『アッジェ/巴黎』

「なによりもまず、彼の仕事は誠実なのだ。」
(ピエール・マッコーラン)


『アッジェ/巴黎』
文: ロール・ボーモン=マーエ
訳: 大沢類

リブロポート 
1993年11月27日発行
787p 
19.5×14.5cm 並装 カバー 
定価6,695円(本体6,500円)
日本語版編集・制作: アール・ヴィヴァン
造本・装幀: Atalante (パリ)



ATGET/PARIS, présentation et texte par Laure Beaumont-Maillet, Editions Hazan, 1992


アッジェ 巴黎 01


写真図版779点。分厚いアッジェのパリ写真集。
「アール・ヴィヴァン」で二号にわたってアッジェの特集号が出て、その後で本書が出たのではなかったかと思います。


帯文:

「日仏両語掲載。アッジェの三脚の位置にあなたを誘う!
アッジェ「これは記録です。」
アッジェ自身が自らの写真集を編んだら、
本書のようになったに違いない。」



アッジェ 巴黎 02


目次:

序文 (ロール・ボーモン=マーエ)
図版キャプション

第1区
 サン=ジェルマン=ロークセロア地区
 レ・アル地区
 パレ・ロワイヤル地区
 ヴァンドーム地区
第2区
 ガイヨン地区
 ヴィヴィエンヌ地区
 マイユ地区
 ボン=ヌーヴェル地区
第3区
 アール=エ=メチエ地区
 アンファン=ルージュ地区
 アルシーヴ地区
 サン=タヴォワ地区
第4区
 サン=メリ地区
 サン=ジェルヴェ地区
 アルスナル地区
 ノートル=ダム地区
第5区
 サン=ヴィクトール地区
 ジャルダン・デ・プラント地区
 ヴァル=ド=グラス地区
 ソルボンヌ地区
第6区
 モネ(造幣局)地区
 オデオン地区
 ノートル=ダム=デ=シャン地区
 サン=ジェルマン=デ=プレ地区
第7区
 サン=トマ=ダキャン地区
 グロ=カイユ地区
 アンヴァリッド地区
第8区
 シャン=ゼリゼ地区
 フォーブール=デュ=ルール地区
 マドレーヌ地区
 ユーロップ地区
第9区
 ショセ=ダンタン地区
 フォーブール=モンマルトル地区
 サン=ジョルジュ地区
第10区
 サン=ヴァンサン=ド=ポール地区
 ポルト・サン=ドニ地区
 ポルト・サン=マルタン地区
 ロピタル・サン=ルイ地区
第11区
 サン=タンブロアーズ地区
 ロケット地区
 サント=マルグリット地区
第12区
 ベル=エール地区
 ピクピュス地区
 キャーンズ=ヴァン地区
 ベルシー地区
第13区
 ラ・サルペトリエール地区
 ラ・ギャール地区
 ラ・メゾン・ブランシュ地区
 クルールバルブ地区
第14区
 モンパルナス地区
 モンスリ地区
 プチ=モンルージュ地区
 プレザンス地区
第15区
 サン=ランベール地区
 ジャヴェル地区
第16区
 ミュエット地区
 シャイヨ地区
 ポルト・ドーフィヌ地区
第17区
 テルヌ地区
 パティニョル地区
第18区
 グランド=キャリエール地区
 クリニャンクール地区
第19区
 ポン・ド・フランドル地区
 アメリック地区
第20区
 サン=ファルゴー地区
 ベルヴィル地区
 ペール=ラシェーズ地区
 シャロンヌ地区
 
街路索引
写真クレジット



アッジェ 巴黎 03



◆本書より◆


「序文」より:
 
「30年前、専門家以外ユジェーヌ・アッジェという名前を耳にすることはなかった。だが、現在では“古きパリ”の写真家のなかで、彼はもっとも知られた存在になっている。作品はさまざまな方面に利用されている。(中略)要するに、完璧な国際的な栄光につつまれているというわけだ。けれどこの栄光も遅れてやってきたものだ。1927年、死のときにあっては、たったの一行たりとも報道されることはなかったのだから。」

「なぜシュルレアリストたちはアッジェを取り上げたのだろうか? マン・レイはアッジェを発見したのは自分だといつも主張していたし、ロベール・デスノスもそう認めていた。しかし、シュルレアリストたちがアッジェを仲間に引き入れようとしたとき、アッジェは何もせず、彼らを避けてしまった。(中略)いかなるスローガンのもとであれ、役割を担うことなど願い下げだと思っていただろうからだ。(中略)アッジェの作品は衒いもなければ気取りもない、それ自体ささやかな写真にすぎないのだが、その映像には取るに足らぬものたちの悲惨な性格が現われている。それらの映像たちには「人と周囲の世界を、互いに見知らぬものにしてしまう働きがある」とワルター・ベンヤミンは述べている。
 アッジェはまっ正直な廉直さで生きていた。また、滑稽なものへの抑えがたい性向も持っていた。さもなければコルセット屋のウインドーに並ぶ、青髭の末裔を刺激する頭部のない女性群や、人型を入れない下着たちを撮りはしなかっただろう。」



アッジェ 巴黎 04


アッジェ 巴黎 05


アッジェ 巴黎 06


アッジェ 巴黎 07


アッジェ 巴黎 08



こちらもご参照ください:

『ブラッサイ 夜のパリ』










































































































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ひ-2-改(ひとでなしの猫 2 改訂版)

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尊敬する人物: ジョゼフ・メリック、ジョゼフ・コーネル。

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