wash.」



◆本書について◆


本書は現存する主要な中世ヨーロッパ写本から制作年代・地域・内容・現在の所蔵場所にヴァラエティをもたせつつ選ばれた12冊を中世写本研究の第一人者である著者が各写本を実際に手にして精査した体験に基いて解説している本です(最初と最後の写本については著者自身がその歴史に一枚かんでいます――前者ではウェストミンスター寺院でのローマ教皇とカンタベリー大主教の会見の場に写本を手にして居合わせ、後者はそれまで存在を知られていなかった写本をサザビーズで担当して世に知らしめました)。そういうわけで、本書を通読すれば中世ヨーロッパ写本についての概観を得ることができますが、それと同時に紀行文あるいは写本エッセイとしても興味深い内容になっています。
本書のタイトル「注目すべき写本との出会い」はたぶんグルジェフの「注目すべき人々との出会い」のパロディですが、それは編集者の意向によるもので、著者自身は「Interviews with Manuscripts」(写本との面会)としたかったようです。著名な写本を実際に手に取るのは有名人に会うのと同じで煩瑣な手続きや厳しい条件が課せられますが、そのへんのことや応対した係員の服装や態度とか写本が保管されている施設の環境や内部の様子、ロシアでは閲覧室でチョコレートを出してくれたりとか、そういうことも書かれています。著者は写本の色とか匂い、手触りなど、ファクシミリやデジタル画像ではわからないそれぞれの写本の特質についても、まさに五感を総動員して語っています(手袋の着用を義務付けられることに対する著者の反感も、直に写本に触れてより多くの情報を得たいという気持のあらわれでしょう。著者は羊皮紙の色や匂いや手触りでどこの国で作られたものかがわかると言います)。写本の遊び紙(flyleaf)や余白に記された歴代の所有者や閲覧者による書き込みなどについてもおろそかにしていないです。
著者は各写本に対する客観的な評価と同時に自分自身の好みを主張することも忘れていないので、写本界の人気スターともいうべき「ケルズの書」については、絵は下手くそで装飾過多だがテキストページは美しい、というような言い方をしていますが、「ケルズの書」は関連グッズも売られていて産業化しつつあり、カラー図版は6点以上掲載してはいけないとか(※)禁止事項も多いようなので、そういう点に対する反発心もあるのかもしれないです。本書には怪奇小説家として有名な古文書学者M・R・ジェイムズ(「who in his time had probably handled more medieval manuscripts than anyone then alive」同時代の誰よりも多くの中世写本を手に取った)への言及が散見されますが、14世紀ゴシック絵画を愛好した(「happiest with the grace of fourteenth-century gothic painting」)やや保守的なジェイムズに著者は共感するところがあるようです。
そういうわけで本書は写本の図版(中身だけでなく製本の現状や余白の書き込みなども)や所蔵施設(建物)の写真などもたくさん入っているし、紀行エッセイ感覚でよみすすむうちに写本情報だけでなくいろんな豆知識も得られるのでよいです。

※それプラスモノクロ図版も6点まで、ということで、本書は基本的に写本図版はカラーで掲載されていますが、「ケルズの書」に限ってはモノクロ図版が6点交っています。




こちらもご参照ください:

Christopher de Hamel 『Medieval Craftsmen : Scribes and Illuminators』
Ingo F. Walther/Norbert Wolf 『Masterpieces of Illumination』

















































エミール・マール 『ロマネスクの図像学』 田中・池田・磯見・成瀬・細田 訳 全二冊

エミール・マール 
『中世の図像体系 1 
ロマネスクの図像学 (上)』 

田中仁彦・池田健二・磯見辰典・成瀬駒男・細田直孝 訳

国書刊行会 
1996年11月15日 初版第1刷印刷
1996年11月20日 初版第1刷発行
372p 原註23p 
A5判 丸背紙装上製本 カバー 
定価4,800円(本体4,660円)
装幀: 中島かほる


エミール・マール 
『中世の図像体系 2 
ロマネスクの図像学 (下)』
 
田中仁彦・池田健二・磯見辰典・成瀬駒男・細田直孝 訳

国書刊行会 
1996年11月15日 初版第1刷印刷
1996年11月20日 初版第1刷発行
335p 関連地図7p 
索引・原註・補遺44p
A5判 丸背紙装上製本 カバー 
定価4,800円(本体4,660円)
装幀: 中島かほる



本書「凡例」より:

「本書は、Émile Mâle; L'Art religieux du XIIe siècle en France (1922) の全訳である。序言~6章までを上巻に、7章~11章までを下巻に収めた。」
「底本の図版253枚はすべて収録し、(中略)写真は原則として原本のものを使用したが、不鮮明なものについては訳者撮影の写真等と差し替えた。また、(中略)教会の全景写真を中心に54枚の図版を追加した。」
「下巻巻末の地図はあらたに作成したものである。」



マール ロマネスクの図像学 上 01


上巻 帯文:

「聖人、巡礼、典礼、演劇、異端、修道士たちの学識と夢……図像を通して中世の精神を読み解く壮大な試み!」


上巻 帯背:

「ヨーロッパ中世を
再発見するための鍵」



マール ロマネスクの図像学 下 01


下巻 帯文:

「中世の人びとは何を思い、どのように死んでいったのか?……各分野から最高の評価を受ける名著の待望の完訳!」


下巻 帯背:

「石の上に刻み込まれた
偉大な思想」



上巻 目次:

