根岸鎮衛 著/長谷川強 校注 『耳嚢 (上)』 (岩波文庫)

「安藤霜台(そうたい)語りけるは、同人壮年の頃、或日風与(ふと)召仕(めしつか)ふ者の面(おもて)を見しに、何れも人間ならず、ゑならぬ面に見へける故、勝手へ入(いり)て家内の面を見しに是(これ)も又同じ。」
(『耳嚢』 より)


根岸鎮衛 
『耳囊 (上)』 
長谷川強 校注 

岩波文庫 黄/30-261-1 

岩波書店 
1991年1月16日 第1刷発行
1991年2月25日 第2刷発行
434p
文庫判 並装 カバー
定価770円(本体748円)
カバー: 中野達彦
カバー原図: 尾張屋板「御江戸大名小路絵図」より



本書「凡例」より:

「本書は根岸鎮衛(やすもり)著『耳嚢(みみぶくろ)』の現在知られる唯一の十巻完備本、カリフォルニア大学バークレー校東アジア図書館蔵旧三井文庫本の翻刻である。」
「原姿を伝えることを基本方針として、各巻頭の目録や挿絵をすべて収めた。挿絵は底本書写時に省略しているものがあるが、他写本で補うような処置をとらなかった。」



全三冊。


耳嚢 上


カバーそで文:

「江戸中期に奉行職を歴任した根岸鎮衛(一七三七-一八一五)が同僚や古老の話を書き留めた随筆集。猫が人に化けた話、安倍川餅の由来、塩漬けにされた河童の事、都で欺かれた好色漢の話等々、珍談・奇談を満載した世間話の集大成。上巻には巻一~巻三を集録。(全3冊)」


目次:

凡例

巻之一
巻之二
巻之三

解説




◆本書より◆


「人性忌嫌ふもの有(ある)事」より:

「享保の頃御先手(おさきて)を勤し鈴木伊兵衛は極めて百合(ゆり)の花を嫌ひしが、或時茶会にて四、五人集(あつまり)し折から、吸物(すいもの)出ていづれも箸を取(とり)しに、伊兵衛以(もって)の外(ほか)不快にて色あしく箸も取(とら)ざる故、何れも様子尋しに、「若(もし)此(この)吸ものに百合の根などはなきや」といひし故、兼(かね)て嫌ひをも存ぜし事なれば、「曾(かつ)て右様(みぎよう)の事なし」と挨拶に及びけるに、一坐(いちざ)の内の膳に百合の絵書たるありけり。人々驚きて早速引替(ひきかえ)ければ元の如く快(こころよ)く成りしと松下隠州かたりぬ。」


「小児に異物ある事」:

「予が許(もと)へ常に来れる大木金助といへる者有りしが、絵など画て医業抔(など)を官務の間になして、予が家の小児など不勝(すぐれざる)の折からは其(その)業をも頼(たのみ)けるが、或る日来て語りけるは、「世には不思議の生質もあるもの也。去年堺町歌舞妓(かぶき)芝居へ行(ゆき)しに、右茶屋の悴(せがれ)十三才に成りぬ。何卒(なにとぞ)絵を習ひ度(たき)由を申(もうし)ける故、絵本など認(したため)遣(つかわ)しけるが、右悴近き頃金助許(もと)へ来りて専ら絵を習ひ或ひは素読(そどく)などいたしける。其起りを承(うけたまわ)るに、彼(かの)悴直(じき)に芝居の向ふに住(すみ)けるに、狂言など見る事甚(はなはだ)嫌ひにて、明暮学問など致しける故、其父母家業に相応せずとて不断叱り憤(いきどお)りて、弁当抔(など)芝居へ為運(はこばせ)けるをも厭ひ嫌ひて、聊(いささか)場所柄(がら)の浮気(うわき)繁花(はんか)の有(あり)さまを心に止(とめ)ざれば、迚(とて)も渠(か)れは家業相続さすまじとて、金助を頼(たのみ)同人方へ寄宿為致(いたさせ)ける。金介も其親々へ懸合(かけあい)ければ、当人願の上は宜(よろしく)相頼(あいたのむ)旨故、此(この)程まで差置(さしおき)侍べるよし。歌舞妓茶屋ながら人も相応に召仕(めしつか)ひける者の悴、金助方へ来りては茶を運び、或は朝夕の給仕等をなし、いくばくか苦しき事ならんに、物好(ものずき)なる者もある也といひしが、或る日右の親共来て、右悴の義は迚も家業相続いたし役に立べき者に非(あ)らず。かゝる不了簡の者は侍(さむらい)にでも不致(いたさず)ば相成間敷(あいなるまじき)と申(もうし)けると、大笑ひしける」と也。」


