ルチアーノ・ベッローシ 『ジョット』 野村幸弘 訳 (イタリア・ルネサンスの巨匠たち)

ルチアーノ・ベッローシ 
『ジョット』 
野村幸弘 訳

イタリア・ルネサンスの巨匠たち 2 フィレンツェ絵画の先駆者

東京書籍
1994年5月25日 第1版第1刷発行
80p
28×21cm 並装 カバー
定価2,000円(本体1,942円)



Luciano Bellosi: GIOTTO, 1981 (I grandi maestri dell'arte)
図版164点。


ジョット 01


カバーそで文:

「ジョット(ヴェスピニャーノ1267?―フィレンツェ1337年)
同時代の詩人ダンテは『神曲』のなかで、ジョットの名声が先輩画家チマブーエを凌駕したと謳(うた)い、ボッカッチョやサッケッティなどの著作家、そしてギベルティやヴァザーリなどの芸術家たちは、古代以来、闇に埋もれていた絵画を復興させた画家として、彼に最大の賛辞を贈っている。実際、ジョットはそれまでのいわゆる中世絵画をさまざまな点で革新している。すなわち、奥行きのある三次元的な空間を創出し、立体的・彫塑的な人物像を造形し、当時の建築物や日常的な人間の所作を活き活きと描き、ジョルナータ方式という新しいフレスコ画技法を導入したのである。彼の代表作、パドヴァ、スクロヴェーニ礼拝堂壁画に見られるように、場面の本質を捉えた解釈、簡潔で緊張感あふれる構図、威厳のある人物表現は、他の画家の追随を許さない。彼の眼差しは、神を中心とする観念的な世界から、人間を中心とする現実的な世界へと、確実に向かいはじめている。約100年後のルネサンスの到来を予告する近代絵画の夜明けといわれるゆえんである。フィレンツェ、アッシジ、ローマ、ナポリ、ミラノなど、イタリア各地で活躍してジョット派を形成し、その影響は遠くイタリア以外にも及んだ。」



目次:

初期作品
《聖フランチェスコ伝》
スクロヴェーニ礼拝堂
アッシジ下堂
ペルッツィ礼拝堂
バルディ礼拝堂

邦語文献




◆本書より◆


ジョット 02


「《聖フランチェスコ伝》」(アッシジ、サン・フランチェスコ聖堂上堂)より「アレッツォからの悪魔の追放」。


「〈アレッツォからの悪魔の追放〉では、家屋、塔、棟、屋根、屋上テラスがところ狭しと建てられ、四方を壁に囲まれ、物体の塊のようになった坂の街の表現も忘れがたい。」


ジョット 03


「聖フランチェスコの聖痕拝受」(パリ、ルーブル美術館)。


ジョット 04


「《ヨアキム伝》」(パドヴァ、スクロヴェーニ礼拝堂)より「聖女アンナへの天使の告知」「犠牲を捧げるヨアキム」。


ジョット 05


「《キリスト伝》」(パドヴァ、スクロヴェーニ礼拝堂)より「死せるキリストへの哀悼」「キリストの復活(われに触れるな)」。


ジョット 08


ジョット 06


ジョット 07




こちらもご参照ください:

モニカ・キエッリーニ 『チマブーエ』 野村幸弘 訳 (イタリア・ルネサンスの巨匠たち)
フランコ・サケッティ 『ルネサンス巷談集』 杉浦明平 訳 (岩波文庫)




























































































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