序言

第1章 モニュメンタルな大彫刻の誕生と写本群の影響
 Ⅰ 古代世界の末期に彫刻は消滅した/オリエント芸術の勝利/写本挿絵の影響のもとに、彫刻は十一世紀末の南フランスにふたたび出現する
 Ⅱ スペインのベアトゥスによる『黙示録』の写本挿絵/フランスとスペインの関係/モアサックのタンパンはベアトゥスの『黙示録』写本挿絵の模倣である/ベアトゥスの『黙示録』写本挿絵を発想源としたモアサックの修道院回廊の柱頭彫刻/ベアトゥスの『黙示録』はサン・ブノア・シュル・ロアール、ラ・ランド・ド・キュブザック、ポアティエのサン・ティレールでも模倣された
 Ⅲ モアサック芸術における他の写本挿絵の影響/スイヤックの中央柱とリモージュのサン・マルシアルの聖書/モアサックの「悪しき金持ち」と諸写本
 Ⅳ 諸写本挿絵とオーヴェルニュの柱頭彫刻/クレルモン及びロアイアの柱頭彫刻/ノートルダム・デュ・ポールのタンパン
 Ⅴ 諸写本挿絵とローヌ河流域の芸術/ヴァランスのタンパン/アルルとニームの浮彫彫刻/サン・ジルの受難図とオーセールの南フランス系写本
 Ⅵ 壁画とブルゴーニュ彫刻の関係/シャルリューの扉口とラヴォデューの壁画/アンズィ・ル・デュックの扉口/ヴェズレーの扉口と写本挿絵
 Ⅶ 外国からの借用例/リポールの浮彫は『ファルファ聖書』の模倣である
 Ⅷ 写本挿絵から借りられた装飾的モチーフ/ライオンの背中の上に立つ柱/がんぎ刳り形と銃眼模様雷文/束ね柱/タンパンの形態
 Ⅸ 写本挿絵の模倣ということが十二世紀彫刻のいくつかの性格を説明する
第2章 十二世紀の図像の複合性――そのヘレニズム的、シリア的、ビザンティン的起源
 Ⅰ 十二世紀の図像は写本の挿絵によって説明される
 Ⅱ 初期の時代の二つの図像/ヘレニズム的図像/カタコンベの芸術/ヘレニズム的キリスト教芸術におけるギリシア精神/キリストの類型
 Ⅲ シリア的図像/エルサレムのモザイクとモンツァの香油瓶/写本挿絵と壁画におけるシリアの影響/シリア的図像の性格/民族的特徴/巡礼の記憶/神学的偉大さ/混合的作品
 Ⅳ 「受胎告知」のヘレニズム型とシリア型/その両方がフランス芸術の中に見いだされる/「御訪問」の二つの型/「キリスト降誕」の二つの型/「マギの礼拝」の二つの型/「マギの旅」とそのオリエント的起源/「イエス・キリストの洗礼」の二つの型/「エルサレム入城」の二つの型/「弟子の足を洗う」の二つの型/履物を脱ぐ使徒たち/「磔刑」の二つの型/二つの型の融合/十字架上の死せるキリスト/「墓における聖女たち」/ヘレニズム芸術とシリア芸術における墓の形/「昇天」の二つの型
 Ⅴ ビザンティンの図像とその影響/「キリストの変容」/ゲッセマネの園での「イエスの就縛」/「黄泉へ下る」
第3章 フランスの芸術家たちによるオリエントの図像の修正
 フランスの芸術家たちによって単純化された「降誕」図/「キリストの降誕」に取り入れられた新しい要素/「最後の晩餐」の新しい表現/ユダにパン切れを与えるイエス/「黄泉へ下る」とレヴィアタンの口/「羊飼いへのお告げ」における牧歌的魅力/単純化された「受胎告知」、「御訪問」につけ加えられた微妙な差異、改変された「キリストの変容」
第4章 図像の多様化――典礼と典礼劇
 Ⅰ この研究の難しさ/芸術と典礼/主の奉献の祝日の蠟燭/「イエス・キリストの洗礼」と洗礼式
 Ⅱ 典礼劇/復活祭の朝の劇と復活の新しい図像/石棺の出現/「香料を買う聖女たち」/失神して墓の上に倒れるマグダラのマリア/「エマオの巡礼」の劇/キリストと巡礼の衣装
 Ⅲ 降誕祭の典礼劇/「マギの礼拝」の新しい図像/預言者の行列/その図像はフランスではポアティエのノートルダム・ラ・グランド教会の扉口に見られる/イタリアのクレモナ、フェラーラ、ヴェローナの場合/額に角の生えた姿で描かれたモーセ/司教の服を着たアロン
 Ⅳ 芸術における「賢い乙女と愚かな乙女」
第5章 図像の多様化――シュジェールとその影響
 Ⅰ サン・ドニ大聖堂と中世芸術/シュジェールの役割/ゴドフロワ・ド・クレールの手になるサン・ドニの黄金の大十字架
 Ⅱ シュジェールの影響下で新約聖書と旧約聖書の象徴的対比がサン・ドニにふたたび現われる
 Ⅲ 十三世紀の象徴的なステンドグラスはサン・ドニに始まる
 Ⅳ サン・ドニの象徴主義のフランスとヨーロッパへの波及
 Ⅴ 「エッサイの木」はおそらくはサン・ドニで生まれた/その典礼劇との関係/「エッサイの木」がヨーロッパ中に広がる
 Ⅵ ボーリューの「最後の審判」図の模倣としてのサン・ドニの「最後の審判」図/「賢い乙女と愚かな乙女」
 Ⅶ 十字架にかかった子を抱く父なる神がサン・ドニに現われる/シュジェールの創造と思われる「聖母の戴冠」図
第6章 図像の多様化と聖人たち
 Ⅰ ラングドック地方の聖人――聖セルナン、聖女フォア、聖カプレ、聖ヴァンサン、聖モラン/ピレネー地方の聖人――聖ヴォリュジヤン、聖アヴァンタン、コマンジュの聖ベルトラン/スペインから南フランスにかけての聖人たち――聖フルクトーソ、聖アウグリオ、聖エウロヒオ、聖フストと聖パストール、聖女エウラリア
 Ⅱ アキテーヌ地方の聖人――リモージュの聖マルシアル、聖女ヴァレリー、聖アマドゥール、聖女ヴェロニカ/マシフ・サントラルの聖人――コンクの聖女フォア、聖シャフル、聖ボディーム、ミュレの聖エティエンヌ、聖カルマン
 Ⅲ ポアトゥー地方の聖人――聖イレール、聖トリエーズ、聖サヴァン
 Ⅳ ベリー地方の聖人――聖ウストリーユ、聖ウジース
 Ⅴ オーヴェルニュ地方の聖人――聖オストルモアーヌ、聖ネクテール、聖プリエスト
 Ⅵ プロヴァンス地方の聖人――マグダラのマリア、マルタ、ラザロたちの聖人伝/聖人伝説がブルゴーニュ地方のヴェズレーに生まれる/オータンとアヴァロンのラザロ/ディジョンの聖ベニーニュ/アンズィ・ル・デュックの聖ユーグ
 Ⅶ イル・ド・フランスと近隣地域の聖人――聖ドニ、サン・ルー・ド・ノーの聖ルー
 Ⅷ ル・マンの聖ジュリアン/聖マルタン
 Ⅸ 「聖人伝のための挿絵入り写本」――聖オメールの生涯/聖女ラドゴンドの生涯、聖オバンの生涯
 Ⅹ 修道士聖人/サン・ブノア・シュル・ロアール、モアサック、ヴェズレーに見られる聖ベネディクトゥスの生涯を刻んだ柱頭彫刻/砂漠の聖人たち/ヴェズレーとサン・ポール・ド・ヴァラの聖アントニオスと隠者聖パウロス/トゥールーズに見られるエジプトの聖母マリア/ヴェズレーの聖女エウゲニア

