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Haizea 『Haizea』『Hontz Gaua』


Haizea 
『Haizea』



haizea 1


LP: Herri Gogoa HG-149 LS (1977)
CD: Elkar KD-HG-149 (1990)

1. Brodatzen Ari Nintzen (Herrikoia) 5:16
2. Urzo Aphal Bat (Herrikoia) 4:11
3. Loa Loa (Herrikoia) 4:51
4. Goizeko Euri Artean (Artola) 4:43
5. Ura Ixuririk (Herrikoia) 5:03
6. Oreina Bila (Lasa) 4:06
7. Arrosa Xuriaren Azpian (Herrikoia) 10:04

Xabier Lasa: Kitarra eta flauta
Grabiel F. Barrena: kontrabajoa
C. Busto Hondar: perkusioa
Txomin Artola: kitarra eta abeslaria
Amaia: abeslaria




Haizea 
『Hontz Gaua』



haizea 2


LP: Xoxoa X-11.105 (1979)
CD: Elkar KD-10105 / Lost Vinyl L.V.-006 (1994)

1. Anderea (Herrikoia) 3:32
2. Egunarn Hastapena (Lasa) 5:39
3. Argizagi Ederra (Herrikoia) 4:10
4. Arnaki (Haizea) 5:19
5. Hontz Gaua (Herrikoia/Haizea) 14:14
(a- Hegoa Heldu da)
(b- Maritxiki Korupeko)

Xabier Lasa: gitarra elektriko eta akustikoa, adarrak, alboka
C. Busto: bateria, perkusioa, xilofoia, kongak
Xabier Iriondo: flauta, gitarra akustikoa eta portugesa
Gabriel Barrena: kontrabaxua eta baxu elektrikoa
Amaia: ahotsa
Laguntzaileak
Pello: ahotsa
Borja Lertxundi: bibolina




◆感想◆


アイセア(Haizea)はバスクのトラッドフォークグループですが(作曲者が「Herrikoia」になっているのはトラディショナル曲(伝承民謡)です)、しかし一概にフォークと呼んでしまってよいものか、そのへんはおいおい説明しますが、セカンドの『アウツ・ガウア』はマーキー/ベルアンティークの「バスク幻想」シリーズで、ファーストは後に輸入盤CDで購入しました。「バスク幻想」シリーズからはヴォーカルのアマイア・スビリアとパスカル・ゲイニュ(ビクトル・エリセの『マルメロの陽光』の音楽を担当した人)による映画音楽を集めたアルバム『ツィネマン』もリリースされています。

そこでファーストアルバムですが、谷内六郎というか滝田ゆうのようなほのぼのとした童画ふうジャケ絵になごみつつレコードに針を下ろすと、じゃなかった、CDをドライブに入れて回転させると、アコギ2本に男女ヴォーカル+ウッドベース(弓)によるピーター・ポール&マリーふうフォーク曲「Brodatzen Ari Nintzen」から始まって、フォルクローレふうの「Urzo Aphal Bat」、このへんまでは健全フォーク路線ですが、3曲目の「Loa Loa」あたりからバックの音がちょっと妙な感じになって、アコギにエフェクトをかけたり、グロッケンシュピールが入ったり、アマイアの妙なスキャットがきこえてきたり、「Ura Ixuririk」に至ってはスキャットにシンバルに逆回転ギター、ややおとなしめながらセカンドアルバムでの壊れぶりへの伏線になっています。最後の曲「Arrosa Xuriaren Azpian」になって、ようやく(?)ペンタングルっぽくなりますが、しかしまっとうにやろうとすればするほど演奏の単調さ(稚拙さ)は免れないです。

そしてセカンド『アウツ・ガウア』ですが、ジャケ絵はファーストのほのぼの路線から一転して妖しげな月の光に照らされた夜の都会。ファーストの歌のおにいさん(Txomin Artola)も方向性の違いを理由に脱退してしまいました。CDをドライブに入れて回転させると、きこえてくるのはカントリーふうの曲調でフィドルも入るのになぜか沈み込むような妙な違和感のある「Anderea」、ギターにもエフェクトをかけまくっています。続く「Egunarn Hastapena」は民謡風メロディにコントラバス(弓)にヴァイオリンにフルート、ドラムが入ってエフェクト処理で唐突に終ると、アマイアのスキャットにフリーキーな演奏がからむ「Argizagi Ederra」、サイケデリックな「Arnaki」、さらに14分の大曲「Hontz Gaua」はグレゴリオ聖歌ふう詠唱から始まってアコギ、フルート、ウッドベース(弓)、パーカッション、コーラス、鉦が鳴って狂乱のスキャットでおどろおどろしい展開になって最後はアマイアの歌で〆るものの呪術的余韻が尾を引きます。当初はPP&Mやペンタングルを目指していたはずが、これはもはやサン・ジュストとかピエロ・ルネーレとかヤクラとかエレヤーナス・トレッゴードとかキング・クリムゾン『アイランド』の世界であって、ある意味、禁断の領域に足を踏み入れてしまったといってもよいです。ファーストとの落差が(ジャケも含めて)あまりに凄まじいので夢に出てきそうです。

そういうわけでアイセアのオススメはセカンド『Hontz Gaua』です。あえてオススメするとすればです。



Haizea - Hontz Gaua






















































































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ひとでなしの猫

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うまれたときからひとでなし
なぜならわたしはねこだから
 
◆「樽のなかのディオゲネス」から「ねこぢる」まで◆

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Away with the Fairies

難破した人々の為に。

分野: パタフィジック。

趣味: 図書館ごっこ。

好物: 鉱物。スカシカシパン。タコノマクラ。

将来の夢: 石ころ。

尊敬する人物: ジョゼフ・メリック、ジョゼフ・コーネル、尾形亀之助、森田童子。

ハンス・アスペルガー・メモリアル・バーベキュー。

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