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ジョン・M・マグレガー 『ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で』 小出由紀子 訳

ジョン・M・マグレガー 
『ヘンリー・ダーガー 
非現実の王国で』 
小出由紀子 訳

Henry J. Darger: In the Realms of the Unreal

作品社
2000年5月25日 初版第1刷発行
2007年6月10日 初版第9刷発行
142p 著者・訳者略歴1p
26.4×31.4cm
丸背紙装上製本 カバー
定価6,500円(税別)
造本・装幀: 阿部聡



本書「訳者あとがき」より:

「本書は John M. MacGretor, *Henry J. Darger: Dans les Royaumes de l'Irreel* (Fondazione Galleria Gottardo, Lugano-Switzerland et Collection de l'art brut, Lausanne-Switzerland, 1996, Lausanne) の日本版である。マグレガー博士の論文は、オリジナルである英語原稿より翻訳し、ダーガーの小説もスイス版に6編を新しく追加して、英語から翻訳した。また、マグレガー博士の提案で、現在博士が出版準備をしている研究論文から「ノーマ・キャサリンの大虐殺」を加え、ダーガー作品の中で最も残虐な絵を詳しく分析し、彼のアンヴィヴァレンスについてより深い洞察を得ることができた。原書に掲載された図版はアール・ブリュット収集館の所蔵品で構成されているが、日本版ではキヨコ・ラーナーさんの協力を得て大幅に変更し、ダーガーが『非現実の王国で』に綴った主題の多様さと、それを絵にする想像力と手腕を十分にお見せできる出来栄えとなった。」


カラー図版39点と著作(「非現実の王国で」)の抜粋。解説中モノクロ図版49点。横長の本です。


ダーガー 非現実の王国で 01


帯文:

「Vivian Girls!
子供を奴隷にする残虐な大人たち、グランデリニア軍との死闘を繰り広げる
七人の少女戦士、ヴィヴィアン・ガールズの物語。」



帯裏:

「ヘンリー・J・ダーガー(1892―1973)
あまりに内気で誰にも相手にされなかったダーガーがひっそりとこの世を去ったとき、
彼の部屋を片づけようとした家主は驚くべきものを発見した。誰にも知られることなく、
60年間にわたって創作し続けられた1万5千枚を超える小説と戦慄の物語絵、
『非現実の王国で(非現実の王国として知られる地における、ヴィヴィアン・ガールズの物語、
子供奴隷の反乱に起因するグランデコ―アンジェリニアン戦争の嵐の物語)』だった。
極端に孤独な生涯をおくったダーガーは男女の性差さえ知らなかったらしい。
彼の描く少女たちは、ペニスをもっていたのである。
     ●
1993年「パラレル・ヴィジョン」展で世界に衝撃をあたえたオルタナティヴ・アートの天才、ダーガー初の本格的紹介。
カラー図版39点、ダーガーの小説『非現実の王国で(抄)』、マグレガー著『非現実の考古学 ヘンリー・ダーガーの世界』を収録。」



内容:

