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『Tarot de Marseille, Jean Noblet』 (restored by Jean-Claude Flornoy)

『Tarot de Marseille,
Jean Noblet』

Restored by Jean-Claude Flornoy


Editions "letarot.com", 2007
78 cards and 64-page booklet
10x6.5cm
Made in the European Union



ノブレ版マルセイユ・タロットがヤフオクで2,310円(送料込)で出品されていたので落札してみました。
正確にいうと17世紀にパリで発行されたジャン・ノブレ(Jean Noblet)のタロットをジャン=クロード・フロルノワが復元(現存するノブレのデッキに欠けている剣の6~10は「マルセイユ・スタイル」で再創造)したものです。
ノブレ版は現存するマルセイユ系タロット・デッキのなかでは最古のものだそうですが、それにふさわしい古拙感がただものではないです。殊にフロルノワはクリスタルクリアーな線と色彩で原画を描き直しているので、絵そのものの持つ古拙感にターボがかかっています。
その点、フロルノワとは別にノブレ版の復元(復刻)を手がけたジョゼフ・H・ピーターソン(Joseph H. Peterson)は、原典のかすれた線やくすんだ色彩を再現しようとしているので、古拙感がしっくりします。じつをいうとそっちが欲しかったのですが、売ってないので買えないです。



tarot noblet 01


サイズはやや小さめです。



tarot noblet 02



「魔術師」の左手の先端部分が欠けています。

全員おとぼけ顔ですが、特に女帝(L EMPERATRISE)のおとぼけぶりは並大抵ではないです。そこへいくと愚者がいちばんキリッとしていて知的かもしれないです(フォーク・ギタリストのジョン・レンボーンにそっくりです)。とはいえパンツをはいていないのでたいへん無防備です。



tarot noblet 03



マルセイユ系タロットでは大アルカナ13番にはカードの名称(「死」)が記載されていないのがふつうですが、ノブレ版では「LA MORT」と記入されているのが特徴的である、と解説書にはありますが、それよりもガイコツなのに「ハタ坊」みたいな髪の毛が生えているのが特徴的です。





Jean Noblet Tarot c. 1650s Comparison PART 1: Peterson (Facsimile, 2016) v Flornoy (Redrawing, 2014)




















































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◆「樽のなかのディオゲネス」から「ねこぢる」まで◆

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難破した人々の為に。

分野: パタフィジック。

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好物: 鉱物。スカシカシパン。タコノマクラ。

将来の夢: 石ころ。

尊敬する人物: ジョゼフ・メリック、ジョゼフ・コーネル、尾形亀之助、森田童子。

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