松浦静山 『甲子夜話続篇 1』 (東洋文庫)

松浦静山 
『甲子夜話続篇 1』 

東洋文庫 360
中村幸彦・中野三敏 校訂

平凡社
1979年8月24日 初版第1刷発行
x 341p 
17.3×11.7cm 
角背クロス装上製本 機械函
定価1,200円
装幀: 原弘



本書「凡例」より:

「本書は静山(せいざん)松浦清(まつらきよし)著『甲子夜話(かつしやわ)』続篇百巻を八部に分かち、巻一から巻十五までを収録したものである。」
「底本には松浦素氏蔵、「平戸藩 楽歳堂蔵書」本を用いた。」



本文新字・正仮名。本文中図版多数。


甲子夜話続篇 一


内容:

凡例

甲子夜話続篇目録 続篇巻之一~巻之十五

甲子夜話続篇 
 巻一~巻十五




◆本書より◆


「巻七」より:

「或人云ふ。近き頃、伊豆の沖なる無人島に漂流して数年ありし人の、帰後に語りたるを親く聞けりと云話に、かの無人島の東五六十里許にもや有らん。其あたり乗出して見廻りたるに、一の嶋を覩つけたり。人も住るさまなれば、遙に望見たるに日本の人物なりければ、舟を近寄せて見るに、嶋人も指招く姿なれば、陸に上りて問に、此嶋の名をメツポウ島と云て、近頃この島に移り住めども、日本へ年貢を納むると云ふこともなく、稲は年々に能く登りて食に乏きことなく、畠も出き、木綿麻をも種て衣服に事欠くことも無く、魚鳥はさらなり、草木多かれば、家居も心任せに処々に造りて妻子をも養ひ居るさまなり。何れの年、何の頃よりか此処に住るぞと聞くに、いと近き頃にて、常州銚子の辺某村とか、一夜の間に一村の者云ひ合せ、打連れて舟を出して来れるなりと答へし由。島の主とても無れども、始て見出して還り知らせつる者、其地の長めきてあるのみと云へり。さて帰りてその事を語るに、近頃〔二十年許も以前にや有んと云ひけり〕銚子海辺の民家、一村の男女を尽して一夜の中に往方知らずなりたることあり。夫ならんと云あへりとぞ。」




松浦静山 『甲子夜話続篇 2』 (東洋文庫)











































































































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分野: パタフィジック。

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