List of Color Plates

Color Plates カラー図版
 01 「サリー・フィールダー、デイジー、ヘティ、ヴァイオレット、アンジェリニア・アーロンバーグ、ジョイス、ジェニー、アンジェリン、キャサリン、マージョリー・マスターズ」
 02 「I リザレクトアクション・ランにて。獰猛なグランデリニアンに襲われ、ヴィヴィアンのひとりが手榴弾を投げる。」「一発の銃弾がジェニーにあたり(矢印を見よ)傷を負わせる。」
 03 「1 ジェニー・リッチーにて。偵察中、フェデラル人の親衛隊にまたつかまってしまう、グランデリニアンのなかでも人間味のある将軍たち、シューマニア、ジェシパイン・ジェンセン、他3人は彼女たちの処遇をめぐって意見を戦わす。」
 04 右: 「ターリントンにて。コンヴェンション将軍が指揮する敵に追われるヴィヴィアン・ガールズ。木の陰に隠れる。敵の姿は、木々に隠れて見えない。」/左: 「3 ジョーナルにて。彼女たちは全員敵陣を通りぬけようとして、隠れていた歩哨にみつかる。」
 05 「フェランタンブルグ・ランの戦いにて。彼女たちは、すさまじい銃火のなか、つかまる。」
 06 右: 「ねずみだらけの部屋に閉じ込められたときのこと、さんざん追いかけまわされたあげく、つかまえたねずみやはつかねずみを使って、彼女たちはまんまと逃げだした。グランデリニアンたちはねずみがこわかったのだ。兵隊ども!」/中: 「森林火災に追われる。大火災の大きさを見せつける。距離にして40マイル、猛然と近づいてくる。嵐の雲。」/左: 「森林火災を逃れ、火山の洞窟に入る。洞窟から出たものの、ブレンギグロメニアン・クリーチャーが待伏せ。」
 07 右: 「ジェニー 1 ターマーにて 彼女の経験と、結果」/左「2000フィート下、彼らがはじめにいたところ」「2 ジェニー・ターマーにて。男が彼女の首を絞めたとき、空気を求めて必死の抵抗。彼女は男とともに数百フィート落下したが、男の上に落ちたので、死んだのは男だけ。」
 08 「ズー・デュ・レー・ヴェックの後。I ヴィヴィアン・ガールズは激しく追跡されて、古い廃屋に逃げ込み――。」
 09 「ジョーナルにて。キンダーナイン軍を崩壊から救うため、ヴィヴィアン・ガールズは敵を偵察して罠にはまる、そして逃走。」
 10 「ロザンナホーガンにて。ヴィヴィアン・ガールズはふたたび敵に追われるが、ロザンナホーガンの戦線近く、背の高い草に火をつけて逃げ出す。」
 11 「ジェニー・リッチーにて。エヴァンスに聞かせた話の2。彼女たちは絨毯の中に隠れて逃げようとする。」
 12 「64 ジェニー・リッチーにて。絨毯を運んでいたグランデリニアンのひとりがへまをしたので、他の連中も奴といっしょに転んでしまい、リトル・ガールズの試みを無残にくじいた。」
 13 「正体がばれてしまったが、グランデリニアンが彼女たちを自動車でキャンプに連行したとき、機械が故障したので、少女たちはやすやすと逃げ出すことができた。」
 14 「カルマンリナにて。肉迫戦の間、戦闘を交える両陣営の兵士たちにあやうく飲み込まれるところだったが、戦場の高い木に登って難を逃れる。」
 15 右: 「3 マックコール・ランにて。火の手。」/中: 「2 マックコール・ランにて。彼女たちは上の部屋で、黒い、奇妙なものが空中を通りすぎるのを見た(悪魔はこんな形をしていた)。」/右: 「1 マックコール・ランにて。ヴィヴィアン・ガールズは『呪われた家』で奇妙な血塗られた現象を目撃した、おそらくアーロンバーグ殺害に関係があると思われる。No. 1ガス噴射現象。彼女たちが栓をしめたにもかかわらず、炎は消えるどころか勢いを増した。」
 16 右: 「3 彼女たちは大きな楽器ケースの中に隠れようとしたが、蓋がガラスでできていたので、みつかってしまう。」/中: 「グランデリニアンは勇敢な少女たちをまさに吊るそうとしていた。彼女たちがどんなふうに吊るされたか、次の絵を見よ。」/左: 「彼女たちは、泳いでいたグランデリニアン将校のひとりを捕えた、男がほとんど裸だというのに、敵の戦線をくぐり抜けさせて、男が警報しないように、木に縛りつけた。ジェニー・リッチーにて。」
 17 「マックホルスター・ランの戦いにて。彼女たちは250フィートもの長いロープを伝わり降りて勇敢な脱出を図る、はるか下からは情容赦ないグランデリニア兵士が火をあおる。」「小さな窓に格子があるが、これは刑務所ではなかった。」
 18 「ズー・レー・デュ・ベックにて。」「エヴァンス(矢印を見よ)とヴィヴィアン・ガールズは、チャイルド・スカウトに護られた子供たちをのせた荷馬車を、グランデリニアンに追われながらも安全な場所へと先導する。」