「奇病の事」:

「安藤霜台(そうたい)語りけるは、同人壮年の頃、或日風与(ふと)召仕(めしつか)ふ者の面(おもて)を見しに、何れも人間ならず、ゑならぬ面に見へける故、勝手へ入(いり)て家内の面を見しに是(これ)も又同じ。「熟(つ)ら熟ら考(かんがう)るに我は是(これ)乱心やしたるらん」と心を静(しずめ)、臥所(ふしど)に入て弥(いよいよ)心を静め臥しけるに、耳の内痛む事甚し。医師抔(など)も集りて其様を見て、「誠に痰火(たんか)の烈しきなるべし」とて服薬などなしけるに、左の耳より夥敷(おびたたしく)黒く煤(すす)のかたまり候ともいふべきもの出ぬ。又夜に入て右の耳を下になし臥(ふし)けるに、是亦同じく出ぬ。夫(それ)より程なく快気しけるが、夫迄は五色の色も見る処違ひしや、右病気已後(いご)始て五色の色を見る事外の人と同じかりけるとなり。」


「矢作(やはぎ)川にて妖物を拾ひ難儀せし事」:

「宝暦のはじめにや、三州矢作の橋御普請(ごふしん)にて、江戸表より大勢役人・職人等彼(かの)地に至りしに、或日人足頭(にんそくがしら)のもの川縁に立しに、板の上に人形様のものを乗せて流れ来れり。子供の戯れや、其(その)人形のやう小児の翫(もてあそ)びとも思はれざれば、「おもしろきもの也」と取りて帰り、旅宿に差置(さしおき)けるに、夢ともなく、「今日かゝりし事ありしが、明日は斯々(かくかく)の事有(ある)べし。誰は明日煩(わずら)はん。誰は明日いづれへ行(ゆく)べし」など夜中申けるにぞ、「面白きもの也。是(これ)は彼の巫女(みこ)などの用ゆる外法(げほう)とやらんにもある哉(や)」と懐中なしけるに、翌日も色々の事いひけるにぞ、始めの程はおもしろかりしが、大にうるさく厭ひおもひしかども捨(すて)んもまた恐しさに、所のものに語りければ彼者大に驚き、「よしなきものを拾ひ給ひけるなり。遠州山入(やまいり)に左様の事なす者ありと聞しが、其品拾ひ給ひては禍を受(うく)る事也」と云ひし故、詮方(せんかた)なく十方(とほう)に暮(くれ)て、「いかゞし可然哉(しかるべきや)」と愁ひ歎きければ、老人の申けるは、「其品を拾ひし時の通(とおり)、板の上に乗せて川上に至り、子供の船翫びする如く彼人形を慰める心にて、其身うしろ向(むき)にていつ放すとなく右船を流し放して、跡を見ず立帰ぬれば其祟(たた)りなしと云伝ふ」由語りけるにぞ、大に歓び其通なしてはなし捨しとや。」



目録:

巻之一
 一 禅気狂歌の事
 一 下風道二斎(おろしどうにさい)が事
 一 小野次郎右衛門出身の事 附(つけたり)伊藤一刀斎が事
 一 小野次郎右衛門遠流(おんる)の事 附(つけたり)御免(ごめん)にて被召帰(めしかえさるる)事
 一 有徳院様御射留(いとめ)御格言(かくげん)の事 附(つけたり)御仁心之事
 一 癪聚(しゃくじゅ)の事
 一 両国橋掛替(かけかえ)の事
 一 盲人かたり事致す事
 一 悪(あ)しき戯れいたす間敷(まじき)事 并(ならびに)悪事に頓智の事
 一 観世(かんぜ)新九郎修行自然の事
 一 万年石の事
 一 やろかつといふ物の事
 一 ちかぼしの事
 一 仁君御慈愛之事
 一 浄円院(じょうえんいん)様御婦徳之事
 一 和国(わこく)医師僧官(そうかん)起立(きりゅう)之事
 一 南光坊書記を写せる由の事
 一 妖気(ようき)強勇ニ勝タ不ル事
 一 長尾全庵(ぜんあん)が家起立の事
 一 貨殖(かしょく)工夫之事
 一 奇術の事
 一 人の精力しるしある事
 一 御力量之事
 一 石谷淡州狂歌の事
 一 太陰(たいいん)の人因果の事
 一 金春(こんぱる)太夫が事
 一 鼻金剛(はなこんごう)の事
 一 芸は智鈍に寄らざる事
 一 微物(びぶつ)奇術ある事
 一 怨念(おんねん)無しと極難(きわめがた)き事
 一 金精神(こんせいじん)の事
 一 陽物を祭り富を得る事
 一 山事(やまごと)の手段も人の非に乗ずる事
 一 不義に不義の禍(わざわい)ある事
 一 傾城奸計(かんけい)の事
 一 為広塚の事
 一 柳生但馬守心法は沢庵が弟子たる事
 一 柳生家門番の事
 一 大岡越前守(えちぜんのかみ)金言之事
 一 妖怪なしとも申難き事
 一 下蕨(したわらび)の事
 一 狂歌の事
 一 相学(そうがく)奇談の事
 一 池田多次見が妻和歌の事
 一 烏丸光胤入道卜山(ぼくざん)の事
 一 大通人(だいつうじん)の図
 一 諺歌(げんか)の事
 一 悪女歌の事
 一 女をいましめし歌の事
 一 河童(かっぱ)の事
 一 犬に位(くらい)賜はりし事
 一 倹約を守る歌の事
 一 紀伊治貞公賢徳の事
 一 酒井忠実侯倹約を守る事
 一 小刀銘(めい)の事
 一 水野家士岩崎彦右衛門が事
 一 江戸贔負(びいき)発句(ほっく)の事
 一 弓術古実の事
 一 下賤の者にも規矩見式(けんしき)ある事
 一 天道の論諭(ろんゆ)の事
 一 江戸武気自然の事
 一 松平康福(やすよし)公狂歌の事
 一 鬼谷子心取(こころとり)もの語りの事
 一 物は一途(いちず)に無之候(これなくそうらわ)では成就(じょうじゅ)なき事
 一 山中鹿之介武辺判談(ぶへんはんだん)の事
 一 沢庵壁書(へきしょ)の事
 一 大木口哲・大阪屋平六・五十嵐(いがらし)・狐膏薬(きつねこうやく)江戸鄽(みせ)最初の事
 一 両国橋幾世餅(いくよもち)起立(きりゅう)の事
 一 京都風の神送りの事
 一 金春太夫芸評を申上(もうしあげ)し事
 一 薬研堀(やげんぼり)不動起立(きりゅう)の事
 一 足利聖像の事
 一 人の運不可計(はかるべからざる)事 
 一 又
 一 信心に奇特ありし事共
 一 雷を嫌ふ事あるまじき事
 一 碁所(ごどころ)道智御答の事
 一 実母散(じつぼさん)起立(きりゅう)の事
 一 人性忌嫌ふもの有(ある)事
 一 天命自然の事
 一 旧室風狂の事
 一 奇病 并(ならびに)鍼術の事
 一 有徳院様御鷹野先(おたかのさき)の事 附(つけたり)羅漢寺(らかんじ)御請(おうけ)殊勝の事
 一 土屋相模守御加増ありし事
 一 時代うつりかはる事
 一 前生無(なし)とも難極(きわめがたき)事
 一 不思議なしとも難極(きわめがたき)事
 一 尊崇する所奇瑞(ある事
 一 一心の決する所成就する事
 一 名君世の助けを捨(すて)給はざる事
 一 異物亦(また)奇偶ある事
 一 武辺(ぶへん)手段の事
 一 怪僧墨蹟の事
 一 羽蟻(はあり)を止る呪(まじない)の事
 一 焼床(やけど)まじないの事
 一 蠟燭の流(ながれ)を留る事

