『安西冬衛全集  第四巻 未刊詩篇二』

「スペインを勘定に入れる。」
(安西冬衞 「煉瓦積人足の手記・西班牙の証言」 より)


『安西冬衞全集 
第四卷 
未刊詩篇二』


宝文館出版
昭和58年11月30日 第1刷発行
392p 口絵(モノクロ)1葉
A5判 丸背紙装上製本 貼函
定価4,500円
装釘: 濱田濱雄

月報 9 (4p):
織田喜久子「安西冬衛の思い出」/丸山薰「安西冬衛氏の詩に就いてのわが ALPHABET (「詩と詩論」6号 1929年12月)/編集室から



本書「後記」より:

「本巻には第三巻に続き、昭和二十六年(一九五一)より昭和四十年(一九六五)に発表された未刊詩篇を収めた。」
「本巻に収録した作品は、著者の書き込み、訂正のあるものはこれに従い、複数の紙誌に発表された同一の作品は、そのうちから最終稿と思われるものを採った。」



新字・新かな(一部旧かな)。


安西冬衛全集


帯文:

「不滅の光芒を放つ安西詩業の全貌!
第四巻 未刊詩篇二
連作「煉瓦積人足の手記・西班牙の証言」、および昭和二十六年~昭和四十年死没までのすべての未刊詩篇を編年順に網羅。
未刊詩篇全二冊完結!」



目次:

Ⅰ 煉瓦積人足の手記・西班牙の証言
 煉瓦積人足の手記 1―145
 西班牙の証言 146―215

Ⅱ 昭和二十六年(一九五一)―昭和三十年(一九五五)
 春来
 あしかびのごと
 新妻表情くらべ
  朝の支度
  愛のスェーター
  旅のたより
  ミシンに倚りて
  夕化粧
  春風切つて
 三月の遍歴
 紫と白
 ぶらんこ
 虎
 海への誘ひ
 スリツプを脱ぐ少女
 (友ヶ島)
 鹿(しか)の子
 さらば夏休よ
 紅蜀葵
 新胎
 霜凪
 即興詩 美しき架橋
 刑罰と栄光
 新(あたら)しい日(ひ)の出(で)
 磬
 国原年首
 宮廷の虫
 罟師と瞽者
 有用の砂
 輝かしい前進
 (堺市レクリエーション大会)
 磯馴松
 (友ヶ島)
 美しきブラジル
 大阪の朝
 海牙
 舟出
 無蓋帝国
 縫目のない壁
 夜の信用状
 水の上の乾杯
 晩夏光
 忠実なる糸杉
 過ぎゆく夏の回想
 新らしい道標
 花と詩
 富士は新らしく
 撰式辞
 金色(こんじき)の時
 はつ春(はる)
 紡績の春
 イフ
 ナポレオンと蝙蝠傘
 海と山との際(あいだ)
 安息の丘
 ももいろのモモス
 好色
 時間
 生の飛躍
 文学座の楽屋にて
 ジンのある風俗
 百日の恋
 死海アスフアルト会社
 永遠の泉
 テレビンの匂ひ
 坐賈と商旅
  羅漢
  一角獣
 かの水晶の王宮より来る金の声
 春はずむ
 泉と羊
 風にそよぐ芦から
 新らしき祈禱
 わが新春
 ラビツトの初旅
 道徳の生理
 変質旅行
 北見
 ドミノ
 渇望
 主と下僕
 かえらざる河のほとりで
 褐色の思惟
 ニツケル・オデォン
 青葉がくれに
 銀河に悼む
 海の女王
 夜のサロンにて
 鴎に寄せた手紙
 奈良の秋