 19 「カルマンリニアにて。彼女たちは徹頭徹尾グランデリニアンに反抗する。」
 20 「セデルナインにて。ジェニーが負傷。そしてふたつの火を噴く戦線に囲まれる。姉妹によって救出。」
 21 無題
 22 右: 「206 彼女たちは室内にいて、マンレイ将軍のヴィヴィアン将軍暗殺計画を聞いてしまう。」/左: 「ヴィヴィアン将軍を殺すには、奴を捕えねばならん。」「ヴィヴィアン将軍を生きて捕えることは不可能です。」「ならば殺してしまえ。」「奴はジェニー・リッチーにいる。」
 23 「54 ジェニー・リッチーにて。お父さんに危険を知らせている間、窓から、近づく嵐の夜の黒雲を眺める。」
 24 「53 ジェニー・リッチーにて。お父さんに知らせるため、裸姿で、近づく嵐の前を疾走。」
 25 「107 ジェニー・リッチーにて。間一髪、急ごしらえのシェルターにたどりつく。」「F. I. グリーン」「おかしな……乗物風船」「水に落ちる雨しずく」
 26 「荒れ狂う雷雨を逃れ、シェルターめざして疾走……。」「歩道の花は曲がって生えてきたわけではない……、風が強くて、前後に揺れている。」「嵐の予感。小さな少女が手にしているのは苺ではない。それは、楽園の木の……。」
 27 「この絵には描かれていないが、グランデリニア兵たちの攻撃は失敗、バルボアの茂みに隠れて、つかまるところをあやうく逃れる。」
 28 「気違いじみた像を燃やすと、爆発で四方八方に飛び散った。かけらのひとつで頭を打った少年は次の絵で医者の手当てを受ける。」「あまり近くには行けないわ。熱すぎるもの。」「ここにおろしましょうよ。」
 29 右: 「1 ヴィヴィアン・ガールズのひとり、ジェニーは双眼鏡を手に、子供たちが虐殺されるのを見ていて、姉妹たちの注意をうながす。」「てっぺんの白いものは雪ではなく、火山灰か火山塵である。」「場所は特定されず。」「ヘンリー山」「アンドリュー山」/左: 「ジェニー・ターマーにて。子供たちは森林火災が迫る通り道の木に縛られている。このうえなくひどい危険にもかかわらず、ヴィヴィアン・ガールズは子供たちを救出した。」
 30 右: 「銃弾があたりに炸裂するなか、腸を抜かれた子供たちの死体野原を逃避、ぞっとする。ヴィヴィアン・ガールズは紫色の縁取り帽子を被っている、他はガールスカウト。」/中: 「ジェニー・リッチーにて。再び逃走、」/左: 「ジェニー・リッチーにて。ヴィヴィアン・ガールズはヴィヴィアン将軍(皇帝)、すなわちお父さんの命を受け、敵軍のある計画を入手するために遣わされる。ヴィヴィアン・ガールズは金髪。ひとりは旗を繕っているが、髪の色を変えている。」
 31 右: 「ジェニー・リッチーにて、ノーマ・キャサリンを経て、裸の子供たちはすさまじい炎熱に焼かれる最悪の責苦に処せられる。」「ヴィヴィアン・ガールの王女たちは、身の毛もよだつような子供たちの虐殺を目撃させられた。ヴィヴィアン・ガールズはここには描かれていない。」/中: 「ジェニー・リッチーを経て、ノーマ・キャサリンにて、ヴィヴィアン・ガールズは、怒り狂ったグランデリニアンたちが子供たちの腸や他の臓物をひきちぎるのを目撃した。虐殺の後の結果である。ここに描かれているのは、殺された子供たちの中のほんの数千というにすぎない。」/左: 「命をかけて戦ったが、みなほとんど、殺されてしまった。台風が彼らを救う。」
 32 「31 ジェニー・リッチーにて。嵐の間、敵に追われて押しまくられ、スーツリーミス山の洞窟で迷子になる。洞窟は、断面で描かれ、謎の光源に照らされて不思議な感じに明るい。遠くにいる敵の兵士は少女たちに接近しつつある。」
 33 「151 ジェニー・リッチーにて。真っ暗闇で迷子。」
 34 「160 ジェニー・リッチーにて。次の朝、子供捕虜たちはアーロンバーグ・ラン川を渡って逃げる。絵の右手、岸にいるリトル・ヴィヴィアンたちは、子供たちが罠にはまる前に引き返させようとしている。」「小さな砂州」
 35 「172 ジェニー・リッチーにて。嵐が続く、雷がシェルターに落ちるが傷ついた者はいない。」「雨のしずくで水がはねる。」
 36 無題
 37 「150 ジェニー・リッチーにて。ふたたび嵐になり、シェルターを目指して巨大花の咲く野原を走る。」
 38 「エピソード3 場所は特定されていない。凶暴な嵐のなかを逃走、長い距離を追跡されながらもまだ闘っている。」
 39 「213 ジェニー・リッチーにて。2日後。ふたたび囚われる。」

