泉鏡花 『鏡花全集 巻二十』

泉鏡花 『鏡花全集 巻二十』

岩波書店 昭和16年5月20日第1刷発行
/昭和50年6月2日第2刷発行
648p 目次2p 
四六判 丸背紙装上製本 貼函
定価2,200円
正字・正かな/本文総ルビ

月報20(16p):
鏡花と漱石(岡保生)/泉鏡花と歌舞伎(落合淸彦)/鏡花小説校異考(二十)(村松定孝)/同時代の批評・紹介(水上瀧太郎)/編集室より/図版2点(大正9年、48歳/番町の家の茶の間)



目次

柳の横町 (大正8年5月)
手習 (大正8年9月)
縁日商品 (大正8年9月)
伯爵の釵 (大正9年1月)
賣色鴨南蠻 (大正9年5月)
瓜の涙 (大正9年10月)
榲桲(まるめろ)に目鼻のつく話 (大正9年10月)
唄立山心中一曲 (大正9年12月)
鯛 (大正10年1月)
薺 (大正10年1月)
蝶々の目 (大正10年3月)
毘首羯摩 (大正10年1月)




◆本書より◆


「毘首羯摩」より:

「將(まさ)に狂(きやう)せんとするものが、はじめて、言語(ことば)なり、擧動(きよどう)なり、常規を逸した行爲をするのは、大方は厠(かはや)の内外(うちそと)だと聞く。激しいヒステリーにかゝる婦人の、泣くも、笑ふも、齊(ひと)しく同じ處(ところ)だ、と言つて、あゝ、あの嫁は、内室(ないしつ)は、厠で泣いたわ、笑つたわ、やれ、もう危(あやふ)い、かなはぬぞ、と故老の輩(はい)は沙汰をする。
 或種の魔が居て、其處(そこ)に濳(ひそ)むのであらう。」










































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プロフィール

ひとでなしの猫

Author:ひとでなしの猫
ひ-2-改(ひとでなしの猫 2 改訂版)

◆「樽のなかのディオゲネス」から「ねこぢる」まで◆

難破した人々の為に。

分野: パタフィジック。

趣味: 図書館ごっこ。

好物: 鉱物。スカシカシパン。タコノマクラ。

将来の夢: 石ころ。

尊敬する人物: ジョゼフ・メリック、ジョゼフ・コーネル。

ハンス・アスペルガー・メモリアル・バーベキュー。

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