『新潮美術文庫 49 デュシャン』 (中原佑介)

中原佑介 
『新潮美術文庫 49 
デュシャン』


新潮社 
昭和51年4月25日 発行
昭和54年4月30日 2刷
93p 
20×13.2cm 並装 カバー 
定価600円
編者: 日本アート・センター



カラー図版33点。文中図版(モノクロ)14点。


デュシャン 新潮美術文庫 01


目次:

作品 (解説: 中原佑介)
 1 デュムシェル博士の肖像
 2 洗礼
 3 イヴォンヌとマドレーヌ
 4 肖像(デュルシネ)
 5 チェスをする人たちの肖像
 6 階段を降りる裸体 No. 1
 7 階段を降りる裸体 No. 2
 8 迅速な裸体の群れに囲まれた王と王妃
 9 処女から花嫁への移行
 10 花嫁
 11 チョコレート粉砕器 No. 1
 12 チョコレート粉砕器 No. 2
 13 基準停止線の網目
 14 Tu m' (お前は私を……)
 15 Tu m' (部分)
 16 泉
 17 一九一六年二月六日、日曜日のランデ・ヴー
 18 秘められた音へ
 19 エナメルを塗られたアポリネール
 20 L・H・O・O・Q
 21 なりたての未亡人
 22 回転ガラス板 (視覚の正確さ)
 23 ローズ・セラヴィよ、何故くしゃみをしない?
 24 金属の縁に囲まれた、水車のある滑り台
 25 彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも
 26 彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも -部分-
 27 彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも -部分-
 28 「視覚の正確さ」のためのスケッチ/29 「眼科医の証人」のためのスケッチ
 30 モンテ・カルロ債券
 31 旅行用手さげ鞄 (デュシャン/ローズ・セラヴィの/による)
 32 照明用ガスと落下する水があたえられたなら
 33 (1)落下する水、(2)照明用ガスがあたえられたなら

デュシャンの人と作品 
 言語と物体の平行――デュシャンとヴィトゲンシュタイン (中原佑介)

年表=デュシャンとその時代



デュシャン 新潮美術文庫 02

「泉」。アルフレッド・スティーグリッツ撮影。



◆本書より◆


中原佑介「言語と物体の平行」より:

「デュシャンの考えとヴィトゲンシュタインの考えをあまりにも対応させるのは、牽強付会という印象をあたえるかもしれない。私もまた、彼らの考えが完全に符号するなどというつもりはない。しかし、一八八七年生れのデュシャンと一八八九年生れのヴィトゲンシュタインとが同世代であり、しかも一九一〇年代の半ば近くからともに言語と世界との関係を考えなおそうとしたという点に共通性を見出すならば、デュシャンが一〇年代から二〇年にかけてヨーロッパに起った言語の問い直しという現象に、芸術家として加担したひとりだったというイメージが浮びあがるのではあるまいか。」


デュシャン 新潮美術文庫 03


「秘められた音へ」より:

「荷造り用の紐の玉が二枚の真鍮板にはさまれ、四本のボルトでとめられている。紐の玉のなかには、デュシャンの作品のコレクターとして知られるウォルター・アレンズバーグがデュシャンに見せずにある物体を入れてあって、振ると音がする。タイトルはこの音に由来する。いまだに、その物体が何かは公表されていない。自作に自分の知らない物体を封印するというのは、偶然性好みのデュシャンを物語っている。」



































































関連記事
スポンサーサイト
プロフィール

ひとでなしの猫

Author:ひとでなしの猫
ひ-2-改(ひとでなしの猫 2 改訂版)

◆「樽のなかのディオゲネス」から「ねこぢる」まで◆

難破した人々の為に。

分野: パタフィジック。

趣味: 図書館ごっこ。

好物: 鉱物。スカシカシパン。タコノマクラ。

将来の夢: 石ころ。

尊敬する人物: ジョゼフ・メリック、ジョゼフ・コーネル。

最近の記事
カテゴリー
ブログ内検索
リンク
フリーエリア
netakiri nekotaroの最近読んだ本