レオン・バッティスタ・アルベルティ 『絵画論』 三輪福松 訳

「私は自分が描きたいと思うだけの大きさの四角のわく〔方形〕を引く。これを、私は描こうとするものを、通して見るための開いた窓であるとみなそう。」
(レオン・バッティスタ・アルベルティ 『絵画論』 より)


レオン・バッティスタ・アルベルティ 
『絵画論』 
三輪福松 訳


中央公論美術出版
平成4年10月25日 初版
平成8年11月10日 再版
130p 口絵(モノクロ)8p
角背バクラム装上製本 カバー
定価2,700円(本体2,621円)



Leon Battista Alberti: Della Pittura
註・解説中に図13点。


アルベルティ 絵画論 01


帯文:

「イタリア・ルネサンス期の万能人、アルベルティからブルネレスキに捧げられた本書は、西欧絵画の芸術観――空間の認識――について指導的な役割を果した。美を愛し、探究しようとする人々に読みつがれる古典的名著。」


帯背:

「西欧絵画技法の
正統的源流」



目次:

序詞
絵画について
 第一巻
 第二巻
 第三にして最後の巻


解説
あとがき



アルベルティ 絵画論 02



◆本書より◆


「第二巻」より:

「絵画は、(中略)不在の人を出現させるばかりでなく、死んだ人を、ほとんど生きているかのようにする神のような力をもっている。それ故、芸術家に対する絶大な賞讃と憧れとを以て、その人々は幾世紀後の時代においてでも認められるのである。プルタルコスはいっている。アレクサンドロスの将軍の一人であるカッサンドロスは、大王の肖像を見たために身体中を震わせたと。また、ラケダイモン人のアゲシラオスは、何びとにも自分を描いたり、刻んだりすることを決して許さなかった。というのは、彼は自分の容姿を好まなかったため、自分の後に生まれて来る人々に自分の姿を知られるのを避けようとしたためである。このように、すでに死んでしまった人々の顔が、絵画によって確かに長い生命を保つのである。」

「歴史画がローマで賞讃されている。その絵では、死人のメレアグロスを運んでいる人々がいかにも重そうだった。その肢体のすべてが完全に死んでいる。手も指も頭もすべてが重々しく垂れ下っている。誰でも死体を表現しようとする者が――それは全く困難な仕事であるが――もし各肢体を、ぐにゃぐにゃした無気力の状態に描く術をわきまえているなら、きっともっとも優れた画家になるだろう。したがって、このように、あらゆる絵画において、各肢体のどんな微細な関節でもその機能を果たせるようにわずかの手落ちもないよう注意すべきである。そして死人の体では、爪まで死んでいなくてはならない。生きている人には、どんな微細な部分も生きていなくてはならない。」






















































































































































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ひ-2-改(ひとでなしの猫 2 改訂版)

◆「樽のなかのディオゲネス」から「ねこぢる」まで◆

難破した人々の為に。

分野: パタフィジック。

趣味: 図書館ごっこ。

好物: 鉱物。スカシカシパン。タコノマクラ。

将来の夢: 石ころ。

尊敬する人物: ジョゼフ・メリック、ジョゼフ・コーネル。

ハンス・アスペルガー・メモリアル・バーベキュー。

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