Part 1 非現実の王国で 抄
 1 王国の風景
 2 戦争に突入した世界
 3 ダーガー、筆者として戦争の恐怖を語る
 4 ジャック・エヴァンス、ヴィヴィアン・ガールズを救出する
 5 ヴィヴィアン・ガールズの冒険
 6 ダーガー、ヴィヴィアン・ガールズをテストする
 7 ヴィヴィアン・ガールズ、スパイとしてすばらしい手柄をあげる
 8 子供奴隷の生
 9 子供殉教者、リトル・ジェニー・アンジェの死
 10 ブレンギグロメニアン・サーペント、女の子を救う
 11 ブレンゲンの襲撃
 12 サンタクロースからの手紙
 13 宙に浮かぶナイフ
 14 リトル・アニー・アーロンバーグ殺害
 15 アニー・アーロンバーグの幽霊、ダーガーに現われる
 16 アニー・アーロンバーグの幽霊、ヴィヴィアン・ガールズに現われる
 17 絵を描くペンロード
 18 血で塗り固められた、奇妙なしるし
 19 楽園の夢

Part 2 非現実の考古学 ヘンリー・ダーガーの世界
 部屋
 人生
 王国
 失われた写真
 ブレンゲン
 猛威をふるう自然
 絵に描かれたイメージ
 「発見された」イメージ
 イメージの修正
 ダーガーとコラージュ
 ダーガーとドローイング
 写真による引き伸ばし
 成熟期のコラージュ=ドローイング
 ノーマ・キャサリンの大虐殺
 庭の子供たち

原註 訳註
参考図版一覧
訳者あとがき
重要展覧会



ダーガー 非現実の王国で 06


ダーガー 非現実の王国で 07



◆本書より◆


「8 子供奴隷の生」より:

「ペンロードはまた、同じ城塞の別の場所で、仕事が遅いという理由で、グランデリニアンの将校がサーベルを抜き、女の子の両手を手首から切り落とし、城壁のむこうに放り投げたという話を聞いた。」
「彼はもうひとり、腕を折られ、鼻を折られたうえに、殴られて顔が青黒くあざになった女の子をみつけた。彼女を救出したときに捕えた兵士は、厳しい尋問の末、その子の主人が、髪の毛を片手でつかんで少女を吊るし、兵士たちに両方の拳で彼女をサンドバッグのように殴らせていたことを認めた。グランデリニアンたちはまた、たいそうふしだらな目的のために子供奴隷を使ったが、たいていの場合、子供を奴隷にした兵士たちは、拷問し虐待するための、ちっちゃくて無力な人間が欲しかったようだ……」



「9 子供殉教者、リトル・ジェニー・アンジェの死」より:

「ジェニー・アンジェは墓の中に安らかに横たわり、殉教の聖なる眠りについていた。墓の横に立ちつくすヴァイオレットと妹たち、その姿はいつにもまして美しかった。ヴァイオレットと妹たちは涙をこぼしながら、うやうやしくひざまずくと、苦難に身を殉じた少女の墓に接吻した。「アンジェ」と囁いた、「アンジェ」。すると涙がぽろぽろこぼれた。」


「非現実の考古学 ヘンリー・ダーガーの世界」より:

「彼が、勤め先の病院で皿洗いをしている姿や、教会のミサに参列している姿を見かけたとしたら(あるいは近所のゴミバケツを漁っていることだってあったかもしれない)、こんな男のことなど気にも留めなかっただろう。片足をひきずる、うす汚れた老いぼれだ。ひび割れた眼鏡をテープで留め、くるぶしまで届くぞろりと長い軍用コートを着た男。孤独で、人見知りをし、ひきこもりがちな男。彼は他人との接触を避けていた。相手の目を見ることなんてできなかった。ごく稀に話をすることもあったが、話題といえば天気のことばかり。ヘンリーのことを本当に知る人は誰もいなかった。」
「ダーガーの生存中、彼の部屋に足を踏み入れた人はほとんどいない。ひとりぼっちで、自分の殻に閉じこもっていた。おとなになってからというもの、友人はなく、訪ねてくる人もいなかった。それなのに家主は、彼が自分の部屋でにぎやかに話しているのを耳にしたという。実際には存在しない訪問者と何時間も話しこんでいたのだ。(中略)稀に、暑い日には外階段に腰をおろしていることもあった。」

