伊藤清司 監修・解説 『怪奇鳥獣図巻』

伊藤清司 監修・解説 
『怪奇鳥獣図巻』

大陸からやって来た異形の鬼神たち

工作舎 
2001年1月25日 発行
150p 
A5判 角背紙装上製本 カバー 
定価3,200円+税
エディトリアル・デザイン: 宮城安総+小泉まどか



江戸時代に作成された肉筆絵巻(縦27.5センチ、長さ13.12メートル、成城大学図書館所蔵)に登場する七十六種の妖怪(鳥獣)をカラー図版で紹介。
中国古代の地理誌『山海経(せんがいきょう)』は、江戸時代には和刻本も刊行されていたようですが、本書掲載の絵巻は清朝時代の『山海経』絵図を下敷きにして描かれたものらしい。巻末附録として清の汪紱(ふつ)による『山海経存』全九巻の妖怪図(モノクロ)が掲載されていて、図版は小さいですがガロ系ですばらしいです。


怪奇鳥獣図巻 01
 
 
カバーそで文:
 
「大陸からやって来た異形の鬼神たち」
「不可思議な鳥獣、異様異体の鬼神たちが次々に登場する『怪奇鳥獣図巻』は、江戸の無名の絵師によって描かれた極彩色の絵巻物。中国古代の奇怪な博物誌『山海経』からの引用を中心としつつ、来歴不明の「妖怪」たちも少なからず顔を見せる。古代中国と江戸期日本のイマジネーションが交差する妖怪絵巻の全貌をオールカラーで初公開。」



帯文:
 
「白澤、龍馬、九尾狐、狒狒、獏……
全76種、極彩色の中国妖怪カタログ
大和絵になった『山海経』の世界
附録・『山海経存』全194図400余種の妖怪図」



目次:
 
解説『怪奇鳥獣図巻』をめぐって (伊藤清司)
翻刻凡例 (磯部祥子)

『怪奇鳥獣図巻』 (解説: 伊藤清司/翻刻: 磯部祥子)

附録『山海経存』の図譜




◆本書より◆


怪奇鳥獣図巻 02


怪奇鳥獣図巻 04


怪奇鳥獣図巻 03

 
「燭陰(しょくいん)」

「せうさんに神ありしょくいんとなつく
風しんなりみる事
ひるたりなく事
よるたりのますくらはすしてそくき也」

「北の果ての鍾山にいる人面・龍身の神。身の丈(たけ)は千里もある巨大な姿をし、眼をひらけば世界は昼になり、つむれば夜になる。なにも飲まず、食わずにいるが、口を大きくあけて息を吐くと世界は夏、つぼめて強く吹くと冬になる。図巻には「昼は見て、夜には泣く」と誌している。」



伊藤清司 怪奇鳥獣図巻4



◆本書附録『山海経存』より◆


怪奇鳥獣図巻 05


怪奇鳥獣図巻 06


怪奇鳥獣図巻 07


怪奇鳥獣図巻 08


怪奇鳥獣図巻 09


怪奇鳥獣図巻 10




こちらもご参照ください:

『抱朴子 列仙伝・神仙伝 山海経』 (中国古典文学大系)























































































































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