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『アンリ・ミショー展 未知への眼差し、未知の「かたち」へ』 (西武美術館 1983年)

アジアにて ミショー見せうぞ 檜笠
(ねこたろー)


『アンリ・ミショー展 
未知への眼差し、未知の「かたち」へ』

Exposition Henri Michaux

西武美術館 1983
161p 
24.4×25.6cm 並装
編集・発行: 西武美術館
表紙デザイン: 田中一光
制作: 美術出版デザインセンター


日本初の大規模なミショー回顧展のカタログ。出品作図版(モノクロ)203点、そのうち16点はカラー図版でも掲載。ほか参考図版(モノクロ)多数。


ミショー展 1983 01


西武美術館
1983年1月2日(日)―2月21日(月)
北九州市立美術館
1983年4月2日(土)―5月1日(日)
大津・西武ホール
1983年5月13日(土)―6月5日(日)

主催: 西武美術館、フランス芸術活動協会
協力: ポンピドゥー・センター、ル・ポワン・カルディナール画廊、パリ



ミショー展 1983 02


内容:

あいさつ/Message (西武美術館/北九州市立美術館)
日本の皆様へのごあいさつ (アンリ・ミショー)
Allocution destinée à être prononcée au Musée Seibu à Tokyo (Henri Michaux)

序 (アルフレッド・パックマン/訳: 朝吹亮二)
アンリ・ミショー 存在のアルファベットの探究 (大岡信)

カラー図版
 5 夜の王子 1937
 8 アンデス山脈 1938
 9 黒の地にパステル 1938
 12 板に油彩 1938―39
 15 クラウン(道化) 1939
 38 水彩 1949
 45 水彩、グワッシュ 1952
 97 水彩、墨 1962
 105 グワッシュ 1965
 129 水彩 1970
 147 墨、油彩 1974
 151 カートンに油彩 1975
 159 水彩 1976
 168 カートンに油彩 1977
 199 カンヴァスに油彩 1982
 200 カートンに油彩 1982

