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『論語』 金谷治 訳注 (岩波文庫)

「春の終わりごろ、春着もすっかり整うと、五六人の青年と六七人の少年をともなって、沂水(きすい)でゆあみをし雨乞(ご)いに舞う台のあたりで涼みをして、歌いながら帰って参りましょう。」
(『論語』 「先進第十一」 より)


『論語』 
金谷治 訳注
 
岩波文庫 青/33-202-1 

岩波書店
1963年7月16日 第1刷発行
1988年8月5日 第37刷発行
280p 索引22p
「春秋時代(論語関係)要図」1p
文庫判 並装 カバー
定価500円



本書「凡例」より:

「この書は、『論語』の原文・読み下し・現代語訳を合わせ載せたうえ、簡単な注を加えたものである。」


巻頭に図版(「孔子像」)1点。


論語


カバー文:

「古代中国の大古典「四書」のひとつで、孔子(B.C. 551―479)と彼を中心とする人々の言行録。古い道徳主義のイメージをもつ人もあろうが、決してむずかしいことが書かれているのではない。人間として守るべき、また行なうべき、しごく当り前のことが簡潔な言葉のうちに盛られている。原文とその読み下し文に現代語訳と注をつけて親しみやすくし、索引を付した。」


目次:

はしがき
凡例

巻第一
 学而第一
 為政第二
巻第二
 八佾第三
 里仁第四
巻第三
 公冶長第五
 雍也第六
巻第四
 述而第七
 泰伯第八
巻第五
 子罕第九
 郷党第十
巻第六
 先進第十一
 顔淵第十二
巻第七
 子路第十三
 憲問第十四
巻第八
 衛霊公第十五
 季氏第十六
巻第九
 陽貨第十七
 微子第十八
巻第十
 子張第十九
 堯曰第二十

付録
 孔子略年表
 関係地図
 索引




◆本書より◆


「公冶長第五」より:

「先生がいわれた、「道が行なわれない、〔いっそ〕いかだに乗って海に浮かぼう。わたくしについてくるものは、まあ由(ゆう)かな。」」


「雍也第六」より:

「先生がいわれた、「知っているというのは好むのには及ばない。好むというのは楽しむのには及ばない。」」


「子罕第九」より:

「先生がいわれた、「破れた綿いれの上衣を着ながら、狐や貉(むじな)の毛皮を着た人と一しょにならんで恥ずかしがらないのは、まあ由(ゆう)(子路)だろうね。」」


「先進第十一」より:

「閔子騫(びんしけん)はおそばにいて慎しみ深く、子路はほこらしげで、冉有(ぜんゆう)と子貢(しこう)はなごやかであった。先生は〔優秀な門人にかこまれて〕楽しまれた。ただ、「由(ゆう)のような男は、ふつうの死にかたはできまい。」といわれていた。」

「子路と曾晳(そうせき)と冉有(ぜんゆう)と公西華(こうせいか)とがおそばにいた。先生がいわれた、「わたしがお前たちより少し年うえだからといって、遠慮をするな。ふだんいつもは『わたし〔の真価〕を知ってくれない。』といっているが、もしだれかお前たちのことを知って〔用いて〕くれたとしたら、どうするかな。」子路がいきなりお答えしていった、「兵車千台を出すていどの国が〔万台を出すような〕大国の間にはさまり、さらに戦争が起こり飢饉が重なるというばあい、由(ゆう)(このわたくし)がそれを治めれば、三年もたったころには〔その国民を〕勇気があって道をわきまえるようにさせることができます。」先生はそのことばに笑われた。「求(きゅう)、お前はどうだね。」お答えしていった、「六七十里か五六十里四方の〔小さい〕ところで求が治めれば、三年もたったころには人民を豊かにならせることができます。礼楽(れいがく)などのことは、それは君子にたのみます。」「赤(せき)、お前はどうだね。」お答えしていった、「できるというのではありません、学びたいのです。宗廟(そうびょう)のおつとめや諸侯の会合のとき、端(たん)の服をきて章甫(しょうほ)の冠(かんむり)をつけ、いささかの助け役になりたいものです。」「点、お前はどうだね。」瑟(しつ)をひいていたのがとまると、カタリとそれをおいて立ち上り、お答えしていった、「三人のような立派なのと違いますが。」先生が「気にすることはない。ただそれぞれに抱負をのべるだけだ。」といわれると、「春の終わりごろ、春着もすっかり整うと、五六人の青年と六七人の少年をともなって、沂水(きすい)でゆあみをし雨乞(ご)いに舞う台のあたりで涼みをして、歌いながら帰って参りましょう。」といった。先生はああと感歎すると「わたしは点に賛成するよ。」といわれた。」



「微子第十八」より:

「楚(そ)のもの狂(ぐる)いの接輿(せつよ)が歌いながら孔子のそばを通りすぎた、「鳳(ほう)よ鳳よ、何と徳の衰えたことよ。過ぎたことは諫めてもむだだが、これからのことはまだまにあう。やめなさい、やめなさい、今の世に政治するとは危ういことだ。」孔子は〔車を〕降りて彼と話をしようとされたが、小走りして避けたので、話すことができなかった。」
















































































































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ひとでなしの猫

Author:ひとでなしの猫
 
うまれたときからひとでなし
なぜならわたしはねこだから
 
◆「樽のなかのディオゲネス」から「ねこぢる」まで◆

Koro-pok-Guru
Away with the Fairies

難破した人々の為に。

分野: パタフィジック。

趣味: 図書館ごっこ。

好物: 鉱物。スカシカシパン。タコノマクラ。

将来の夢: 石ころ。

尊敬する人物: ジョゼフ・メリック、ジョゼフ・コーネル、尾形亀之助、森田童子。

ハンス・アスペルガー・メモリアル・バーベキュー。

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