巻之二
 一 蛇を養ひし人の事
 一 小児に異物ある事
 一 虫歯の痛みを去る奇法の事
 一 蕎麦(そば)を解(とか)す奇法の事
 一 解毒(げどく)の法承り置(おく)べき事
 一 堀部弥兵衛養子の事
 一 幽霊なしとも難極(きわめがたき)事
 一 執心残りし事
 一 吉備津宮(きびつのみや)釜鳴(かまなり)の事
 一 日の御崎(みさき)神事の事
 一 無思掛(おもいがけなく)悟道の沙汰ありし事
 一 信心に奇特ある事
 一 古物(こぶつ)不思議に出る事
 一 芸道上手心取(こころとり)の事
 一 正直に加護ある事 附 豪家其(その)気性(きしょう)の事
 一 賤妓発明にて加護ある事
 一 賤妓の家福(かくふ)を得し事
 一 怪我をせぬ呪(まじない)札の事
 一 非人(ひにん)に賢者ある事
 一 浪華任侠の事
 一 品川にてかたりせし出家の事
 一 又
 一 実心可感(かんずべき)事
 一 兵庫屋弥兵衛・松屋四郎兵衛成立(なりたち)の事
 一 戯芸侮(あなど)るべからざる事
 一 人の不思義を語るも不可信(しんずべからざる)事
 一 浅草観音にて鶏を盗みし者の事
 一 百姓其(その)心取尤(もっとも)なる事
 一 孝子其(その)しるしを顕(あらわ)す事 
 一 又
 一 蒲原(かんばら)村異変之節奇特之取計(とりはからい)致(いたし)候者の事
 一 小堀家稲荷之事
 一 鄙姥(ひば)冥途へ至り立返りし事
 一 人命を救ひし物語の事
 一 人の血(ち)油薬となる事
 一 仁慈輙(たやす)くなせし事
 一 神道不思議の事
 一 妖術勇気に不勝(かたざる)事
 一 臨死不死(しにのぞみしせざる)運の事
 一 賤者又気性ある事
 一 芸道手段の事 
 一 又
 一 異変に臨み熟計の事
 一 猫の人に化(ばけ)し事
 一 猫人に付(つき)し事
 一 村政の刀御当家にて禁じ給ふ事
 一 利欲応報の事
 一 公家(くげ)衆其(その)賢徳ある事
 一 位階に付(つき)左もあるべき事ながら可笑(おか)しき咄(はなし)の事
 一 好色もの京都にて欺(あざむか)れし事
 一 畜類また恩愛深き事
 一 外科不具を治せし事
 一 人の心取(こころとり)にて其行衛(そのゆくえ)も押(おし)はからるゝ事
 一 売僧(まいす)を恥しめ母の愁ひを解(とき)し事
 一 強気(ごうき)之者召仕(めしつかい)へ物を申付(もうしつけ)し事
 一 本妙寺火防(かぼう)札之事
 一 いわれざる事なして禍を招く事
 一 村井何某祖母武勇の事
 一 小児手討手段の事
 一 事に臨みて如何にも静(しずか)に可考(かんがうべき)事
 一 瀬名御役に成り候に付(つき)咄(はなし)の事
 一 聊(いささか)の心掛にて立身をなせし事
 一 手段にて権家(けんか)へ取入りし事
 一 狂歌にて咎めをまぬがれし事
 一 火災に感通占(うらな)ひの事
 一 芸道其(その)心志を用る事
 一 仏神に猫を禁じ給ふといふ事
 一 会下(えげ)村次助が事
 一 其(その)家業に身命を失ひし事
 一 才女手段発明の事
 一 覚悟過(すぎ)て恥を得し事
 一 両頭のむしの事
 一 供押(ともおさえ)之足軽袴(はかま)を着する古実(こじつ)の事
 一 茶事(ちゃじ)物語の事
 一 明君其(その)情悪を咎(とがめ)給ふ事
 一 強(ごう)勇の者御仕置(しおき)を遁れし事
 一 強(ごう)気勇猛自然の事
 一 猥(みだり)に人命を断(たち)し業報の事
 一 水に清濁軽重ある事
 一 奇病の事
 一 忠死帰するが如き事
 一 公家(くげ)衆狂歌の事
 一 畜類仇をなせし事
 一 非情のもの恩を報ずる事
 一 おもわず幸ひを得し人の事
 一 奸智永続にあらざる事
 一 池尻村の女召仕(めしつか)ふ間敷(まじき)事
 一 妙鏡庵起立(きりゅう)の事
 一 貧窮神の事
 一 国に寄りて其(その)風俗かはる事
 一 上州池村碑の事
 一 其(その)法に精心をゆだねしるしある事
 一 不受不施(ふじゅふせ)宗門の事
 一 好む所左(さ)もあるべき事
 一 志(こころざ)す所不思議に届(とどき)し事
 一 義は命より重き事
 一 寺をかたりて金を取りし者の事
 一 鼬(いたち)の呪(まじない)の事
 一 一休和尚返歌の事
 一 福を授(さずく)る福を植(うえ)るといふ事
 一 井伊家質素の事

