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『西脇順三郎 最終講義』 (CD2巻組・解説小冊子付)

「両性的なものは近代人の特色である。一方的なものは田舎者のやること。ひとつだけやるなんてことは時代的な精神病である。いいものは中間的である。」
(西脇順三郎 「ヨーロッパ現代文学の背景と日本」 より)


『西脇順三郎 
最終講義』

慶應義塾の名講義・名講演 CDシリーズ


慶應義塾大学出版会 
2011年6月20日 初版第1刷 
CD2巻組
解説冊子付
定価5,000円+税



CD1 慶應義塾大学最終講義「ヨーロッパ現代文学の背景と日本」(昭和37年)
CD2 慶應義塾大学文学部講座「詩学」より(昭和39年)

解説冊子(新倉俊一)付。CD2の方はやや音がよくないです。

オフィシャル試聴
http://www.keio-up.co.jp/kup/cds/nishiwaki.html


西脇順三郎 最終講義 01


西脇順三郎 最終講義 02


「ヨーロッパ現代文学の背景と日本」より聴き取り:

「私は元来、多方面じゃないと思うんですが、ただ、二重人格的なところがあって、私には非常に学者になりたい、なりたいというのは、非常に学者が好きだという、学者らしい研究をすることが非常に興味がある。それと同時に、困ったことには、創作したいという、文学的創作、文学じゃなくても、芸術的創作をやってみたいという、芸術というと、なんか多少いやらしくなりますから、創作的興味がある。この二つが、私をつねに憂鬱にしたのであります。英語で言う、fall between two stools という、アブハチとらずになって、とうとう、こんにち、こういう最終講義をやるような、余儀なくされたのである。」

「昔はヨーロッパに移住したいと思ったが、今は日本が好きだ。東京は長安である。東京は日本の代表、故郷である。」

「ヨーロッパ乞食だった。プラトー(プラトン)を読もうと努力したこともある。」
「論語の方が進んでおり、面白い。文学としては老子より孔子の論語の方が私にとっては価値がある。」

「仏教とキリスト教は両方信じる。宗教というものは、ひとつの見地からみれば同じこと、物欲を捨てよ、ということに帰する。そういう点からみると仏教の方がはるかに進んでいる。しかし両方とも好きである。」

「両性的なものは近代人の特色である。一方的なものは田舎者のやること。ひとつだけやるなんてことは時代的な精神病である。いいものは中間的である。」














































































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ひとでなしの猫

Author:ひとでなしの猫
 
うまれたときからひとでなし
なぜならわたしはねこだから
 
◆「樽のなかのディオゲネス」から「ねこぢる」まで◆

Koro-pok-Guru
Away with the Fairies

難破した人々の為に。

分野: パタフィジック。

趣味: 図書館ごっこ。

好物: 鉱物。スカシカシパン。タコノマクラ。

将来の夢: 石ころ。

尊敬する人物: ジョゼフ・メリック、ジョゼフ・コーネル、尾形亀之助、森田童子。

ハンス・アスペルガー・メモリアル・バーベキュー。

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