上巻詳細目次
上巻原註



マール ロマネスクの図像学 上 02


下巻 目次:

第7章 図像の多様化――イタリアの巡礼路
 Ⅰ ローマ/コンスタンティヌス像と誤解されたマルクス・アウレリウス像/それはフランス西部の諸教会において模倣された
 Ⅱ ローマ/聖ペトロ像
 Ⅲ ルッカ/ルッカの奇跡の十字架とその影響
 Ⅳ ガルガーノ山と聖ミカエル崇拝/イタリア型聖ミカエル像の伝播/ノルマンディーのモン・サン・ミッシェル
 Ⅴ イタリア諸街道におけるフランス叙事詩/『ロランの歌』とブリンディジのモザイク/ヴェローナの大聖堂におけるロランとオリヴィエ/モデナの大聖堂における「円卓の騎士」/ペザーロにおける『トロイ物語』/オトラントとボルゴ・サン・ドンニーノにおける『アレクサンドロス大王物語』
 Ⅵ フランス芸術は巡礼路を通じてイタリアに浸透した/説話的タンパン/彫刻された弧帯/扉口の彫像群/アンテラミはパルマとボルゴ・サン・ドンニーノにおいてフランス芸術を模倣した。
第8章 図像の多様化――フランスとスペインの巡礼路
 Ⅰ 聖母ゆかりの巡礼地/シャルトル。パリやブールジュで模倣されたシャルトルのタンパンの聖母/クレルモン。クレルモンの聖母とオーヴェルニュにおけるその影響/ル・ピュイ
 Ⅱ サンティヤゴ・デ・コンポステーラへの道/巡礼たちが訪れる聖地/聖ヤコブ伝説の起源/クリュニー修道会による巡礼の組織化
 Ⅲ 聖ヤコブの芸術とその書経路/巡礼によって創造された使徒聖ヤコブの新しい図像
 Ⅳ サンティヤゴ街道にある大教会/それらの大教会はトゥールのサン・マルタン教会に由来する/サンティヤゴ巡礼路のロマネスク彫刻/ゴシック彫刻は、サンティヤゴ巡礼路をとおってフランス南部とスペインに浸透する
 Ⅴ 巡礼と叙事詩/ガティネ地方フェリエール教会の扉口に見られる小ピピン伝説/シャルルマーニュのエルサレム巡礼とサン・ドニ教会のステンドグラス/モーのサン・ファロン修道院のオジエの墓/ロンスヴォー修道院内のロラン像、またおそらくはリモージュのノートルダム・ド・ラ・レーグルにも/コンク、ブリウド、アジャンの教会の柱頭に関する推測/アンボアーズの『狐物語』/教会の中に彫像化された旅芸人たち
第9章 芸術における百科全書的性格――世界と自然
 Ⅰ 十二世紀の宇宙観/ランスのサン・ルミのモザイク――自然の中の楽人ダビデ/クリュニーの柱頭彫刻/音楽に表わされた世界
 Ⅱ 十二世紀の地理/古代の伝説/クテシアス、メガステネス、プリニウス、ソリヌスたちの怪物についての架空譚/この世の不思議を描いたスーヴィニーの石柱/ヴェズレーのタンパンと使徒たちに教化されたさまざまな民族
 Ⅲ 「動物寓意譚」に見られる動物たち/その象徴的意味/「動物寓意譚」の写本挿絵の影響/寓話/ロバの楽士
 Ⅳ 柱頭彫刻の動物たち/そこに象徴的意味はない/その動物たちはオリエントの織物から借りてきた/西欧におけるオリエントの織物/西欧の芸術がそれに負うているもの/向かい合った動物たち/双頭の鷲/西欧の柱頭彫刻に見られるカルデア芸術とアッシリア芸術の影響/二頭のライオンを絞め殺す英雄ギルガメシュ/アッシリアのスフィンクスと人面の牛/頸を絡ませた鳥たち/頭が一つ、胴が二つの動物たち/二頭の動物の闘い
 Ⅴ 古典装飾は十二世紀芸術にほとんど見られない/器の両側で向かい合うグリフォンたち/オリエント装飾が十三世紀まで支配的である
第10章 修道院の刻印
 Ⅰ 修道院生活における超自然/天使と悪魔の役割/サタンの類型/モアアサック芸術における悪魔/ブルゴーニュ芸術における悪魔/修道士の夜の幻視と芸術
 Ⅱ 修道士と女性/誘惑/オータンの大聖堂とヴェズレーの修道院の柱頭彫刻/蛇のからみつく女性
第11章 図像に飾られた十二世紀の扉口
 Ⅰ フランス南西部の扉口の三つの型/モアサックのタンパンの「ヨハネの幻視」/そのモチーフはピレネー山脈まで広まる/それはフランスの西部と中部にも広まる/シャルトル、ル・マン、アンジェ、サン・ルー・ド・ノー、プロヴァン、ブールジュにおけるモアサックとカレナックのタンパンの模倣/クリュニーの壮大なタンパンはモアサックのタンパンを模倣していたにちがいない/ブール・アルジャンタル、シャルリューにおけるクリュニーのタンパンの模倣/ブルゴーニュにおけるイル・ド・フランスのタンパンの模倣/サン・ドニ、シャルトル、ル・マンの人像円柱/それらは旧約の諸人物を表現している/鵞鳥の足を持つ女王
 Ⅱ 「キリストの昇天」/カオールのタンパン/モーリアックとアングレームで模倣されたカオールのタンパン/アングレームの「昇天」図の二つの意味/カオールの「昇天」図を模倣したシャルトルの「昇天」図/ブルゴーニュの「昇天」図
 Ⅲ 「最後の審判」/ボーリューのタンパン/サン・ドニで模倣されたボーリューのタンパン/コルベイユとランの「最後の審判」図/コンクの「最後の審判」図/そのオーヴェルニュ起源/聖ミカエルと秤/ブルゴーニュの「最後の審判」図/オータンとマコンの「最後の審判」図
 Ⅳ ブルゴーニュの扉口タンパンにおける「最後の晩餐」と「弟子の足を洗う」/これらの扉口は異端者たちに対して秘跡という神の制度を顕示する/「パンの増加」と「キリストの磔刑」を刻む浮彫はそれと同じ性格を持つ/クリュニーの役割/クリュニーの刻印/ヌヴェールのサン・ソヴールのタンパン
 Ⅴ 聖母に捧げられた扉口/十二世紀の聖母崇敬/「マギの礼拝」、聖母崇敬の最初の形/タンパンにおける「荘厳の聖母」/ブルゴーニュに現われた聖母立像/「テオフィロスの夢」/「聖母の死」、「聖母の葬送」、聖母の戴冠」/サンリスの扉口
 Ⅵ フランス西部の諸教会と図像を刻むその弧帯/これらの弧帯の意味
 Ⅶ 十三世紀の扉口の諸要素はすべて十二世紀にすでに存在していた

