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カエサル 『ガリア戦記』 近山金次 訳 (岩波文庫)

カエサル 
『ガリア戦記』 
近山金次 訳
 
岩波文庫 青/33-407-1 

岩波書店
1942年2月5日 第1刷発行
1964年5月16日 第4刷改版発行
1987年5月15日 第30刷発行
320p
文庫判 並装 カバー
定価550円



COMMENTARII DE BELLO GALLICO
附図8点。


カエサル ガリア戦記


カバー文:

「カエサル(前102頃-前44)の率いるローマ軍のガリア(今のフランス)遠征の記録。現地から彼が送る戦闘の記録はローマ全市を熱狂のるつぼに化したという。7年にわたる激闘を描いたこの書物こそ、文筆家カエサルの名を不朽にし、モンテーニュをして「最も明晰な、最も雄弁な、最も真摯な歴史家」と賞讃せしめたものである。」


目次:

解説

第一巻(紀元前五八年)
 第一―二九節 ヘルウェティー族との戦争
  一 ガリア概観
  二―一五 ヘルウェティー族の移動
  一六-二〇 ガリアの内訌
  二一―二九 ヘルウェティー族との決戦
 第三〇―五四節 ゲルマーニー人との戦争
  三〇―三八 カエサルの対策
  三九―四一 ローマ陣中の恐慌
  四二―五四 ゲルマーニー人との決戦
第二巻(紀元前五七年)
 第一―三三節 ベルガエ人との戦争
  一―一五 ベルガエ人の策動とアクソナ河の交戦
  一六―二八 ネルウィー族との決戦
  二九―三三 アトゥアートゥキー族の滅亡
 第三四―三五節 海辺諸族の服属
第三巻(紀元前五七―五六年)
 第一―六節 アルペース諸族の討伐
 第七―一九節 海辺諸族との戦争
  七―八 海辺諸族の策動
  九―一九 ウェネティー族との海戦
 第二〇―二七節 アクィーターニー人との戦争
 第二八―二九節 北方諸族の討伐
  二八 モリニー族とメナビー族の抵抗
  二九 討伐の中止
第四巻(紀元前五五年)
 第一―一九節 ゲルマーニー人との戦争
  一―六 ゲルマーニー人の脅威とガリー人の気質
  七―一五 ゲルマーニー人との決戦
  一六―一九 ローマ軍のレーヌス渡河
 第二〇―三六節 ブリタンニー人との戦争
  二〇―二七 ローマ軍のブリタンニア上陸
  二八―三六 ブリタンニー人との決戦
 第三七―三八節 北方諸族の討伐
  三七 モリニー族の襲撃
  三八 メナピー族の逃亡
第五巻(紀元前五四年)
 第一―二三節 ブリタンニー人との戦争
  一―七 ローマ軍の遠征準備
  八―一四 ローマ軍の陣地とブリタンニアの事情
  一五―二三 ブリタンニー人との決戦
 第二四―五八節 北方諸族の謀叛
  二四―二五 冬営配置
  二六―三八 エブロネース族の乱
  三九―五三 ネルウィー族の乱
  五四―五八 トレーウェリー族の乱
第六巻(紀元前五三年)
 第一―一〇節 北方諸族の討伐
  一―八 北方諸族の謀叛と降服
  九―一〇 ローマ軍のレーヌス渡河
 第一一―二〇節 ガリアの事情
 第二一―二八節 ゲルマーニアの事情
 第二九―四四節 エブロネース族の乱
第七巻(紀元前五二年)
 第一―九〇節 ガリー人全部との戦争
  一―三一 全ガリアの策謀とアウァリクムの攻囲
  三二―五三 ハエドゥイー族の内訌とゲルゴウィアの戦闘
  五四―六二 カエサルの苦境とラビエーヌスの奮戦
  六三―九〇 全ガリアの謀叛とアレシアの決戦

地名人名索引




◆本書より◆


「第六巻」より:

「ヘルキニアの森はエラトステネースや若干のギリシア人に噂で知られ、オルキニアの森と呼ばれていた。」
「前述したヘルキニアの森の幅は、軽装のものでも九日間はかかるひろさがある。他には測りようがなく、道の測り方も知らない。その森はヘルウェティー族やネメーテース族やラウラキー族の国境にはじまり、ダーヌウィウス河に沿って真っ直ぐにダーキー族やアナルテース族の国境まで続いている。それから左へ、河流とは別の地方へ曲り、広大なので多くの部族の国境に接している。ゲルマーニアのこの地方の誰でも、六十日間の行程を経て森の端まで行ったものがないし、森がどこからはじまるのか聞いたものもない。森の中には確かにほかでは見ることのできない種類の野獣が多く棲息している。中でも他のものと全く異って記憶すべきものは次の如くである。」
「鹿の姿をした牛がいて、その両耳の間の額の中央から一本の角が、我等に知られている角などより高く真っ直ぐに生えている。その頂点は手か枝のように大きくひろがっている。雌雄の特徴は全く同じで、角の形も大きさも等しい。」
「またアルケースと呼ばれるものがいる。その姿は斑の皮は山羊と同じだが少し大きく、角は退化して、足には瘤も関節もない。横になって休むことがなく、たまたま打ち倒されたりすると、起きて立つこともできない。樹木を寝床とし、それに寄り懸ってほんの僅か凭れて休む。猟師はその足跡でそれがいつも立ちもどる場所を知ると、その場所の樹木をみんな根こぎにするか伐り込んで置き、しかも樹木の立っている姿はそのままに残して置く。獣がいつものようにこれに凭れかかると、その重さで不安定な樹木を倒し、獣も一緒に倒れてしまう。」
「第三の種類はウリーと呼ばれるものである。これはその大きさがやや象に劣り、牛のような姿と色と形をしている。その力も速さも大したものである。人間でも野獣でも姿を見れば容赦しない。人間は陥穽で盛んにこれを捕えて殺す。(中略)いちばん多く殺したものは証拠として角を皆に見せ、絶讃を浴びる。小さな頃につかまったものでも、人に手なずけられたり、かいならされたりしない。角の大きさや姿や形は我々の牛の角とは全く違う。人々は熱心にこれを求め、縁を銀で囲み、盛大な饗宴の盃に使う。」













































































































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◆「樽のなかのディオゲネス」から「ねこぢる」まで◆

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Away with the Fairies

難破した人々の為に。

分野: パタフィジック。

趣味: 図書館ごっこ。

好物: 鉱物。スカシカシパン。タコノマクラ。

将来の夢: 石ころ。

尊敬する人物: ジョゼフ・メリック、ジョゼフ・コーネル、尾形亀之助、森田童子。

ハンス・アスペルガー・メモリアル・バーベキュー。

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