Edward Gorey 『The Tunnel Calamity』

Edward Gorey 
『The Tunnel Calamity
- A Tunnel Book』


Pomegranate Communications, Inc., 2015
15.2x17.6cm
Printed in China



うっかりして買いそびれていたのですが、アマゾンで取扱が再開されていたので注文しておいたのが届いたので開封してみました。


gorey - the tunnel calamity 01


初版は1984年。新版は堅牢な箱入りであります。


gorey - the tunnel calamity 02


これはなにかというと、エドワード・ゴーリー版「のぞきからくり」(peep box/peep show)でありまして、アコーディオン状(蛇腹)に連結された9枚の絵がトンネル内の情景を立体的に構成しているのですが、蛇腹をいろいろと按配することによって前面にはめ込まれたレンズからみえる情景が違ってくるのであります。


gorey - the tunnel calamity 03


どういう情景がみえるのかというと、1892年の聖フランブルの日(St. Frumble's Day)、イースト・シュートゥリー(East Shoetree)とウエスト・ラディッシュ(West Radish)をつなぐトンネル内に、すでに絶滅したと考えられていた奇妙な巨大生物“Uluus”が突如出現したという、その現場の情景であります。


gorey - the tunnel calamity 04


しかしながら、「トンネルの惨事」というわりには、皆いちじるしく無関心(アパシー)であります。一人の子どもだけが絶滅危惧動物に興味を示しています。

この、絶滅動物とそれを見あげる子どもの構図は、ダリの「リビドーの亡霊」を連想させます。
http://www.dalipaintings.com/the-spectre-of-sex-appeal.jsp


gorey - the tunnel calamity 05


無器用ゆえにちゃんと撮れませんでしたが、奥にみえる扉の上の丸窓には「ブラックドール(Black Doll)」の姿が……。

完全にマニア向けであります。




「ブラックドール」に関してはこちらをご参照下さい:

Edward Gorey 『The Black Doll』


そしてこちらもご参照下さい:

巌谷国士/桑原弘明 『スコープ少年の不思議な旅』




















































































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