下巻詳細目次
訳者後記
関連地図
補遺
下巻原註
索引



マール ロマネスクの図像学 下 02



◆本書より◆


第1章より:

「以下に示したいと思うのは、(中略)浮彫彫刻の起源は、写本挿絵を石の上に移し替えたことにあるということである。」

「ラ・ドラードの最古の柱頭彫刻においても、写本挿絵の影響はすでにはっきりと現われている。(中略)こうした写本挿絵の生まれつつある大彫刻への影響は、モアサックの教会扉口の彫刻においていっそう明らかである。
 そこに見てとれるのは、南フランスの写本類の中でも最も有名な写本、(中略)『黙示録』のサン・スヴェール修道院写本の模倣である。それは『黙示録』そのものではなく、スペインのリエバナの修道院長ベアトゥスによって書かれた『黙示録』の註解だえり、七八四年、彼は侵入者アラブ人の勢力と境を接するアストゥリアスの深い山合いの谷に隠れて、近くに迫った世の終りを告げんとするかのごとく、聖ヨハネの書物に註解を施したのであった。彼の書物はスペイン教会によって公認され、何世紀にもわたって書き写されていった。本文そのもののためばかりではない。その素晴らしい挿絵もまたこの著作の成功に大いに寄与したのである。十世紀から十三世紀初頭にかけて、それはたえず模写されていった。しかし、これらの写本挿絵がただ次つぎに忠実に引き写されていっただけだと考えるのは、とんでもない間違いである。ベアトゥス自身もオリエントの古代の『黙示録』註解者たちから多くのものを借りているように、彼の挿絵作家たちもシリアあるいはエジプトから来た他の写本挿絵を手本としたことは大いに考えられるのだ。
 このベアトゥスの書物は、北スペインの修道院に埋もれたままではいなかった。それはピレネー山脈の彼方にも伝わり、サン・スヴェール修道院では、グレゴアール修道院長の時代、つまり一〇二八年から一〇七二年の間に、『黙示録』の彩色挿絵がスペインのそれをモデルにしてガスコーニュ地方で描かれたが、一連の写本の中でも最も豪華なものの一つであるこの写本の挿絵画家は、単なる写本家にしては稀有な才能の持ち主であった。テュニックをきっちりと身につけた彼の美しい天使たちは、ほとんどギリシアの壺の線画に近い域に達している。」

「以上のような多くの例は、彫刻家たちが繰り返しベアトゥスの『黙示録』写本に彼らの手本、あるいは少なくとも彼らの発想源を求めていったことを証明している。なにも驚くべきことではない。この書物はその強烈な色彩と異様なイメージと夢幻的な雰囲気によって、想像力に抗し難い絶対的な力を及ぼすのである。それを一度見た者はもう忘れることはできないのだ。芸術家たちが四つの生き物に囲まれたキリストを借りて来たのもこの書物からであるし、冠をかぶり手に杯とヴィオールを持ったまったく先例のない新しい型の『黙示録』の長老を借りてきたのもこの書物からであった。『黙示録』のこれらの異様な写本群は、そういうわけで、十二世紀の芸術に深い刻印を残すことになった。それは芸術家たちの想像力を偉大さと神秘の方に向けさせた。あの荘重なタンパン以上に、暗闇にみたされたロマネスク教会に調和するものはない。」



第2章より:

「彫刻家たちは、写本挿絵の中に描法の秘訣と伝統の蓄積を、すなわち宗教的諸主題の確立した形式と構成の仕方を、同時に見いだした。」
「これらの写本は、もちろん、さまざまな時代や地域に起源を持つものであった。オリエントからもたらされた初期キリスト教時代にさかのぼることのできる写本もあれば、カロリング時代の写本もあり、またより新しくても、古いモデルを継承している写本もある。こうしたあらゆる時代の写本から、十二世紀の芸術家たち、画家たちや彫刻家たちは着想を得たのである。その結果として何か奇妙なものが生まれてきた。十二世紀の図像は奇異や混乱や矛盾にみちたものになったのである。ほとんど同時代の作品が、異なったいくつかの世紀に属しているかのように見えることがある。」
「図像はこの頃いかなる統一性も示していない。同じ場面がまったく異なる二つの方法で表現されているのにいつも驚かされるのだ。(中略)ロマネスクの芸術家たちは、自分たちが着想を得た写本にしたがって、ある時はその一方を、ある時は他の一方を採用したのである。そんなわけだから、フランスのロマネスクの大部分の浮彫の背後に、われわれは古代思想と芸術の長い歴史が存在するのを感じないではいられない。こうした過去の深みが、ロマネスクの浮彫に不思議な偉大さを与えているのである。そうであるとすれば、われわれがまず行なうべき作業はこれらの原型を探すことであり、十二世紀のフランスの彫刻家たちがそうした原型に負っているものを明らかにすることであろう。」



第7章より:

「旅から旅を続けてきた巡礼が、モンテ・マリオの頂上から憧れのローマをついに望み見る瞬間こそは、まさに厳粛なる一瞬である。」
「この都は広漠たる寂寥に覆われている。巨大な遺跡や、今なお大理石の装飾を残している神殿が、廃墟の中にその遺骸をさらしている。いろいろな伝説が古い壁の上に蔓かずらのごとくまといついているが、十二世紀にはもうほとんど一切の歴史的記憶は失われていた。巡礼たちは夢幻の町を歩きまわる。彼らはウェルギリウスが魔法の鏡を置いたという宮殿、「鏡の城」を見せられる。この鏡には、ローマ帝国からはるか遠く離れた所にいる敵の動きまでが映し出されるというのである。またカピトリウム神殿では、かつてアウグストゥス皇帝の時代、ローマの属州の数と同じだけの像が祀られていたという話を聞かされる。これらの像はそれぞれの首に鈴をかけており、もしある州が反乱を起すと、その神像の鈴が鳴りはじめるというのだ。フォロ・ロマーノのヴェスタの神殿の傍らでは、聖シルヴェステル教皇によって退治されたドラゴンが地下に眠っているという場所の近くをおそるおそる通り過ぎる。今なおあちらこちらに立っている石像は神秘に充ちているように見える。ある像は指で、ジェルベールが穴を掘って地下の大宝庫を発見したという場所を示している。ある半獣神の像はユリアヌス皇帝に語りかけ、彼に背教を唆かしたという。
 巡礼たちがまず訪れるのは、もちろん、ローマのサン・ピエトロ大聖堂である。彼らはそこで使徒聖ペトロの墓と、そしてこの上もなく尊い聖遺物、主の顔を写したヴェロニカのヴェールを拝むのだ。」