Ⅲ 昭和三十一年(一九五六)―昭和三十五年(一九六〇)
 火星人との結婚
 規那
 マラゲニヤ
 不死鳥(フェニックス)の碑
 悪徳の城
 故旧忘れめや
 かわうそ
 平和のはと ここに飛び立つ
 桃の木の下での解脱
 マリー・ロオランサン Marie Laurencin
 地霊
 芳躅頌
 もみじ便り
 初夢
 十日戎
 ゆっくりといそげ
 乾ける河
 復活
 朝日をかざして
 ヤコブの黒い梯子
 五月の窓
 臼砲脱臼
 匿名ホテル
 赤いサソリ
 (わたしは小さい炎)
 夏室内
 エグローグ侯百年祭
 秋の使者
 天景の道
 赤と黒のコンテュニティ
 冬の旅
 (大阪府芸術祭)
 デルクストリス讃歌
 冬の李
 赤い鷓鴣
 夜の破浪神
 復活祭
 こどもの眼は
 春の洪水
 夏のおどりへの誘い
 七月のほめうた
 生命の泉のほとりに
 不可視の群集の包囲のただ中で
 水のほとり
 この八月の時
 浜ひるがお
 鉄と火の協奏曲の中で
 冬のとりで
 樹木讃仰
 (大阪府芸術祭)
 伉儷頌歌
 アルカディヤの野にひらく窓
 窓
 正月嬉遊図
 デフイニシヨン
 トレドの砦
 五月の貞節
 ドッグ・イヤード日記
 夜の要人
 高層ビルの屋上で
 われ山崎を過ぎる時
 新らしい水平線に立つ少女らに
 この恍惚と陶酔と
 パイプオルガン
 ゴールデン ’60
 蓬莱島
 旧正の旅
 無痛帝国
 胡粉の桃
 皇子生れましぬ祝はざらめや
 美しきわが大阪の街
 古いチーズ
 ルビコンの彼岸へ
 朝粧
 十一月三日

Ⅳ 昭和三十六年(一九六一)―昭和四十年(一九六五)
 いのちあわれ
 霞の中から
 要人不在
 唐津(からつ)のひと
 少年求婚
 火と水の協奏曲
 五月の造形
 竜の落し子
 球宴のアプローチ
 山上新唱
 北京狆がペニスを出す
 南京(みなみのきょう)新秋
 初秋
  調教
  流域
 秋の封印
 五色木頌
 早春の旅より
 新春伉儷
 初点前
 初富士
 夜のスリット
 千人風呂
 京城乗合
 水やがてぬるまん
 馬酔木(あせび)に寄せる贐(はなむけ)のうた
 古道行人稀
 夜のプロジェクション
 夜の思料
 タブー
 道芝ゆかし
 赤帽のネポテイズム
 青水蠟樹とMボタン
 草原の頌
 黒四の正月
 黒部の人
 志摩の玉虫
 青い妓
 目下養生中
 冬の花火
 寄居虫のうた
 若いホープ
 中之島春昼
 新らしい渚(なぎさ)への誘い
 讃歌
 初夢
 二つの姿勢
 透しのある呪文
 鬚を蓄えた古いチーズ
 月世界旅行
 たとえ渚はかわっても
 姫路今昔
 茨戸のバラード
 樹が腕組して云うには
 アニメーション’65
 三万二千年
 堺港火力のほめうた
 眉宇いさぎよく
 砂漠と鹹湖をわれらに
 蝶の祝典序列
 夜の卍
 玉煙ヲ生ズ

後記 (山田野理夫)




◆本書より◆


「煉瓦積人足の手記・西班牙の証言」より:

「2 天鵞絨が天鵞絨であるやうに、スペイン人はスペイン人である。」
「42 マドリイド大学のオペルマイエル教授に拠れば、古式スペインの絵画では、人間の姿を妙に歪まして描く癖があるさうだ。」
「66 西班牙の質屋はうさぎ馬の片耳をもつていつてもけつこう融通してくれる。」
「79 数を奇数と偶数に分けたのは、西班牙人である。」
「145 スペインを勘定に入れる。」
「211 遠くからはリボンのやうに見えてゐるくせに、近よると消えてなくなるスペインの径(こみち)。」












































































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