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『山家鳥虫歌 ― 近世諸国民謡集』 浅野建二 校注 (岩波文庫)

「昔(むかし)思へば恨めしござる なぜに昔は今ないぞ」
(『山家鳥虫歌』 より)


『山家鳥虫歌
― 近世諸国民謡集』 
浅野建二 校注
 
岩波文庫 黄/30-242-1 

岩波書店
1984年1月17日 第1刷発行
1984年5月16日 第2刷発行
332p
文庫判 並装 カバー
定価450円



本書「凡例」より:

「本書は、故高木市之助博士所蔵の明和刊本『山家鳥虫歌』(昭和五十一年、日本歌謡研究資料集成第七巻所収・勉誠社複製本)を底本として翻刻するとともに、特に語句や歌意の不明なもの、類歌の多いものについて、必要な注解を施したものである。」
「底本には句読点もなく、仮名書きだけの表記が多いので、読解の便宜のために、適宜句切りをつけ、漢字を当て、会話や引用文には「 」『 』を付して、構文を明らかにした。」



本文中図版6点、カット1点。


山家鳥虫歌 01


カバー文:

「江戸中期の民謡集。68ヵ国、398首を収める。今も残る「めでためでたの若松様よ」の祝歌を最初に、田植え、草取り、収穫など、労働につれて歌われたものが多い。また「恋に焦がれて鳴く蟬よりも、鳴かぬ蛍が身を焦がす」と、人目を忍ぶ恋の辛さを歌ったものも少なくない。民謡の祖であり、その主題は現代歌謡に受けつがれている。」


目次:

凡例

山家鳥虫歌序
巻之上
 〔畿内五国〕
  山城国風
  大和
  河内
  和泉
  摂津
 〔東海道十五国〕
  伊賀
  伊勢
  志摩
  尾張
  参河
  遠江
  駿河
  甲斐
  伊豆
  相模
  武蔵
  安房
  上総
  下総
  常陸
 〔東山道八国〕
  近江
  美濃
  飛騨
  信濃
  上野
  下野
  陸奥
  出羽
巻之下
 〔北陸道七国〕
  若狭
  越前
  加賀
  能登
  越中
  越後
  佐渡
 〔山陰道八国〕
  丹波
  丹後
  但馬
  因幡
  伯耆
  出雲
  石見
  隠岐
 〔山陽道八国〕
  播磨
  美作
  備前
  備中
  備後
  安芸
  周防
  長門
 〔南海道六国〕
  紀伊
  淡路
  阿波
  讃岐
  伊予
  土佐
 〔西海道九国、並二島〕
  筑前
  筑後
  豊前
  豊後
  肥前
  肥後
  日向
  大隅
  薩摩
  壱岐
  対馬
書後

補注
校注
解説
歌謡初句索引



山家鳥虫歌 02



◆本書より◆


「和泉」より:

「昔(むかし)思へば恨めしござる なぜに昔は今ないぞ」


「摂津」より:

「腹(はら)の立つとき裏(うら)に川欲(ほ)しや 水に心をすゝぎたや」


「美濃」より:

「安積(あさか)山かや山の井(ゐ)の 人の心の底(そこ)見ゆる」


「能登」より:

「飲みやれ歌やれ先(さき)の世(よ)は闇よ 今は半(なか)ばの花盛り」


「越中」より:

「死んで又来る釈迦(しやか)の身が欲しや 死んで見しょもの面当(つらあて)に」


「淡路」より:

「花は折(お)りたし梢(こずゑ)は高し 眺(なが)め暮らすや木(こ)の下(もと)に」
























































































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◆「樽のなかのディオゲネス」から「ねこぢる」まで◆

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分野: パタフィジック。

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尊敬する人物: ジョゼフ・メリック、ジョゼフ・コーネル、尾形亀之助、森田童子。

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