「カイエ」 臨時増刊号 総特集: 島尾敏雄


「カイエ」 臨時増刊号 
総特集: 島尾敏雄

第1巻第7号 1978年12月臨時増刊号

冬樹社 
1978年12月15日発行
302p 
22×14cm 並装 
特別価格880円
編集人: 小野好恵
装本: 古川タク
写真撮影: 奏英夫



ページ数には別丁図版(モノクロ)8pが含まれます。その他本文中図版(モノクロ)多数。


カイエ 島尾敏雄 01


カイエ 島尾敏雄 02


目次:

島尾敏雄 「昭和十八年日記」 (日記)
島尾敏雄+庄野潤三 「あのころのことでも…」 (対談)
島尾敏雄 「図書館の日曜日」 (グラビア)

埴谷雄高 「不安の原質」
吉行淳之介 「赤線地帯の島尾」
阿川弘之 「三日月さんの顔」
中薗英助 「寄留者」
吉本隆明 「『死の棘』の場合」
粟津則雄 「「死の棘」をめぐって」
針生一郎 「『死の棘』における生活者と表現者」
森川達也 「文学と宗教のあいだ」
上総英郎 「『死の棘』――デモンの眼」
小川国夫 「私信――島尾敏雄様」
津島佑子 「最後に残る感想」
種村季弘 「夢の舌」
高橋英夫 「夢と記述」
奥野健男 「「記夢志」「夢日記」 島尾敏雄の根源的な部分」
金井美恵子 「記述者の躓き」
宇佐美斉 「『夢日記』について」
松本健一 「〈生活〉と〈夢〉の交叉する場処」
宇波彰 「二重化したイメージ」
飯吉光夫 「現実の制約と夢」
吉田満 「島尾さんとの出会い」
磯田光一 「隊長の贖罪」
桶谷秀昭 「文体についての印象」
田中美代子 「思想形成者の遍歴」
木村敏雄 「加計呂麻島呑之浦 島尾敏雄と戦争」
月村敏行 「島尾敏雄論序説 内面の確信者とは何か」
芹沢俊介 「島尾敏雄論」
有田忠郎 「異和と治癒 島尾敏雄と小川国夫」
飯島耕一 「南島論を読む」
鈴木志郎康 「浮び上る土地」
利光哲夫 「ワルシャワの島尾さん」
大城立裕 「ヤポネシア論の宿題」
新川明 「琉球弧と島尾敏雄」
岡本恵徳 「私にとっての琉球弧」
川満信一 「未来の縄文」

島尾敏雄年譜 (青山毅 編)



カイエ 島尾敏雄 04



◆本書より◆


島尾敏雄「昭和十八年日記」より:

「ゲテ物とは何であらうか。僕はひねくれてゐるから了解されにくい。黒を黒、白を白と言はない所が僕にはあるが、さういふ所をゲテモンといはれるのか知らん。」

「午過ぎ起きた。いろいろの物思ひでふて寝したのだ。ゲテモノでもゲテモノの本物もあらう。また僕は彼に無礼な事を言つたかも知れないし、その返礼であつたかも知れない。彼はオーソドックスが好きで僕は嫌ひなのだ。ふて寝のおかげで又別な考へにもなつてゐた。生活は言葉と別な所で存在する。
 かたい雪がつもつてゐた。」



カイエ 島尾敏雄 03


グラビア「図書館の日曜日」(島尾敏雄撮影)。






































































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プロフィール

ひとでなしの猫

Author:ひとでなしの猫
ひ-2-改(ひとでなしの猫 2 改訂版)

◆「樽のなかのディオゲネス」から「ねこぢる」まで◆

難破した人々の為に。

分野: パタフィジック。

趣味: 図書館ごっこ。

好物: 鉱物。スカシカシパン。タコノマクラ。

将来の夢: 石ころ。

尊敬する人物: ジョゼフ・メリック、ジョゼフ・コーネル。

ハンス・アスペルガー・メモリアル・バーベキュー。

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