第9章より:

「それにしても、芸術家たちは必ずしもつねに『動物寓意譚』の教訓にとらわれていたわけではない。これらの挿絵入り写本は、多くの場合、彼らにはたんなる図像目録でしかなかったようだ。『動物寓意譚』の彩色挿絵が、例えば、十二世紀芸術に非常に数多く見られるケンタウロスとセイレンの姿を広く人びとに知らせるのに寄与したことは確かである。(中略)十二世紀の作品でセイレンと並んでケンタウロスの姿が見られる時、芸術家は挿絵入り『動物寓意譚』を目の前に置いて製作していたと考えてよかろう。(中略)セイレンは半人半魚ではなく、半分女半分鳥の姿で描かれているが、これは『動物寓意譚』の長い伝統だったのである。ギリシアの『フィシオロゴス』に出てくるのはこのようなセイレンだけである。ブリュッセル図書館の古いラテン語訳『動物寓意譚』はたぶん十世紀のものと思われるが、これもまた半分女半分鳥のセイレンを描いている。
 これは純然たる古代の伝統だった。ギリシア人は決してそれ以外のセイレンを描いたことはない。この女の顔をした異様な鳥はエジプトの図像からの借用であり、エジプトではそれは肉体から離れた魂の表現にほかならなかった。ギリシアでも長いことセイレンは墓石に刻まれていたものだった。
 セイレンが半人半魚としてはじめて表現されたのは、十二世紀と十三世紀のフランス語訳『動物寓意譚』においてである。しかし、この新たなタイプのセイレンもまた中世の発明ではない。それは古代世界の終りに、美術においてではないにしても、少なくとも文学作品の中に現われている。セイレンが魚の尾をした女であるとはじめて記されたのは、おそらく六世紀に書かれたと思われる『怪物論(De Monstris)』の中においてである。当時の人びとはすでに、尻尾がタツノオトシゴになっている(中略)トリトンの美しい姿とセイレンを区別することができなくなっていた。」
「十二世紀以前の芸術作品で魚の尾をしたセイレンに出会うことはまずほとんどない。アルスナル図書館の『動物寓意譚』は二つの伝統を折り合わせて、鳥のセイレンと魚のセイレンの二種類を区別し、一枚の彩色挿絵にこの二種類のセイレンを描いている。したがって十二世紀フランスの柱頭彫刻に、時として魚のセイレンと並んで鳥のセイレンが見られるとしても驚くにはあたらない。」
「いったん魚のセイレンが知られると、それはロマネスクの芸術家たちの心を捉え、それを自分たちの図像にとり入れて多くの柱頭彫刻を飾るようになった。ロアール川沿いやその周辺の、サン・モール・シュル・ロアールの小教会堂、アンジェのサン・トーバン修道院回廊、キュノーのノートルダム教会、アンボアーズのサン・ドニ教会などにそうしたセイレンが見いだされる。セイレンはこの地方では川の精となってしまったらしい。キュノーでは、セイレンが川の深みから現われて舟の中に立っている漁師に魚を一匹差し出し、漁師は魚を受けとろうと手を差しのべている。ここには、今では忘れられたロアール川沿いの何かしら古い伝説が隠されているのであろう。なぜなら、こうした奇妙な空想的動物を取り込んだのは民衆の想像力であり、とりわけ本来の意味が失われはじめていた鳥のセイレンの方は、夜の吸血鬼の類とされてしまっていたからである。イタリアでは、十二世紀にさかのぼると思われるペザーロのモザイクに女の顔をした鳥が描かれ、そこにはラミア(lamiæ)という文字が記されている。このように、鳥のセイレンは時として、中世の寓話の中に生き返ったあの恐るべき古代の悪霊ラミアと同一視されたのである。ティルベリーのジェルベーズによると、ラミアは夜になると空を飛び、男たちの家に悪夢を運び込む女だとされている。彼女たちは眠っている男たちの胸の上にのしかかり、また、揺り籠から赤ん坊を連れ去る場合もあるという。アルルの大司教アンヴェールは幼い頃ラミアたちにもてあそばれ、ある晩ベッドから連れ去られて沼に投げ込まれたことがあったという。(中略)人間の顔をした鳥は古代ギリシアにおけると同様、ふたたび恐怖の対象となったのである。」





こちらもご参照ください:

エミール・マール 『ゴシックの図像学』 田中・池田・磯見・細田 訳 全二冊
アンリ・フォシヨン 『西欧の芸術 1 ロマネスク』 神沢・長谷川・高田・加藤 訳

























































小佐井伸二 『中世が見た夢 ― ロマネスク芸術頌』 

小佐井伸二 
『中世が見た夢
― ロマネスク芸術頌』
 

筑摩書房
1988年7月10日 初版第1刷発行
1988年10月20日 初版第2刷発行
336p
A5判 丸背紙装上製本 カバー
定価2,800円



長編歴史美術紀行エッセイ。ロマネスク建築・彫刻の写真図版(モノクロ)が多数掲載されています。


小佐井伸二 中世が見た夢 01a


目次:

1 オルシヴァルの永遠
2 ソリニャックの光とル・ドラの影
3 トゥールニュと西欧の曙
4 フルーリ――天上のエルサレム

旅の覚書 Ⅰ

5 コンク――聖女フォアの奇蹟
6 悪魔について
7 モアサック――神の顕現

旅の覚書 Ⅱ

8 ブルゴーニュ――「天の重み」
9 ヴェズレーの春とオータンの夏

旅の覚書 Ⅲ

10 ポアチエと抒情詩の誕生
11 プロヴァンスの三姉妹
12 トゥールーズ――白鳥の歌


あとがき
写真目録



小佐井伸二 中世が見た夢 01b



◆本書より◆


「トゥールニュと西欧の曙」より:

「「魂の救い」、それは当時の人々の最大の関心事だった。富める人にあっても、また、貧しい人々においても。民衆の宗教的覚醒がなかったら、たとえ領主たちの寄進があっても、大地が教会堂の「白い衣」で覆われることはなかっただろう。(中略)一〇三三年の頃、エルサレムへ赴こうとしたのが、まず、民衆であったことを、グラベールは報告している。すなわち、「同じころ、数知れない群衆が世界中からエルサレムの救世主の墓へ向って殺到しはじめた。何人もかつてそのような群衆を予見できなかっただろう。それはまず庶民階級の人々だった。ついで、中流階級の人たち。それから、王、伯、公、高位聖職者といったあらゆる身分の高い人たち。そして、最後に、かつて見られなかったことだが、たくさんの女性たちが、もっとも高貴な者も、もっとも貧しい者も、ともにかの地へ赴いた。多くの人たちは故郷へ帰る前に死ぬことを願っていた。」同じグラベールによる最初の異端の報告も、見方を変えれば、このような民衆の宗教的覚醒を裏づけるものではないか。
 「千年の終り頃、ガリアのシャロン伯領のヴェルチュスなる村に、ルータールという名の農夫が暮していた。その男は、事の終りが証しているように、サタンによって送られて来たと思われる。彼の不敵な気違い沙汰は以下のようにして起った。彼はある日畑に出て野良仕事に就いていた。疲労のために彼は眠り込んだ。すると、蜂の大群が彼の隠れた自然の出口から彼の体のなかに入って来たらしい。ついで、蜂は大きなうなりを上げながら彼の口から出て行ったが、たくさんの刺し傷で彼を苦しめた。蜂の針によって長いあいだひどく苦しめられたあと、彼は針が口をきいて人間には不可能な多くのことをするように自分に命じているように思った。とうとう、彼は疲れ果てて立ち上り、家に帰ると、妻を追い出し、福音書の掟に従って離婚を宣言した。それから、彼は祈りに行くためのように外出し、教会堂のなかに入り、十字架を取り上げて、救世主の像を打ちくだいた。これを見て、みなは恐怖に襲われ、当然、彼が気違いであると思った。しかし、彼は自分は神の驚くべき啓示に基いて行動しただけであるとみなを説き伏せるのに成功した。農夫たちは頭が弱いものであるから。彼は真実にも効用にも欠けるあまたの説教を盛んにした。博士のように見せるべく、彼は師たちの教えを忘れさせた。十分の一税を払うことは、と彼は言うのだった、馬鹿げている。そして、他の異端たちが人々をより確実に欺くためにほんとうはそれに反対である聖書の衣をまとうのに、この男は予言者の物語のなかで、或るものは有益であり、他のものはまったく信じるに値しないと主張した。そのあいだにも、思慮と信仰とに富む人間という彼のひとを欺く評判がたちまちのうちにおびただしい数の人々のあいだにひろまった。」
 最後は、司教との議論に破れ、人々の信用を失って、井戸に身投げしたというこの農夫を、グラベールは、もちろん、狂人扱いしているが、しかし、もし彼が狂ったとしたら、それは何よりも宗教的昂揚によってであり、そしてその昂揚こそが多くの人々の心に訴えたのだろう。ともかく、妻を捨てたこと、富を間接的にしろ攻撃したこと、つまり、純潔と清貧とにおいて、彼は当時の堕落した聖職者よりははるかにキリストの近くにいたということは確かである。そのことを知って、少くとも感じて、民衆は彼に従ったのにちがいない。言い換えれば、「頭の弱い」民衆の無意識のなかに久しくくすぶっていた教会に対する不信の念が、十一世紀初頭他にも多くの異端を各地に出現させる温床となったのではないか。それは十一世紀を通じて次第に意識下され、やがて人々は妻妾をもっている司祭のミサに出席することを拒むまでに到るだろう。」



小佐井伸二 中世が見た夢 04


小佐井伸二 中世が見た夢 02


小佐井伸二 中世が見た夢 03




こちらもご参照ください:

フィリップ・ボーサン 『石と信仰とのたわむれ ― ロマネスク芸術の魅力』 小佐井伸二 訳
ランブール 『ヴァニラの木』 小佐井伸二 訳 (小説のシュルレアリスム)































































































アンリ・フォシヨン 『西欧の芸術 1 ロマネスク』 神沢・長谷川・高田・加藤 訳

「人間までもその本来の姿を失い、絶えずこの世界を創造し、破壊し、また再構成するあの変身の法則に従って、ついには怪物となる。そこでは、(中略)動物の生は戸惑いを起こさせるほどの豊かさを見せる。」
(アンリ・フォシヨン 『西欧の芸術 1 ロマネスク』 より)


アンリ・フォシヨン 
『西欧の芸術 1 
ロマネスク』
 
神沢栄三・長谷川太郎・高田勇・加藤邦男 訳

鹿島出版会
昭和45年1月30日 発行
viii 335+39p 折込地図
A5判 丸背紙装上製本 カバー
定価2,200円
装幀・レイアウト: 道吉剛・西村菊江



本書「あとがき」より:

「本書は、アルマン・コラン書店発行の、Henri Focillon: Art d'Occident, Le Moyen Age Roman et Gothique, Paris, 1938 の序言、序論および第一部東方と西欧――ロマネスク芸術、の全訳である。」
「図版のうち、写真版は、ル・リーヴル・ド・ポーシュ本掲載のものと、その配列形式を参考にして、これを取り入れたが、訳者自身の撮影になるものも加えた。(中略)巻末には主要教会堂所在地名を書き込んだ略地図と、簡単な術語解説をつけ加えた。」



図版(モノクロ)多数。
本書はもっていなかったのでSD選書版で買おうかと思ったのですが、旧版のよさそうなのがアマゾンマケプレで安く売られていたので(376円+送料257円)注文しておいたのが届いたのでよんでみました。万年筆による書き込みがあったものの、それは『西欧の芸術 2 ゴシック』挟み込みの正誤表に基く訂正だったので逆に手間が省けてよかったです。
古書店で本書の初版を購入した人で正誤表をもってない人もいるとおもうので、正誤表の内容をこの記事の最後に書き写しとくであります。


フォシヨン ロマネスク 01


カバーそで文:

「本書はフランス中世美術史の碩学といわれるアンリ・フォシヨン(1881―1943)の中世美術研究の集大成ともいえる『西欧の芸術――中世、ロマネスクとゴシック』の全訳のうち前半のロマネスクの部分を収めたものである。
フランスの中世美術史の研究が今日ではフォシヨンの成果から出発するところから見ても、彼の学問的評価は既に定まっているといえようが、彼のコレージュ・ド・フランスにおける前任者エミール・マールのイコノロジー的研究とは異なる、いわばモルフォロジー的研究はフランスにおいては注目に価するといえよう。形体を通じての芸術研究という方法は、テーヌの研究理念であったミリューとは対照的であり、その意味では、アロイス・リーグルやハインリッヒ・ウェルフリンの系統に属するものであるが、芸術の形体の自律的発展法則の探求は他の者には見られない特徴といえよう。
普通、西欧の芸術の発祥を、あるいはひとくちにいって西欧の発生をギリシャ、ローマに求めるが、彼はこの書において、西欧の芸術、あるいは西欧の精神を中世にもとめている。ロマネスク建築は多くフランスに見られるが、彼はこれをゴシックのなかにふくめて中世の芸術こそ西欧芸術の発生だとしているのである。本書は、したがってまた、中世美術の研究の手がかりを与えるばかりでなく、西欧美術の研究の手がかりともなるものである。」