「ヘンリー・ジョゼフ・ダーガーは1892年4月12日に生まれた。(中略)母親、ローザ・ダーガー=フルマンはウィスコンシン州出身で、1896年に35歳で亡くなっている。(中略)死因は女児出産の際の感染症で、ヘンリーの妹になるはずだった赤ん坊はすぐに養子に出されている。ヘンリーには母親の記憶はなく、妹の顔を見たこともなければ名前も知らなかった、と言っている。しかし、妹を失ったこと、そして妹の消息を知り得なかったことが、彼のその後の人生で重大な意味をもつことになる。」

「彼は気象の変化に極度に敏感で、刻々と変わる空の光、色、形といったものにどうしようもなく魅せられていた。」

「彼は行方不明の子供たちすべてに深い愛着を感じていた。行方不明になって辛い思いをした子供たち、あるいは彼らが無事に家族のもとに戻ったことを報じる記事の切り抜きが部屋中溢れていた。不幸な結末を記したものもある。子供の誘拐や子供が殺された事件を報じる写真や記事。これらの、行方の知れない子供たちの記事や写真の背後には、悲しみ、欲望、怒りの深い思いがひそんでいる。ヘンリー自身も、捨てられた子供であったことを忘れてはならない。この部屋で、彼は、見捨てられ虐待された子供たちの擁護者となった。彼の膨大なコレクションは一生を賭けた救出作戦である。」



ダーガー 非現実の王国で 02


ダーガー 非現実の王国で 03


ダーガー 非現実の王国で 05


ダーガー 非現実の王国で 04




Natalie Merchant - The Ballad of Henry Darger




「Who'll save the poor little girl?
Henry Darger, Henry Darger
Who'll save the poor little girl?
Henry, Henry
Oh Henry Oh
Henry, Henry

Who'll tell the story of her?
Henry Darger, Henry Darger
Who'll tell it to all the world?
Henry, Henry
Oh Henry Oh
Henry, Henry

Who'll buy the carbon paper now?
Henry Darger, Henry Darger
Who'll trace the lines of her mouth?
Henry, Henry
Oh Henry Oh
Henry, Henry

Who will conquer foreign worlds searching for the stolen girls?
Princesses you'll never fear the patron saint of girls is here!
Who will draw the cavalry in and risk his very own precious skin
To make our Angelina a free and beautiful land again?
Henry

Who'll love a poor orphan child
Henry Darger, Henry Darger
Lost, growing savage and wild?
Henry, Henry
Oh Henry Oh
Henry, Henry..」



(意訳:
「かわいそうな女の子を救うのはだれ?」
「ヘンリー・ダーガー」
「女の子に起きたことを伝えるのはだれ?」
「ヘンリー・ダーガー」
「その不幸を世の中に伝えるのはだれ?」
「ヘンリー・ダーガー」
「女の子のアイコンを(聖顔布のように)カーボン紙で写し取るのはだれ?」
「ヘンリー・ダーガー」
「さらわれた女の子をさがして異邦を征服するのはだれ?
疎外された王女たち、もう恐れることはない
身をなげうってアンジェリニア回復のためにたたかう
守護聖者ヘンリーがここにいるから」
「迷子になって社会から外れてしまった
孤児(みなしご)たちを愛するのはだれ?」
「ヘンリー・ダーガー」)




こちらもご参照ください:

カルロ・ギンズブルグ 『ベナンダンティ ― 16-17世紀における悪魔崇拝と農耕儀礼』 竹山博英 訳
ハンス・ヨナス 『グノーシスの宗教』 秋山さと子/入江良平 訳
『シモーヌ・ヴェーユ著作集Ⅱ ある文明の苦悶 ― 後期評論集』
柳宗玄・中森義宗 編 『キリスト教美術図典』
ヤコブス・デ・ウォラギネ 『黄金伝説 1』 前田敬作・今村孝 訳
ヒレア・ベロック/エドワード・ゴーリー 『悪いことをして罰があたった子どもたちの話』 柴田元幸 訳





















































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Author:ひとでなしの猫
 
うまれたときからひとでなし
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◆「樽のなかのディオゲネス」から「ねこぢる」まで◆

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難破した人々の為に。

分野: パタフィジック。

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