図版目録 (アルフレッド・パックマン、西武美術館 編)
 1 初期絵画 1925―34
  1 墨 1925
  2 蛸あるいは都市 1926
  3 ナレーション 1927
  4 怠惰 1934
 2 黒の地 1937―39
  5 夜の王子 1937
  6 戦闘 1937
  7 黒の地にパステル 1937―38
  8 アンデス山脈 1938
  9 黒の地にパステル 1938
  10 黒の地にパステル 1938
  11 黒の地に水彩 1938―39
  19 黒の地にグワッシュ 1944年
 3 水彩、グワッシュ、油彩 1938―39
  12 板に油彩 1938-9
  13 魔法の国にて 1939
  14 水彩 1939
  15 クラウン(道化) 1939
 4 水彩 1942―43
  16 水彩 1942
  17 水彩 1942
  18 私を運び去ってくれ 1943
 5 フロッタージュ 1944―47
  20 フロッタージュ 1944―45
  28 フロッタージュ 1947
  29 フロッタージュ 1947
  30 フロッタージュ 1947
 6 水彩 1945―49
  21 水彩、墨 1945
  22 水彩、墨 1945
  23 水彩、墨 1946
  24 カンヴァスに油彩 1946
  25 水彩 1946―48
  26 水彩 1947
  27 水彩 1947
  31 板に油彩 1947
  32 水彩、墨 1947―48
  33 板に油彩 1947―8
  34 墨、水彩 1948
  36 水彩、クレヨン 1948
  37 水彩 1948―49
  38 水彩 1949
  39 水彩 1949
  40 水彩 1949
  41 水彩、グワッシュ 1949
 7 ムーヴマン(運動) 1950
  42-1/2/3 ムーヴマン(運動) 1950
  43 ムーヴマン(運動) 1950
 8 グワッシュ 1950―52
  45 水彩、グワッシュ 1952
  46 先史時代II 1952
  47 グワッシュ 1952
  48 グワッシュ 1952
  49 グワッシュ 1952
  50 油彩 1952
 9 初期の墨 1954―57
  52 墨 1954
  51 墨 1954
  53 墨 1954
  57 唐紙に墨 1955―56
  58 墨 1956
  69 和紙にカラー・インク 1957
 10 初期のメスカリンによるデッサン、絵画 1954―57
  54 メスカリンによるデッサン 1954
  55 メスカリンによるデッサン 1955
  56 メスカリンによる風景 1955
  59 メスカリンによるデッサン 1956
  60 メスカリンによるデッサン 1956
  61 メスカリンによるデッサン 1956
  62 プシロシビンによるデッサン 1956
  63 メスカリンによるデッサン 1956
  64 メスカリンによるデッサン 1956
  65 メスカリンによる油彩 1956
  66 メスカリンによる油彩 1956
  67 メスカリンによるデッサン 1956―57
  68 メスカリンによるデッサン 1957
  73 メスカリンによるデッサン 1957―58
 11 メスカリンによるデッサン、絵画 1958―59
  75 メスカリンによるデッサン 1958
  76 メスカリンによるデッサン 1958
  77 メスカリンによるデッサン 1958
  78 メスカリンによるデッサン 1958
  80 メスカリンによる油彩 1958
  81 メスカリンによるデッサン 1958―59
  83 メスカリンによるデッサン 1959
 12 水彩 1957―61
  70 水彩 1957
  71 水彩 1957
  72 水彩 1957
  74 水彩 1957―58
  84 水彩 1959
  90 水彩 1960
  96 水彩 1961
 13 墨 1958―61
  79 墨 1958
  82 墨 1959
  85 墨 1960
  86 墨 1960
  89 墨 1960
  91 墨 1960―61
  87 墨 1960
  88 墨 1960
  92 墨 1961
 14 カンヴァスに墨 1961―62
  93 カンヴァスに墨 1961
  94 カンヴァスに墨 1961
  95 カンヴァスに墨 1961
  97 水彩、墨 1962
  98 水彩、墨 1962
 15 墨 1964―68
  99 墨 1964
  100 墨 1964
  101 墨 1965
  102 墨 1965
  116 墨 1968
  117 墨 1968
  118 墨 1968
 16 グワッシュ 1965―67
  103 グワッシュ 1965
  104 グワッシュ 1965
  105 グワッシュ 1965
  106 グワッシュ 1966
  112 グワッシュ 1967
  113 グワッシュ 1967
  114 グワッシュ 1967
  115 グワッシュ 1967
 17 初期のアクリル 1967―68、73
  107 アクリル 1967
  108 アクリル 1967
  109 アクリル 1967
  110 アクリル 1967
  111 アクリル 1967
  119 アクリル 1968
  120 アクリル 1968
  121 アクリル 1968
  122 アクリル 1968
  135 アクリル 1973
  136 アクリル 1973
  137 アクリル 1973
  138 アクリル 1973
 18 レアグレガシオン(再凝集)のデッサン 1969
  123 レアグレガシオン(再凝集)のデッサン 1969
  124 レアグレガシオン(再凝集)のデッサン 1969
  125 レアグレガシオン(再凝集)のデッサン 1969
  126 レアグレガシオン(再凝集)のデッサン 1969
  127 レアグレガシオン(再凝集)のデッサン 1969
  128 レアグレガシオン(再凝集)のデッサン 1969
 19 墨とアクリル、墨と油彩 1970―76
  132 墨、アクリル 1970
  140 墨 1974
  141 墨 1974
  142 墨、油彩 1974
  143 墨、油彩 1974
  144 墨、油彩 1974
  145 墨、油彩 1974
  146 墨、油彩 1974
  147 墨、油彩 1974
  148 墨、油彩 1974
  152 墨 1976
 20 水彩、パステル 1970―76
  129 水彩 1970
  130 水彩 1970
  131 水彩 1970
  133 パステル 1972
  134 パステル 1972
  139 パステル 1973
  149 水彩 1975
  150 水彩 1975
  151 カートンに油彩 1975
  153 水彩 1976
  154 水彩 1976
  155 水彩 1976
  156 水彩 1976
  157 水彩 1976
  158 水彩 1976
  159 水彩 1976
  160 水彩 1976
 21 カラー・インク 1977
  161 カラー・インク 1977
  162 カラー・インク 1977
  163 カラー・インク 1977
 22 油彩、アクリル 1977―78
  164 カートンに油彩 1977
  165 カートンに油彩 1977
  166 カートンに油彩 1977
  167 カートンに油彩 1977
  168 カートンに油彩 1977
  169 油彩、1977
  171 油彩、アクリル 1978
  172 油彩、アクリル 1978
 23 墨、アクリル 1978―81
  170 墨 1978
  173 アクリル 1979
  174 アクリル 1979
  175 墨 1980
  176 唐紙にインク 1980
  177 唐紙にインク 1980
  178 唐紙にインク 1980
  185 墨 1981
  179 アクリル 1980
  180 アクリル 1980
  181 アクリル 1980
  186 墨 1981
 24 色鉛筆によるデッサン 1980―81
  182 色鉛筆 1980
  183 色鉛筆 1980
  184 色鉛筆 1980
  195 色鉛筆 1981
  196 色鉛筆 1981
  197 色鉛筆 1981
  198 色鉛筆 1981
 25 水彩、アクリル、油彩 1981―82
  187 アkルイル 1981
  188 アクリル 1981
  189 アクリル 1981
  190 油彩 1981
  191 アクリル 1981
  192 水彩 1981
  193 水彩 1981
  194 水彩 1981
  199 カンヴァスに油彩 1982
  200 カートンに油彩 1982
  201 カートンに油彩 1982
  202 カートンに油彩 1982
  203 油彩 1982