目次:

序言

序論
 西欧をつくった時代、中世
 建築と文明
 諸様式の伝播――一つの言語と多数の方言
 定住的中世と放浪的中世
 普遍主義
 百科全書的精神
 ユマニスムとしての中世芸術
 さまざまな時期と技術、精神生活

第一部 東方と西欧――ロマネスク芸術
 第一章 偉大な実験――十一世紀
  Ⅰ
  前ロマネスク期
  民族大移動と価値の転換
  古い枠組と新しい外来の要素/西ローマ帝国の再興
  大建築への復帰
  金銀細工における図像の復活
  東方および蛮族の古い要素の存続
  九・十世紀の改新
  Ⅱ
  十一世紀の大きな出来事
  蛮族の定着
  イスラムの後退と地中海の解放
  安定した諸王朝
  都市生活
  新しい人間
  建造物の歴史的機能/十一世紀の建築の三つの相
  地中海的な形――「初期ロマネスク芸術」
  北方的な形――オットー期芸術
  ロマネスク的な形――初期フランスの諸グループ
  Ⅲ
  彫刻芸術
  ドイツにおけるブロンズとスタッコ
  西欧における石材彫刻の復活/アルカイックなアカデミズム――フリーズの芸術およびアーケードの下の人物像/モニュメンタルな様式の探求
  彫刻と建築の一致
  Ⅳ 
  十一世紀のオジーヴ
  起源の問題
  ロンバルディア地方のオジーヴ
  イスラムのオジーヴ
  アルメニアのオジーヴ
  ノルマンディー地方のオジーヴ
 第二章 ロマネスク教会堂
  Ⅰ
  ロマネスク建築のさまざまな時期と形の生命
  十一世紀から十二世紀への過渡期
  歴史上の諸力
  修道院の活動
  クリュニー
  巡礼
  巡礼路
  Ⅱ
  建築の理論
  基礎的な諸与件/ロマネスク芸術における建築の平面型とその社会学的意義/構造とヴォールト/量塊についての考え方/建築にみられる諸効果――光と影、塊と空隙、素肌と装飾の対比
  Ⅲ
  ロマネスク建築の地理
  流派理論に対する批判
  教会堂建築の系譜関係/ブルゴーニュ地方――クリュニーの芸術とヴェズレーの芸術/オーヴェルニュ地方とヴレー地方/ローヌ河流域地方/ラングドック地方/ポワトゥー地方とサントンジュ地方
  Ⅳ
  北ヨーロッパ地帯
  ノルマンディー地方芸術とその流布
  イングランド
  ネーデルランド南部
  ドイツの帝国芸術/地中海地帯
  イタリア/十字軍遠征地の国々のロマネスク芸術
  流入
  東方と西欧の新しい出会い
  スペイン
  聖地
 第三章 ロマネスク装飾芸術
  Ⅰ
  図像における叙事詩的感覚
  典拠としての黙示録
  幻視的神学
  古き東方
  神の顕現/人間の変身
  Ⅱ
  様式
  彫刻にみられる建築的技法
  ロマネスク彫刻の場所
  枠組みによって規定される形/柱頭
  飾りアーチ
  タンパン
  パネルと接触の原則
  動きの表現に関する実験/彫刻にみられる装飾的技法
  弁証法としてのロマネスク彫刻
  Ⅲ
  典拠/東方のキリスト教団
  シリア、エジプト、トランスコーカシアとシュメール芸術/イスラム――幾何学主義
  アイルランド――組合せ文様/カロリンガ芸術/地方の伝統――ガリアにおけるローマ芸術
  Ⅳ
  発生の問題
  ブルゴーニュ=ラングドック説
  スペイン=ラングドック説/フランスの工房/周辺地域の様式群/十二世紀における彫刻の進化
  ロマネスク芸術のバロック期
  Ⅴ
  ロマネスク芸術と色彩
  多色彩色の問題/金銀細工、彩色挿絵と壁絵の関係。彩色を規制する建築的法則/モニュメンタルな絵画
  技法
  様式群および工房

訳者あとがき
術語解説
参考文献
索引



フォシヨン ロマネスク 02



◆本書より◆


「序論」より:

「要するにこれは、中世のおこなった活動が二つの面をもっていたということである。中世という時代は一所定住を好むかと思えば放浪性もあり、地方的であるかと思えば全ヨーロッパ的でもある。都市や地方や封建領邦や王国は、多少とも固定的な環境となり、商業路や巡礼路は動的な環境となる。ヨーロッパは、ローマの平和が行きわたっていた頃の地中海一帯と同じくらい深く、しかも、もっと広い範囲にわたってヨーロッパ同士混り合う。またヨーロッパのほうが、もっと多様な人種で構成された人類を抱えている。ヨーロッパの芸術を作り出すもととなった歴史的素材は、古代文明の名残りに蛮族文化の遺物と、東方からの到来物とが奥深いところで混ぜ合わされているので、たいそう内容豊かな複合物である。これによってヨーロッパは、人間のさまざまな相貌をとらえ、そのあといつまでもそれに興味を示すことをやめないのである。隊商や十字軍がヨーロッパをアジアとアフリカに近づかせる。太古の諸文明の堆積物は、キリスト教の象徴論に採り入れられて、修道院制度の発展に伴い、すでに中世初頭の頃より遠隔の地まで四方八方に拡がって行っており、イギリス諸島においては、ケルト族の夢想的な線条文様の中にエジプトの修道僧たちの夢を混ぜ合わせていた。中世芸術の普遍主義は多分、こうした融合によって、言いかえれば、ヨーロッパ人の「人間的成分」ともいうべきものが変化し豊かになることによって、準備されたものであろう。この普遍主義は相互交換の絶え間ない律動によって助長された。そしてついに中世芸術は、自らの最も高遠で最も明快な表現を、創意が生み出した高度な形体すなわち建築や形象の結合のうちに見出したのである。
 この普遍主義的芸術は百科全書的芸術ともいえる。すべては神の中にあるのだから、この芸術は何物をも拒まない。人間の持つどう見ても低俗なものの一切から、その法悦や幻想にいたるまで、人間のすべてを、この芸術は取り上げる。十二世紀から、いやもっと早くからかもしれないが、キリスト教的思考は宇宙を把握し、かつ自らを把握する必要を感じていたかのようである。けrども十三世紀になると、位階秩序がキリスト教的思考に対して押しつけられ、大聖堂の結構においても、まるで神学大全の構成におけるかのように、限りなく多様性に富んだ被創造物がそれぞれの位置に分かち置かれるようになる。ロマネスク芸術は、こうした被創造物を、装飾文様の網目ごしに、そしてまた怪物めいた姿のもとに眺めていたにすぎなかった。ロマネスク芸術は、獣類の中に人間を織り込み、荒唐無稽の動物の中に獣類を織り込んだ。柱頭には空想が捕えた一連の獲物をいろいろと掲げ、教会堂のタンパンには黙示録の刻印を捺した。しかし、絶え間ない変身にさらされているこうした生き物が、これほど豊富にこれほど多様に現われていることは、抽象様式学の迷路をさまよいながらも生命に到達しようと懸命になっている生成の営みの、そのじりじりした状態をはからずも示しているものである。いわばこれは、創造後の世界ではなく、創造前夜に神の見給うた夢であり、神がまさに作らんとするものの恐るべき素描なのである。それは、実在物のための百科全書に先立って生まれた想像物のための百科全書である。そして、ロマネスクの世界が、つくり話と真実との組合せから成る叙事詩的ユマニスムを自らの虚構の数々の中に取り入れるのと同様に、ゴシックのユマニスムもまた、謎めいた文様を捨て、(中略)じかに人間と世界とを凝視するようになったものの、自然を一幅の画に仕立て上げるのに欠かすことのできない古馴染みの仲間ででもあるかのように、古い昔の夢想が生み出した不思議なものをも喜んで迎え入れているのである。」



