種村季弘 編 『ドラキュラ ドラキュラ 吸血鬼小説集』 (河出文庫)

種村季弘 編 
『ドラキュラ ドラキュラ 
吸血鬼小説集』

河出文庫 512A

河出書房新社 
昭和60年12月25日初版印刷
昭和61年1月10日初版発行
253p 
文庫判 並装 カバー 
定価480円
デザイン/フォーマット: 粟津潔
装丁/画: 野中ユリ



海外吸血鬼小説アンソロジー。初版は1973年に薔薇十字社から刊行され、1979年に大和書房から改編して再刊。文庫版は大和書房版を底本としています。初版に収録されていたロレンス・ダレル「謝肉祭」および三篇のエッセイ(日夏耿之介「吸血鬼譚」、ヴォルテール「吸血鬼」、オーギュスタン・ドン・カルメ「吸血鬼たち」)は割愛されています。


種村季弘編 ドラキュラ ドラキュラ


カバー裏文:

「ロマン派からポップ文学にいたるまで脈々と受け継がれた“血”の系譜……十九世紀のヨーロッパに一躍吸血鬼ブームを巻き起こしたポリドリの『吸血鬼』を筆頭に、メリメ、ジュール・ヴェルヌ、コナン・ドイルからジェラシム・ルカ、H・C・アルトマンまで、文学史上にユニークな歯跡を残す吸血鬼小説を、稀代の吸血鬼愛好家種村季弘が精選した名品珍品揃いのミニアチュール・アンソロジー。」


目次:

吸血鬼 ジャン・ミストレル (種村季弘訳)
グスラ(抄) プロスペル・メリメ (根津憲三訳)
吸血鬼 ジョン・ポリドリ (佐藤春夫訳)
吸血鬼の女 E・Th・A・ホフマン (種村季弘訳)
カルパチアの城 ジュール・ヴェルヌ (安東次男訳)
吸血鳥 マルセル・シュオッブ (種村季弘訳)
サセックスの吸血鬼 コナン・ドイル (延原謙訳)
吸血鬼 ルイージ・カプアーナ (種村季弘訳)
吸血鬼を救いにいこう ベレン (種村季弘・橋本綱訳)
受身の吸血鬼 ジェラシム・ルカ (種村季弘・橋本綱訳)
ドラキュラ ドラキュラ H・C・アルトマン (種村季弘訳)

編者解説 (種村季弘)




◆本書より◆


「編者解説」より:

「一九七〇年に薔薇十字社から『吸血鬼幻想』と題するエッセイを公けにして以来、私は、折があれば、血の糸につながれた真珠のように純白な吸血鬼の歯牙にも譬えられるような、吸血鬼小説のミニアチュール・アンソロジーを編んでみようと考えていた。小アンソロジーであるからには、一篇があまり束(つか)を取りすぎてはいけない。そういうわけでブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』、シェリダン・レ・ファニュの『カーミラ』、ポール・フェヴァルの『吸血鬼の村』のような長篇はあらかじめ除かれる。スラヴ系の吸血鬼小説も、概して中長篇なので敬遠しよう。英米派のパルプ・マガジン作家のそれまでをも含む厖大な宝庫は、いずれその道の専門家が発掘してくれるだろう。そんな風に消去して行くと、自然に本書の目次のようなアンソロジーになってしまったのである。」




































































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ひとでなしの猫

Author:ひとでなしの猫
ひ-2-改(ひとでなしの猫 2 改訂版)

◆「樽のなかのディオゲネス」から「ねこぢる」まで◆

難破した人々の為に。

分野: パタフィジック。

趣味: 図書館ごっこ。

好物: 鉱物。スカシカシパン。タコノマクラ。

将来の夢: 石ころ。

尊敬する人物: ジョゼフ・メリック、ジョゼフ・コーネル。

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