巻之三
 一 聊(いささか)の事より奇怪を談じそめる事
 一 人の言葉に寄りて仏像流行(はやり)出す事
 一 神尾若狭守経済手法の事
 一 水野和泉守経済奇談の事
 一 丹波国高卒都婆(たかそとば)村之事
 一 マミといへる妖獣之事
 一 窮借手段之事
 一 不計(はからざる)幸ひにて身を立(たて)し事
 一 得奇物(きぶつをえて)富(とみ)し事
 一 下賤のものは心ありて可召遣(めしつかうべき)事
 一 鬼神を信じ薬剤を捨(すつ)る迷ひの事
 一 名によつて厳威ありし事
 一 高利を借(か)すもの残忍なる事
 一 其国風謂(いわ)れある事
 一 目あかしといへるものゝ事
 一 老僕盗賊を殺す事
 一 強盗徳にかたざる事
 一 狂歌流行の事
 一 無頼(ぶらい)の者も自然と其(その)首領に伏(ふく)する事
 一 人の貧富人作(じんさく)に及(およば)ざる事
 一 佐州団(だん)三郎狸の事
 一 天作(てんさく)其(その)理を極(きわ)めし事
 一 霊気残れるといふ事
 一 精心にて家業盛(さかん)なる事
 一 前表なしとも難極(きわめがたき)事
 一 神明淳直を基(もとい)とし給ふ事
 一 三峰山(みつみねさん)にて犬をかりる事
 一 明徳の祈禱其依所(そのよりどころ)ある事
 一 一旦盗賊の仲ヶ間に入(いり)し者噺(はなし)の事
 一 博徒(ばくと)の妻其(その)気性の事
 一 深切(しんせつ)の祈誓其(その)しるしある事
 一 上野清水観音額(がく)の事
 一 御門主(ごもんしゅ)明徳之事
 一 生得(うまれえ)て悪業なす者の事
 一 玉石の事
 一 植木物(もの)に依(より)て光曜(こうよう)ある事
 一 利を量りて損をなせし事
 一 守財の人手段別趣の事
 一 本庄宿(しゅく)鳥谷三右衛門が事
 一 道灌歌の事
 一 擬物志を失ひし事
 一 音物(いんもつ)に心得有(ある)べき事
 一 米良(めら)山奥人民之事
 一 矢作(やはぎ)川にて妖物を拾ひ難儀せし事
 一 秋葉(あきば)の魔火の事
 一 其業其法に非(あら)ざれば事不調(ととのわざる)事
 一 海上にいくじといふものゝ事
 一 鴻巣(こうのす)をおろし危く害に逢ひし事
 一 鳥類其(その)物合(ものあい)を考(かんがう)る事
 一 行脚(あんぎゃ)の者異人の許(もと)に止りし事
 一 熊野浦鯨突(くじらつき)之事
 一 任侠人こころ取(とり)別段之事
 一 信心に寄りて危難を免れしよしの事
 一 狐附(つき)奇異を語りし事
 一 大人(たいじん)の食味(しょくみ)不尋常(じんじょうならざる)事
 一 其(その)分限(ぶんげん)に応じ其言葉も尤(もっとも)なる事
 一 阿部川餅の事
