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『マグリット展』 (国立新美術館 2015年)

『マグリット展』 
René Magritte


編集: 国立新美術館/読売新聞東京本社事業局文化事業部
制作: 名塚雅絵/廣瀬歩
発行: 読売新聞東京本社
2015年
302p
29.6×24.2cm
角背紙装上製本
デザイン: 川添英昭


2015年3月25日(水)―6月29日(月)
国立新美術館
主催: 国立新美術館、ベルギー王立美術館、読売新聞社、TBS



出品作品図版131点。資料図版55点。部分拡大図14点、その他作品図版1点。マグリット肖像写真1点。
本文中参考図版34点、年譜に写真図版20点。
ミシェル・ドラゲの文章は原文はフランス語ですが、邦訳と英訳のみで原文は掲載されていません。邦訳はたいへんよみにくいです。


マグリット展 2015 01


マグリット展 2015 02


内容:

ごあいさつ (主催者)
Foreword (The Orgaizers)
日出ずる地のマグリット (チャーリー・エルスコヴィッチ マグリット財団代表)
Magritte in the Land of the Rising Sun (Charly Herscovici)
謝辞 Acknowledgments

序文 (ミシェル・ドラゲ)
マグリットと精神分析 (ミシェル・ドラゲ/長谷川晶子 訳)
マグリット、あるいは問題の芸術 (ミシェル・ドラゲ/長谷川晶子 訳)
年譜 1898-1967 (編: クロード・ゴールマンス/山口詩織 訳)

Catalogue (章解説: ミシェル・ドラゲ/長谷川晶子 邦訳/ディーク・ドゥシンベル 英訳、作品解説: 南雄介/瀧上華/岩﨑美千子)
Ⅰ 初期作品 Early Works, 1920-26
Ⅱ シュルレアリスム Surrealism, 1926-30
Ⅲ 最初の達成 The First Accomplishment, 1930-39
Ⅳ 戦時と戦後 War and Post War, 1939-48
Ⅴ 回帰 The Return, 1948-67

ルネ・マグリットとマルセル・デュシャン (南雄介)
ルネ・マグリット――「昼」と「夜」にいるマグリット (尾﨑眞人)
ショーウインドウとしての絵画 (瀧上華)

Introduction (Michel Draguet)
Magritte and Psychoanalysis (Michel Draguet/Translated from the French by Deke Dusinberre)
Magritte, or, The Art of Problems (Michel Draguet/Translated from the French by Deke Dusinberre)
René Magritte and Marcel Duchamp (Yusuke Minami/Translated by Cheryl Silverman)
The Night and Day of René Magritte (Masato Ozaki/Translated by Stanly N. Anderson)
Magritte Painting as Show Window (Hana Takigami/Translated by Cheryl Silverman)

主要参考文献 (岩﨑美千子 編)
索引 Index



マグリット展 2015 06



◆本書より◆


「マグリット、あるいは問題の芸術」(ミシェル・ドラゲ)より:

「こうしてマグリットはある探求に身を投じることになった。ロンドン・ギャラリーで開催された「若きベルギーの芸術家たち」展にあわせて、1937年2月ロンドンの講演のなかでこの探求を素描している。

 1936年のある日の夜、私は鳥がなかで眠っている鳥かごの置かれた部屋で目を覚ましました。とんでもない誤認をして、鳥かごのなかに、消え失せた鳥の代わりに卵を目にしたのです。ここで私は驚くべき詩の新たな秘密を手にしました。というのも、以前は奇妙なもの同士の出会いによって衝撃を受けたものですが、私がおぼえた衝撃は、鳥かごと卵の親和性によってまさに引き起こされたものだからです。
 この時から私は、鳥かご以外のものが、固有のあらかじめ定められた要素を明らかにすることで、卵と鳥かごが結びついて引き起こせたのと同じくらい明白な詩を私に開示してくれることを探し求めるようになりました。

マグリットは、その後生涯を通じて続けることになる方法をここから引き出した。」

「卵の問題と並行して、マグリットは第2番目の「問題」に取り組んだ。1932年には《予期せぬ答》(中略)へと結実する扉の問題である。(中略)数年後、「生命線」試論において、マグリットは「解決された」問題のカタログを作成した。「扉の問題は、人が通り抜けられる穴を与えました。私は《予期せぬ答》において、部屋のなかに閉められた扉を提示しました。扉のなかでは、不定形の穴が夜を開示しています」。窓の問題は、1933年に《人間の条件》(中略)のなかで解決されている。「窓の問題が《人間の条件》を生み出しました。この絵画の上に表された木は、その後ろ、部屋の外に位置する木を隠していました。見る者にとって、木は絵画の上、部屋のなかにあると同時に、思考の上では、実際の風景のなか、部屋の外にあったのです。私たちはこのようにして世界を眺めます。私たち自身の外にあるものとしてみると同時に、われわれの内には世界の表象しかもたないのです」。」



マグリット展 2015 03


「狂気について瞑想する人物」。


作品解説より:

「《狂気について瞑想する人物》は、近年行われたX線調査によって右側にも別の男の姿が描かれていたことが判明した。マグリットははじめ、右側の男が左側の男の顔を覗き込むように描いていたが、その後右の男の姿を塗りつぶして消したため、最終的にはテーブルの上の何もない空間をじっと見つめる左側の男の姿のみが画面上には現れている。」


マグリット展 2015 04


「ある聖人の回想」。

























































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尊敬する人物: ジョゼフ・メリック、ジョゼフ・コーネル、尾形亀之助、森田童子。

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