Préface (Alfred Pacquement)
Henri Michaux: La recherche de l'Alphabet des êtres (Makoto Ooka)
年譜/Biographie (西武美術館 編)
主要参考文献/Bibliographie sélective (エリザベス・ギャロワ 編)
出品作品リスト/Liste des oeuvres exposées



ミショー展 1983 03

「夜の王子」(1937)。


ミショー展 1983 04

「水彩、グワッシュ」(1952)。


ミショー展 1983 05

上: 「蛸あるいは都市」(1926)。
下: 「怠惰」(1934)。


ミショー展 1983 06

「ムーヴマン(運動)」(1950)。


ミショー展 1983 07

「レアグレガシオン(再凝集)のデッサン」(1969)。


本書に関して、小海永二『アンリ・ミショー評伝』より:

「ミショーの死ぬ一年前に開かれたこの西部美術館他における「アンリ・ミショー展」の図録は、ミショーの生涯にわたる画業の展開と推移を通観するのに甚だ有益である。彼の画業はそこでは年代順に二十五の項目に区分されている。会場での展示もその二十五の区分に従っていた。」
「このような分類は、その時期ごとに用いられた鉛筆、水彩絵の具、油絵の具、墨、アクリル、パステル・チョーク、カラー・インク、色鉛筆等の画材およびフロータージュ、飛沫(タッシュ)、メスカリンの刺戟等による技法を主としたものである。(中略)ミショーの絵画やデッサンは、ある時期のものを除くと、具体的な題名がほとんどつけられておらず、(中略)使用した画材によって命名されているものが多い。彼の絵画やデッサンは、基本的に、既存の現実を再現するものではなく、未知の名づけようのないものをそこに〈存在〉させることを目的とするものであったから、(従って、彼のデッサンや絵画においては、作者が何をそこに新たに〈存在〉させ得たかどうかに最大の見所がある)、題名のつけようがないのも当然であるが、また同時に、画材や技法による作品のネイミングは、彼が新しい画材や技法の採用に伴って、そこから新しい画法を発見し、新しい絵画を創造してきたことをも表わしているだろう。
 一口にメスカリンによるデッサンや絵画と言ってもその内実は多様である。『みじめな奇蹟』に収められた崩れた文字様のものから、畝溝や微細な点々を持つもの、地震計の針の震動を思わせるような、デリケートでスリリングな線動を示すもの、画面全体が神経をいらだたせるようにちりちりと細かな網目に覆われたものなどに及んでいる。純粋のデッサンもあるし、油彩の小板絵もあるし、紅殻チョークと褐色鉛筆によって彩色を施されたものもある。それは、《ムーヴマン》の連作で、あるいは水彩画や墨による絵画において、時期により画風が異なるのと同様である。
 彼の絵画では、線描画にも、太い描線によるものもあれば、細い描線によるものもある。(中略)墨の飛沫(タッシュ)も、奔流のように流れ出たり、一定の方向に向かって飛び散ったり、無数の斑点になったり、しみ状になったりする。大胆であったり、微妙であったりする。フォルムも半ば具象的であったり、極めて抽象的であったりする。(中略)描きなぐられたかに見えるかと思うと、細部のにじみまで効果が計算されているようにも見える。色彩はほとんどが暗色系統だが、単彩あり多彩ありである。大きさも様々で、ミショー絵画では左右50センチ程度もしくはそれ以下のものが大部分なのだが、墨による絵画には、縦横のいずれかあるいはその両方が一メートルを越えるものが多い。(中略)描かれているのは、人体の部分であったり、顔であったり、眼であったり、細菌や昆虫であったり、岩であったり、レントゲン写真であったり、棒の行列や組み合わせであったりする。
 だから、西部美術館の「アンリ・ミショー展」図録の区分と分類だけでミショー絵画の全貌がわかるなどとは決して言えないのだが、(中略)右の図録による年代順の区分・分類はミショー絵画を理解する手がかりとなる重要な資料的価値をもつものだったということをここで述べておくことにしよう。」



ミショー展 1983 08


本書は持っていなかったので日本の古本屋サイトで購入しました。絵はがきがついてました。1,000円+送料350円。

















































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プロフィール

ひとでなしの猫

Author:ひとでなしの猫
 
うまれたときからひとでなし
なぜならわたしはねこだから
 
◆「樽のなかのディオゲネス」から「ねこぢる」まで◆

Koro-pok-Guru
Away with the Fairies

難破した人々の為に。

分野: パタフィジック。

趣味: 図書館ごっこ。

好物: 鉱物。スカシカシパン。タコノマクラ。

将来の夢: 石ころ。

尊敬する人物: ジョゼフ・メリック、ジョゼフ・コーネル、尾形亀之助、森田童子。

ハンス・アスペルガー・メモリアル・バーベキュー。

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