「第一部第二章 ロマネスク教会堂」より:

「建築物における建築家の「方策(パルチ)」と呼ぶものは、総合的な思考をいうのである。この思考は、それが生まれたばかりの時でさえ、また全体に対する大ざっぱな構想に過ぎないときでさえ、すでに各部分の多様性を包含している。(中略)なるほどある流派やある風土的環境のはぐくむ精神や、ある巨匠の天分は、各部分のうち何か一つに、ほかのものより多くの興味を示すことはある。構築的な技術者もいれば、装飾家もいる。けれども、やはり中世の建築は、互いに融け込みあい、増加させあい、制限しあい、相手の調子を変化させあい、相手の性格を決定しあうような生き生きとした生命力の一致である。オジーヴの発生段階をあとで考察するときに、このことについて驚くべき証拠を見るであろう。オジーヴはまず最初、ロマネスク大教会堂の暗がりで稚拙な仕方で成長しはじめ、オジーヴに有用な補助的器官を少しずつ生み出し、ますます軽やかさを増して高く立ちのぼり、この高さが巨大となって、ついには古い建物のあらゆる部分を打ち破って、新しい形体の世界を実現する。量塊の比例関係やいろいろの効果を特性づける諸関係は、床の敷石から棟木に至るまで建築全体にわたって、徹底的に変えられる。このように、建築物はその中の到るところに生命をもつ一つの組織体である。(中略)またロマネスク建築の地方的多様性を分析すれば(中略)この多様性の一つ一つを区別するものは、外面の指標とでもいえるような表面的特徴とか詳細部分の特徴というよりは、むしろ各部分の比例関係における変化であることに気づくであろう。この点からいえば、その多様性はロマン語のいろいろな方言と同じように、一つの言語のもつ方言的多様性なのである。」


フォシヨン 西欧の芸術



◆参考◆


『西欧の芸術 2 ゴシック』挟み込み「正誤表(西欧の芸術 1 ロマネスク)」より:

「頁/行/誤/正
ii/6/対応関係を/対応関係
五/10/揺るぐ/揺らぐ
一六/11/聖像彫刻家の芸術に/聖像彫刻家の芸術と画家の芸術に
二七/9/ザンクト=ガルレン/ザンクト=ガレン ※
二九/3/後者/前者
三五/16/フェルジナンド一世/フェルナンド一世
四七/2/不鮮明部分/両脇には
四七/3/不鮮明部分/両肩を支えられて
五七/4/ファルファの戒律集(クーチュール)/ファルファの慣習法(クーチューム)
六〇/10/ジエミエージュ/ジュミエージュ
七二/21/シュネッソー(パリ一九三一年)とともに/シュネッソー(パリ一九三一年)の専攻論文とともに
一二二/2/アーケード状装飾の回廊や/アーケード状装飾や
一二四/2/諸力を/諸力が
一二八/3/詩において、……/詩における地理的位置づけと北方の諸修道院の重要性
二一〇/15/トランステーヴェレ教会堂/トラステーヴェレ教会堂 ※
二一〇/17/サン=アンブロージオ大教会堂/サン・タンブロージオ大教会堂
二二四/14/形象/彫像
三〇七/1/無関保/無関係
三一二/5/グレゴリウス記録簿/グレゴリウス教皇教簡集
三一三/2/「ウトレヒトの詩篇」/「ユトレヒトの詩篇」
三一四/8/影響力によるものがあり、/影響力によるものであり、
三三四/8/ジョット/ジオット
三三四/14/ブット/ブック
(二八)/17/アーチ飾り/飾りアーチ ※
(二九)/19/sexfartite/sexpartite
(三〇)/図版/横力圧/横圧力
(三一)/20/起栱点/起拱点 ※
(三四)/31/チェルソン/チエルソン ※
分布図/ヴォルム/ヴォルムス
同/リェージュ/リエージュ
同/サン・フィリベール・ド・グランディュー/サン・フィリベール・ド・グランリュー
同/ジロナ/ヘロナ
同/ザンクト・ガルレン/ザンクト・ガレン
印を付したものは、初出の頁のみを掲げてある。」





こちらもご参照ください:

アンリ・フォシヨン 『西欧の芸術 2 ゴシック』 神沢・長谷川・高田・加藤 訳
アンリ・フォシヨン 『ロマネスク彫刻』 辻佐保子 訳

















































































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ひとでなしの猫

Author:ひとでなしの猫
ひ-2-改(ひとでなしの猫 2 改訂版)

◆「樽のなかのディオゲネス」から「ねこぢる」まで◆

Koro-pok-Guru
Away with the Fairies

難破した人々の為に。

分野: パタフィジック。

趣味: 図書館ごっこ。

好物: 鉱物。スカシカシパン。タコノマクラ。

将来の夢: 石ころ。

尊敬する人物: ジョゼフ・メリック、ジョゼフ・コーネル、尾形亀之助、森田童子。

ハンス・アスペルガー・メモリアル・バーベキュー。

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