 一 安藤家踊りの事
 一 天威自然の事
 一 大坂天守(てんしゅ)回禄(かいろく)の事
 一 悪党もの手段も一工夫ある事
 一 金銀二論の事
 一 風土気性等一概(いちがい)に難極(きわめがたき)事
 一 人の禁ずる事なすべからざる事
 一 言語可慎(つつしむべき)事
 一 戯れ事にも了簡あるべき事
 一 時節ありて物事的中する事
 一 芸能堪能(かんのう)人心を感動せし事
 一 老耄(ろうもう)奇談の事
 一 橘氏狂歌の事
 一 頼母舗(たのもしき)家来の事
 一 盲人吉兆を感通する事
 一 夢兆なし共難申(とももうしがたき)事
 一 未熟の射芸に狐の落(おち)し事
 一 楓(かえで)の茸(きのこ)喰ふべからざる事
 一 孝童自然に禍を免れし事
 一 雷公は馬に乗給ふといふ咄(はなし)の事
 一 精心(せいしん)にて出世をなせし事
 一 年ふけても其(その)業成就せずといふ事無き事
 一 蛇を祭りし長持の事
 一 明君倹素忘れ給はざる事
 一 其(その)職の上手心取(こころとり)格別なる事
 一 吉瑞の事に付(つき)奇談の事
 一 長崎諏訪明神(すわみょうじん)之事
 一 一向宗信者の事
 一 門跡(もんぜき)衣体(いたい)の事
 一 太平の代に処して勤(つとめ)を苦(くるし)む誤りの事
 一 梶左兵衛が事
 一 御中陰中(ちゅういんちゅう)人を殺害なせしものゝ事
 一 武士道平日の事にも御吟味の事
 一 狐猟師を欺(あざむ)きし事
 一 偽も実とおもひ実も偽と思はる事
 一 先格を守り給ふ御慎(つつしみ)の事
 一 酒宴の興も程あるべき事 
 一 酒に命を捨(すて)し事
 一 飢渇に望みて一飯を乞ひし事
 一 先祖伝来の封筐(ふうきょう)之事
 一 鈴森(すずがもり)八幡烏石(からすいし)の事
 一 町家の者其利を求める事工夫之事
 一 古しへは武辺(ぶへん)別段の事
 一 吉兆前証の事
 一 戯書・鄙言の事
















































































関連記事
スポンサーサイト
プロフィール

ひとでなしの猫

Author:ひとでなしの猫
ひ-2-改(ひとでなしの猫 2 改訂版)

◆「樽のなかのディオゲネス」から「ねこぢる」まで◆

難破した人々の為に。

分野: パタフィジック

趣味: 図書館ごっこ。

好物: 鉱物。スカシカシパン。タコノマクラ。

将来の夢: 石ころ。

ハンス・アスペルガー・メモリアル・バーベキュー

最近の記事
カテゴリー
ブログ内検索
リンク
フリーエリア
netakiri nekotaroの最近読んだ本