グロリア・フォッシ 『フィリッポ・リッピ』 塚本博 訳 (イタリア・ルネサンスの巨匠たち)

グロリア・フォッシ 
『フィリッポ・リッピ』 
塚本博 訳

イタリア・ルネサンスの巨匠たち 13 フィレンツェの美神

東京書籍
1994年2月26日 第1版第1刷発行
80p
28×21cm 並装 カバー
定価2,000円(本体1,942円)



Gloria Fossi: FILIPPO LIPPI, 1989 (I grandi maestri dell'arte)
図版78点。


フィリッポリッピ 01


カバーそで文:

「フィリッポ・リッピ(フィレンツェ1406頃―スポレート1469年)
「稀有な才能の持主」「すぐれた画匠」「並外れた技巧家」であると同時に、「多くの悪行を犯した」奇矯で放埓な芸術家。この特異な画僧の作品解釈は、長らくこの画家に対する評価の消長によって、内容が左右されてきた。創造力が豊かで、注文主の意をよく汲み、当時の絵画から深い影響を受けた画家であり、また15世紀フィレンツェにおける芸術復興の立役者でもあった。」



目次:

フィリッポ・リッピに関する評価の変遷
 「すべての画家は自分自身を描く」?
 作品の注文主
 当時の人々の評価
 ヴァザーリから現代まで
初期作品
 カルメル会の絵画
《コルネート・タルクィニアの聖母》とフランドル美術の影響
フィレンツェの教会のための大祭壇画
聖母マリアの作品
プラートとスポレートの大フレスコ画連作

関連年表
 歴史上の出来事
 リッピの生涯と作品
 フィレンツェの芸術家と作品
 フィレンツェ以外の芸術家と作品
主要文献




◆本書より◆


「フィリッポ・リッピに関する評価の変遷」より:

「フラ・フィリッポは若いころから修道士の身であった(「フラ」は僧侶の意)にもかかわらず、節度に欠け不品行であったのだが、老コジモにとっては、彼が風変わりな画家であったかどうかということはほとんど重要ではなかったのである。むしろメディチ家最初の偉大な「パトロン」であったコジモ自身は、アニョロ・ポリツィアーノ(1454―94年)がその『日記』のなかで述べているように、「すべての画家は自分自身を描く」と語っていたようだ。こうした意味でフィリッポ・リッピは、記録が伝えるとおり、人嫌いで気むずかしく、気まぐれで情熱的、そして規則や契約をほとんど守らない性格であっても、それが許容されたのであろう。」


フィリッポリッピ 02


「聖ステパノ伝 誕生、他の子どもとすりかえられたステパノ(部分)」(プラート大聖堂)。


フィリッポリッピ 03


「洗礼者聖ヨハネの生涯 ヘロデの宴会、サロメの部分」(プラート大聖堂)。


フィリッポリッピ 04


「洗礼者聖ヨハネの生涯 ヘロデの宴会、ヘロデヤにヨハネの首を渡す部分」(プラート大聖堂)。


フィリッポリッピ 05


「洗礼者聖ヨハネの生涯 ヘロデの宴会、ヘロデヤの部分」(プラート大聖堂)。



















































































































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ひとでなしの猫

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ひ-2-改(ひとでなしの猫 2 改訂版)

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難破した人々の為に。

分野: パタフィジック。

趣味: 図書館ごっこ。

好物: 鉱物。スカシカシパン。タコノマクラ。

将来の夢: 石ころ。

尊敬する人物: ジョゼフ・メリック、ジョゼフ・コーネル。

ハンス・アスペルガー・メモリアル・バーベキュー。

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