Robert Walser 『The Robber』 tr. by Susan Bernofsky

「Only a good-for-nothing like him can let so many important, lovely, useful things constantly tumble out of his brain.」
(Robert Walser 「The Robber」 より)


Robert Walser 
『The Robber』

Translated and with an Introduction by Susan Bernofsky

University of Nebraska Press, Lincoln, 2000
xiii, 141p, 20.4x12.8cm, paperback
Cover: Karl Walser "Nach Natur" (1894)



ローベルト・ヴァルザー最後の長篇小説「盗賊(Der Räuber)」は、ベルン時代の1925年に解読困難な細字の microscripts で書かれましたが、生前は発表されることなく、1972年になってようやく刊行されました。
本書はスーザン・バーノフスキーによる英訳です。
表紙絵はヴァルザーの兄カールによる水彩画で、シラー『群盗』の主人公カール・モールに扮したヴァルザーがモデルです。


walser - the robber



◆本書より◆


「Only a good-for-nothing like him can let so many important, lovely, useful things constantly tumble out of his brain. Being perpetually short for cash is a form of good-for-nothingness.」

(彼のような無用者だけがあれほど多くの重要な、美しい、有用なものを次々と頭の中からひねり出すことができる。年がら年中の金欠状態は無用者性のあらわれである。)

「There are, to be sure, persons who wish to extract from books guiding principles for their lives. For this sort of most estimable individual I am therefore, to my gigantic regret, not writing.」

(書物から生活の指針を引き出そうとする人たちがいる。慙愧の念にたえないが、私の書くものはそうしたお歴々向けではないのである。)




















































































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ひとでなしの猫

Author:ひとでなしの猫
ひ-2-改(ひとでなしの猫 2 改訂版)

◆「樽のなかのディオゲネス」から「ねこぢる」まで◆

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趣味: 図書館ごっこ。

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